中耳炎という病気も割合多い病気で、医者は直に手術をするが、之も全快までに相当の日数を要し、費用も苦痛も馬鹿にならないのは誰も知る通りである。而も中には慢性となり、何年もかかる処か、運の悪い人は聾耳になり、一生不具となる例もあり恐れられるのである。処が此子供の場合、近所の人も学校の先生も極力医療を勧めたが、頑として応ぜず、浄霊だけで短期間に完全に治ったのであるから、反対した人は皆驚いたという事である。
そうして中耳炎は、耳下腺に固った薬毒の浄化作用であるから、最も軽い病気で、放っておいても治るに決ってゐるが、医学の幼稚の為、折角溶けかかった膿を固めるので、止むなく手術という事になるのであるから、善意の罪悪といってもよかろう。中耳炎治癒により
地方の反対自然消滅
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(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)