1) 腸結核
次に腸結核であるが、此症状は、臍を中心に腹部全体に渉って、無数の固結が出来る。勿論押すと痛いからよく判ると共に、必ず多少の熱がある。此固結が熱で溶解され、下痢となって毎日のように出るが勿論此固結は薬毒の固まったものであるから服薬を廃めなければ治らないに決まっている。又下痢の為衰弱を増す病気だから、医師も恐れるのである。
(文明の創造 肺患と薬毒)
浄霊の急所
腹膜と背面腎臓部
(教修要綱 病気症状の解剖 p20)
胃
他の肝臓とか膵臓とか腸の病というのは又違います。それは一旦胃に入った物が腎臓に行かないうちに、その辺に浸透して行って固まるわけです。
(浄霊法講座2 p15)
2) 腸チフス
チフスは、原因は腸に穴があくのです。それで症状は、熱が高く頭が痛むのです。それで腸には症状はないのです。別に下痢をするとかそういう事はありません。ですから腸チフスといわれ、どうして腸が悪いのかと、分からないくらいなものです。チフスの特徴としては、熱が高いのと頭が痛む事です。医者の方で言うのは、熱と体温が平行しない、熱が高くて脈がそれほど高くない、という事で、これがチフスの一番の特徴としてあります。それで私らが浄霊する時分には、つまりチフスという事は、医学的に見るという事は顕微鏡で見なければならないが、こっちの方でやるとすれば、熱が高いのと頭が痛いのと、それから普通なら頭を浄霊すれば熱が下がるのが、少しも下がらない、という時にはチフスと見てよいです。そうして、チフスらしいと思ったらまず食物を直ぐに変えて流動物にするのです。その時には牛乳でも重湯でもよいから、とに角固まりのない物をやるのです。そうして無論お腹を浄霊するのです。臍を中心にして、その廻りをやればよいのです。そうするとチフスなら二、三日で治ります。早いのになると、明くる日には治ってしまいます。なんでもありません。というのは腸に薬毒が溜まって、いわゆる医者の方で言う黴菌ですが、黴菌というのは虫が湧いて食うのです。そうすると腸壁に穴があくのです。その腸壁に穴があく位に毒が悪性になると同時に、熱で溶けて、それが出るのですから、その時に毒が溶けるに従って穴がチャンとはっきりするわけです。其処に固形物がぶつかると、つまり亀裂を生じるのです。それでチフスで死ぬという事は腸出血で死ぬのです。ですから医者はチフスの腸出血を非常に恐れます。しかしこっちの方では直ぐに因どおり治ってしまいますから恐れる事はありません。だから浄霊すればチフスというのはなんでもなく治ってしまいます。今言った通り、最初頭をやって、熱が思うように下がらなかったらチフスと思って、腸の真中、腹膜の所を浄霊するのです。それだけでよいでしょう。そう詳しい事を知らなくても、それで治ってしまいます。それで流動物も一日か二日でよいのです。熱が下がるから、あとはお粥にでもすればよいのです。それから食べ物をそうしなくても、浄霊しただけで治ってしまいます。ただ流動物にすれば早く治るのです。
(浄霊法講座8 p106 ~10)
浄霊の急所
臍を中心に腹膜(上記に同じ)
3) 直腸癌
便の出が悪いのは、直腸の所の大便の通る道がせまくなり、通りが悪くなっているからですよ。そんな場合医師は下剤や浣腸をしますが、これは余りよくありませんね。こんな人の直腸は線香のように細くなってますから一寸手間がかかりますよ。癌と言うけど、大抵は毒素が直腸を圧迫してこういう状態になってる事が多いんですよ。直腸癌だと医者は手術してその癌の所を切り、横腹に孔をあけて人工肛門をつけるんですが、併し便がなんの予告もなしに排泄されるんで、先をおしめでくるむんですよ。それに、腸は露出すると死にますからね。露出しないように始終しっかり縛っておかなくちゃならず、その上ブーブーガスが出たり、便の臭味がとてもくさくて、実に悲惨なもんですよ。あの手術の結果は大体そういうふうになりますね。癌だって言っても、本当の癌は滅多にありませんからね。そういう人の臍から横腹にかけて屹度毒結がありますからそこをよく浄霊して、それから腎臓をよくやることですね。腹の固まりは腎臓から来ますからね。浄霊すれば直腸癌も大抵治りますよ。
