〔婦人病について〕

【月経不順】
o月経不順と一口に言うが、之には遅れ勝ちと不規則なのと、経血の多い少ないとがあるが、此原因の殆んどは貧血及び濁血の為であって、真の健康にさえなれば必ず順調になるのである。茲で是非知っておかねばならない事は、結核患者の月経異常である。之は月経が普通にある間は、病気は軽い証拠で、決して心配はないが、病気が進むに従ひ貧血し漸次量が減って遅れ勝ちとなり、末期に至ると例外なく無月経となるのであるから、婦人患者の結核の軽重を知るには、月経によるのが最も正確である。
〔浄霊箇所〕
頭部、肩、下腹部、腎臓

【子宮内膜炎】
o此病気は、子宮の内壁に炎症を起すので、一種の不快感を催すのであります。原因は、白帯下中にある毒素が粘膜を刺戟するからであります。
o根本としては、白帯下と其毒素を解消しなければ治らないのであります。
〔浄霊箇所〕
頭部、肩、腎臓、下腹部

【子宮筋腫】
o子宮筋腫であるが、之は其名の如く子宮の筋が、腫れるといふよりも、其一部に固結が出来るので、其浄化による苦痛であって、医療は手術によって除去するが、幸ひそれで治る場合もあるにはあるが、多くは其付近に再発し勝である。此病気も浄霊によれば根治されるが、相当日数を要するものである。
〔浄霊箇所〕
肩、腎臓、下腹部

【卵巣腫脹】
o此原因は、卵巣内に水膿滞溜し、腫脹するものであって、小さいのは鶏卵大以下から、大きいのは小児の頭大又はそれ以上になる事もあります。
〔浄霊箇所〕
肩、腎臓、下腹部

【つわり】
o妊娠の場合、最も悩みとされてゐるのは悪阻であらう。此症状は今更説明の要のない程誰も知ってゐるが、重いのになると生命まで危くなるので、仲々馬鹿にならないものである。
此原因も医学では判ってゐないが、之は至極簡単な理由である。即ち子宮が膨張する場合邪魔してゐるものがある。それは臍部から胃にかけての毒素の溜結で、それが膨張の為、其排除作用が起る。之が悪阻であって、何よりも頻繁な嘔吐によってそれが排除される。之毒素は然毒と薬毒とであって、出るだけ出て了えば完全に治る。
〔浄霊箇所〕
頭部、胃、臍部、腎臓

【妊娠腎】
o症状は浮腫であるが、之は医学でもいふ通り、
腎臓障害即ち腎臓萎縮である。此原因も曩にかいたごとく、平常から腎臓背部に毒結があり其圧迫がある処へ、妊娠の為前方からも圧迫されるので、腎臓は言はば挟み打ちとなって萎縮し、全部の尿が処理されず、溢れて浮腫となるのであるから、背部の毒結を浄霊溶解すれば、腎臓の負担が軽くなり、治るのは当然である。
〔浄霊箇所〕
頭部、肩、腎臓

【不妊症】
oよく不妊娠の場合、子宮後屈とか前屈とかいって手術を勧めるが、成程之は子宮の位置が不良となり、子宮口が外れるので、妊娠不能となるのは、医学でいふ通りである。では前後屈の原因は何かといふと、毒素溜結が子宮の前か後からか圧迫する為で、医学は手術によって其毒素を除り、一時は正常な位置に復すが、日を経るに従ひ再び毒素が溜結、元通りになるので、一時的効果としたら、大袈裟な手術迄するのは、ツマラヌ話である。今一つ考へて貰ひたい事は、よく医学の診断で、後屈の為妊娠不能と云はれた者が、手術もせず其儘にしておいて、妊娠した例もよく聞くのである。
〔浄霊箇所〕
肩、腎臓、下腹部、鼠蹊部