1) 月経痛と月経不順
一口に婦人病といっても、種類の多いのは衆知の如くであるが、何といっても子宮病が主であろう。子宮の役目としては、月経と妊娠の二つであるが、月経に就いての病気といえば、先ず月経痛と月経不順であるが、前者は月経時、一日乃至数日に渉って、多少の痛みがある。之は何が原因かというと、経血が喇叭管を通ろうとする際、喇叭管の入口が狭いので、拡がろうとする其痛みである。何故喇叭管口が狭いかというと、下腹部の其辺に毒結があり、圧迫しているからで、之を溶解排除させれば容易に治るのである。勿論医学ではどうにもならないので、長年苦しんでいる女性もよくあり、実に可哀想というの外はない。又月経不順と一口に言うが、之には遅れ勝ちと不規則なのと、経血の多い少ないとがあるが、此原因の殆どは貧血及び濁血の為であって、真の健康にさえなれば必ず順調になるのである。茲で是非知っておかねばならない事は、結核患者の月経異常である。之は月経が普通にある間は、病気は軽い証拠で、決して心配はないが、病気が進むに従い貧血し漸次量が減って遅れ勝ちどなり、末期に至ると例外なく無月経となるのであるから、婦人患者の結核の軽重を知るには、月経によるのが最も正確である。
(文明の創造 婦人病)
2) 無月経
成年期になっても無月経の女性がよくあるが、之等は喇叭管閉塞が強度である為であるから、その原因を除けば必ず治癒するのである。
(明日の医術 婦人病)
月経痛、月経不順、無月経の浄霊の急所
月経が無いとか少ないというのは、貧血が一番多いです。それからあとは喇叭管の入口に毒があるために、つまり月経の通りが悪いのです。そういうのは月経が少なかったり不順だったりするのです。それから痛むのは、下腹と恥骨の中間辺りをやれば、おそらく固まりがありますから、着物の上からでも離してやれば必ずなおります。月経痛というのは必ず治ります。それから月経不順もなおります。貧血というのは、血が少ないので、これはそうはいきません。
(御教え集22 p11)
3) 不妊症
又不妊症も右と同一の原因であって、医学で唱うる如く、喇叭管閉塞の為である。故に昔から、下腹が固い女性は不妊であるとか、又あの婦人は下腹が固くなったから、もう子が出来ないなどといわれるが、之は真実である。次ぎに、子宮後屈及び前屈症があるが、之は子宮の全部に毒結があれば、その圧迫によって後屈となり、後部のそれは前屈となるのである。之は勿論不妊の原因となるが、本療法によれば短時日に快癒するのである。
(明日の医術 婦人病)
浄霊の急所
下腹部と恥骨の中間(月経痛、月経不順、無月経の急所と同じ)
子宮の病気の急所に同じ
4) 子宮筋腫
次ぎに子宮筋腫であるが、之は其名の如く子宮を牽引している両側の筋が、腫れるというよりも、其一部に固結が出来るので、其浄化による苦痛であって、医療は手術によって除去するが、幸いそれで治る場合もあるにはあるが、多くは其附近に再発し勝ちである。此病気も浄霊によれば根治されるが、相当日数を要するものである。
(文明の創造 婦人病)
又、誤診もあって、鼠蹊腺部、腎盂炎、腹膜の下部等に凝結する毒素と又は月経の残存血液の凝結等を子宮筋腫と誤る事が少なくないのである。之等を治療する結果、毒素の方は白帯下となって排泄せられ、残存月経凝結の方は月経となって排泄せられるので、速やかに治癒するのである。
(明日の医術 婦人病)
子宮の病気の急所
よく子宮内膜炎とか実質炎とか子宮筋腫、卵巣膿腫というもののも毒は何処から出るかというと頭からです。それで女は頭の毒が腰に行って、腰から前の方に行くのです。男の方は多くそれが痔になるのです。ですから痔は男の方が多いのです。男の痔もみんなこれですから、痔をなおすには頭をやればよいのです。それで一番肝腎なのは後頭部です。前頭部の毒も、後頭部から前頭部に行き、又前頭部が溶けるとのも後頭部から下がってくるのです。そういうようで、つまり人間の体というものは天地になっているのです。だから一番肝腎なのは、男でも女でも、此処から一旦腰に来ます。尾底骨の附近ですから、其処を浄霊すると下半身の病気は大抵なおります。
(御教え集22 p15~16)
それで頭の毒が溶けて下に下がった場合、男の方は多く痔の方に行くのです。背柱附近からずっと下がって行くのです。女は尾底骨附近に溜まって、前の方に行くのです。ここが男と違うところです。それで女のコシケとかいろいろなもの、掻痒症とか、粘膜にカタルと言いますかオデキのようなのが出来るのは、頭の毒が一旦腰の方に行って、それが前の方に行くのです。
(御教え22 p3)
5) 子宮癌
次ぎは子宮癌であるが、真症は滅多にないもので、普通医師から子宮癌の診断を受けた者でも、殆ど癌ではなく、子宮外部に溜まった濁血の塊りである。そうして医学では更年期以後出血がある場合は、先ず癌の疑いを起こせと言われるそうだが、私の経験上此説は誤りである。何故なればその年頃癌と診断された患者を今迄幾人も浄霊したが、間もなく大量の出血があり、癌とされていた手に触るる程の塊りも消散して了うからである。之によってもても子宮癌と診断された患者は、殆ど経血の古い塊りと思えば、先ず間違いはあるまい。之等も医学が今一層進歩したら必ず分かる時が来るに違いない。
(文明の創造 婦人病)
浄霊の急所
子宮の病気の急所に同じ
6) 子宮内膜炎
先ず子宮内膜炎であるが、之は子宮の内壁に加答児が出来る。つまり毒素が下降して、子宮内壁から排除されようとする湿疹のようなものであり、今一つは下降毒素が内壁の粘膜を刺激し、加答児を発させるので、どちらも気長に放っておけば必ず治るのである。
(文明の創造 婦人病)
浄霊の急所
子宮の病気の急所に同じ
7) 子宮実質炎
又子宮実質炎というのは、子宮の周囲に毒素溜結し、それに浄化が起こって、微熱、軽痛、不快感等で、これも放っておいても治るが、浄霊すれば、短期間で全治するのである。
(文明の創造 婦人病)
浄霊の急所
子宮の病気の急所に同じ
8) 子宮発育不全
発育不全は子宮周囲に毒素溜結し、不断に圧迫する為であり、勿論その原因は萎縮腎である。従而斯様な患者の下腹部を触診すれば普通より固く、腎臓部も毒結の塊を見るのである。
(天国の福音 婦人病)
浄霊の急所
腎臓部・下腹部(上記に同じ)