7.肛門

1) 痔瘻

① 薬毒の原因
次ぎに痔の病の中一番問題なのは痔瘻であろう。之は強烈な薬毒が、最初肛門の一部に固結するが、非常に痛むので、医師に診て貰うと、必ず切開手術を行うので一時快くなるが、例外なく其お隣が又腫れる。復切る、復腫れるという訳で、逐に蜂の巣のようになって了い、堪えきれない程の痛みとなる。之は手術の度に新しい薬が浸透するからで、つまり痛みの原料を増すのだから堪らない。従って最初から何にもせず放っておけば、自然に排膿して、必ず治るものである。復痔瘻を治すと肺病になり易いとよく云われるが、之は手術が奏効して、排膿が止まると毒素の出所がなくなるので、肺を目掛けて出ようとするからである。
(文明の創造 下半身の病気と痔疾)

浄霊の急所
肛門(上記に同じ)

②祖先の罪穢が原因
但だ痔瘻のみは他の痔と異なる。それは激痛と多量の膿が排泄されるからで、勿論治癒に長時日を要する。医家は初発時穿孔排膿を行うが、此為曩に咽頭結核に於て説いた如く、隣接部に再腫脹する。又手術という具合に漸次瘻孔を増し、遂には蜂の巣の如くなるものである。此理によって初発時放任しておけば自然穿孔し、保有するだけの排膿によって全治するが、本施術によれば如何なる重症と雖も短期間に全治する。世間よく痔瘻は治ると肺病になるというが、之は手術等によって排膿を停止する場合、膿は肺に向かって侵入喀痰となって排泄される。その為であるから、痔瘻によって肛門から排泄される方が安全で、苦痛も少ない訳である。痔瘻の膿は脊髄カリエスと同一原因で、背柱部を通じて流下するものである。
(明日の医術 痔疾患)

浄霊の急所
肛門(上記に同じ)

2) 肛門掻痒症
今一つ始末の悪いのは、肛門掻痒症であるが、原因は勿論天然痘毒素及び薬毒であるが、之は放っておくも数十年かかる位で、浄霊でも数年は掛かるのである。
(文明の創造 下半身の病気と痔疾)

浄霊の急所
肛門(上記に同じ)

3) 脱肛
そうして痔疾の中で最も多いものは脱肛といって贅肉のようなものがはみ出る症状であるが、之も最初の内は訳なく押し込ませられるが、時日の経つに従って段々大きくなり、押し込め難くなる。そうなると非常に気持ちが悪いので、色々な手段を尽くしても治らないので、煩悶懊悩している人が、世の中には割合多いようである。特に婦人が出産の折りなどイキミの為、脱肛になる人も実に多いが、之などは場所が場所だけに人には言えず秘しているので、猶更辛いであろう。元来痔疾の原因であるが此病気は先天性薬毒及び尿毒と、後天性薬毒との二種又は三種の混合毒素が下降して、肛門の周囲に一旦集結する。之が脱肛の原因であって、脱肛にも痛むのと痛まないのとがあるが、痛むのは後天性薬毒がある為である。此病気は日本人に特に多いとされているが、之は全く便所の構造が悪いからであろう。今一つは便所で読書をする人がよくあるが、之が悪い。読みかけるとつい時間が長くなるからで、痔のある人は此点自省すべきである。私も若い頃随分痔で苦しんだものだが、此点に気が付き、必ず五分間以内と決め、仮へ途中であっても便所から出るようにした処、それから自然に開放に向かったのである。
(文明の創造 下半身の病気と痔疾)

浄霊の急所
脱肛や痔核で苦しんでいる人の股をみると、必ずグリグリがある、それを溶かすと治るので、原因は股にある事を知ったのである。処が痔出血や赤痢の原因は、頭部の毒血が溶解下降する為であるから、何よりも頭部を浄霊すれば治ると共に、出血後は頭部が軽快になるのでよく判る。
(文明の創造 人形医学)

4) 痔核
次ぎは痔核といって、肛門の淵に疣が出来るものがあるが、之にも内痔核と外痔核とあり、前者は太っている為、後者は痩せている為である。之も放任しておけば、毒が溜まるだけ溜まって、段々大きくなり、遂に破裂して排毒され治って了うのである。又痔出血もよくあるが、之は毒血が肛門から出ようとし、一部に亀裂が生じ、常に排血するので、気持ちが悪く心配するものだが、本当は結構なのである。何となれば浄化の為の毒血排泄であるから、健康上非常にいいのである。何よりも出血後頭脳の悪い人や、首、肩の凝る人などは、必ず軽快になるものである。従って脳溢血予防にも多いに役立つのである。
(文明の創造 下半身の病気と痔疾)

浄霊の急所
脱肛や痔核で苦しんでいる人の股をみると、必ずグリグリがある、それを溶かすと治るので、原因は股にある事を知ったのである。処が痔出血や赤痢の原因は、頭部の毒血が溶解下降する為であるから、何よりも頭部を浄霊すれば治ると共に、出血後は頭部が軽快になるのでよく判る。
(文明の創造 人形医学)