脳膜炎の奇蹟

 此五才になる子供は、本格的脳膜炎であって、浄霊を知らなかったら、先づ十中八、九は命がなかったであろう事は、之を読んでみればよく分る。此様な重症患者に対して、医師は手の施しやうがないとしてゐるのをみると、寧ろ気の毒な位である。それが浄霊を施すや急速度に面白いやうに治ったのであるから、全く二十世紀の奇蹟である。では何故此様に容易に治ったかというと、熱が四十度もあるのは浄化作用が強烈である為、ドシドシ毒が溶けるから治るので、何等不思議はないのである。処が医療は反対に折角溶けかかった毒を元通り固めやうとするのであるから、逆である以上治らないのが当然である。従って、医師が一生懸命になればなる程悪化するので、その迷蒙たるや言葉はないのである。
之が医学の進歩というのであるから、寧ろ進歩は恐ろしいと言へよう。

医師も見放した瀕死の脳膜炎が全治するまで

(本文省略)

(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)