(浄霊法講座8 p87)
浄霊の急所
臍から横腹の固まり、腎臓(上記に同じ)
4) 盲腸炎
抑々、盲腸炎の原因は何であるかというとそれには先ず、盲腸なる機能の役目から説かねばならない。身体不断の浄化作用によって下半身の毒素溜結箇所として、盲腸部は上半身の扁桃腺と同じ様な意味である。即ち、第一浄化作用によって盲腸部へ毒素が溜結するのである。其際同部を指頭にて圧診すれば、大小の痛みを感ずるのである。そうして重痛は毒素溜結が強度に達し、盲腸炎即ち第二浄化作用の近づいた兆候であって、軽痛は、毒素の溜結が軽度又は少量なる為である。又その際盲腸部以外の腹部を圧診する時、苦痛があれば腹膜にも毒素溜結があって、急性腹膜炎合併症の前兆である。然し乍ら茲で面白いのは、全身的に衰弱している時は第二浄化作用は起こり得ないもので、第二浄化作用が起こり得るのは活力旺盛であるからである。故に過激な運動を行った後など起こり易い事と、青壮年期に起こり易いという事はそういう意味である。又第二浄化作用が起こるまでに毒素が溜結するには、大抵数年乃至十数年の長時日を要するものであるから、幼児又は小児には殆どないにみても明かである。右の如き理によるのであるから、盲腸炎発生の際は放任しておけば容易に治癒するのである。即ち高熱によって溜結毒素が液体化し、両三日経て下痢となって排泄せられ治癒するのである。右の毒素溶解を医学では化膿といって恐れるのであるが、実は化膿するから治癒するのである。即ち化膿した時は下痢の一歩手前であるから半ば治癒したと見なして可いのである。故に、盲腸炎発生時の養生法としては、一日断食、二日目、三日目は流動物、四日目、五日目は粥、六日目から普通食で差し支えない迄に治癒するのである。そうして自然療法による時には、激痛は半日乃至一日位軽痛二日間位で、四日目からは室内歩行が出来る位になるから、何等恐るべき病気ではないのである。そうして、盲腸炎の根本原因としては、右側腎臓部に硬度の毒素溜結があり、その為の萎縮腎による余剰尿が盲腸部に溜結したのであるから、右の毒結を解消するに於て決して再発はないのである。
又、腹膜炎併発は盲腸に直接関係はないのであって、之は、腹膜部の毒素溜結が同時に浄化作用を起こす為である。其際医療は手術をすすめる事もあるが、之は予後不良である。故に医師によっては手術を避け、他の療法によって浄化作用を停止し、還元させようとするのであるが、それには非常に長時日を要するので、其結果は漸次腹部の毒素は固結し、板の如くなり、其圧迫によって胃腸障害を起こし食欲不振となり、衰弱甚だしく多くはたおれるのである。之は、自然療法によるも、三日間位は激痛を堪え忍ばなければならないし、其間絶食のやむなきに至るのである。然し、医療によって生命の危険に晒すよりも、必ず治癒するのであるから、三日間や五日間位の苦忍は何でもないであろう。そうして其結果、猛烈なる下痢を起こし、完全に治癒するので、普通二三週間位で治癒し、勿論再発の憂いは絶無である。
(明日の医術 扁桃腺、盲腸炎と手術)
浄霊の急所
又盲腸炎潜伏を知るのは訳はない。医学でもいう通り、臍から右側斜めに一、二寸位の辺を指で押すと痛みがあるから直判る。然し原因は其奥にあるので、盲腸部だけの浄霊では全部の痛みは除れない。盲腸炎の場合、右側腎臓部を指で探ると必ず固結があり、押すと痛むからそこを浄霊するや、忽ち無痛となり全治するのである。治る迄に早ければ十数分遅くとも三、四十分位であって、間もなく下痢があり、それで済んで了うので、再発などは決してない。
(文明の創造 手術)