世間誰も知る如く、脊髄カリエスといふ病気も多くあるばかりか、之に罹ると洵に始末の悪いものである。何しろ膿が沢山出るし、医療では固めるのを可いとし、ギブスなどで全然動けないやうにして了ひ、生きた屍になって了ふ。此様な療法が如何に誤ってゐるかは、治った本人も之を見る周囲の者も、現代医学の情ないものである事がよく分るのである。之にみても医療は固めるより外に手のない事が分るであろう。
それに引換え、浄霊の如何に素晴しいかである。度々かいた如く浄霊は膿を溶かして、出して了ふ方法であるから、健康時と同様に完全に治って了ふのであるから、何と素晴しいものであるかは、評するに言葉はあるまい。ありのままいえば、医療は不幸にする方法であり、浄霊は幸福にする方法である事はよく分るであろう。而も患部に全然触れないのであるから、此病気などは浄霊こそ理想的であるといってよかろう。
四年間のカリエス癒えて
(本文省略)
(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)