此人は二十四才の若い身空であり乍ら、二十年間顔の皮膚病で困り、きまりが悪いとして外出も出来なかったのが、僅か四ケ月で奇麗に治ったのであるから、その喜びは如何ばかりであろう。何しろ嫁入盛りの年で、医療ではどうしても治らないのであるから、若し浄霊を知らなかったとしたら、一生涯日蔭の運命に暮さなければならなかったのであるから、その不幸な運命は察するに余りある。此事だけにみても、浄霊の如何に素晴しいものであるかが分ると共に、医療の如何に無力である事も分るであろう。
之にみても分る如く、浄霊の効果は、単に皮膚病が治るのみではなく、浄血者になる以上、若い女性などは目に見えて美しくなるのは、どんな化粧品でも敵はない。そんな訳で近頃信者の女性で化粧を廃める人が段々増えつつあるので、私も常に見てゐるが、化粧品を使った当時よりも、より一層美しくなるので驚いてゐる。而も化粧品も買はなくなり、その為の時間も必要がなくなるので、一挙三得である。之は化粧品屋さんには甚だお気の毒だが、之も救ひの為としたらやむを得ないのである。
醜い顔の皮膚病を治して戴いて
(本文省略)
(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)