〔がん病について〕

【がんの原因】
o癌に関係した病気の多い事も、周知の事實である。そうして此病気は他の病気と異なりその原因が膿ではなく癌特有の毒素であって、而も人體の如何なる部分即ち筋肉でも骨でも臓器にでも遠慮なく移行拡充するといふ、實に恐るべき病気である。醫学上無菌とされてゐるのも、膿ではないからである。
o又、進行性と不進行性とがあり進行性の中にも特に進行速かで、短時日に、胸部、腹部、背部等上半身の大部分に迄、拡充するものもあり、之等は最も悪性である。これに反し不進行性は局部的であるから、治癒は容易である。然し乍ら進行性と雖も、最初は一局部に限定され、末期に到って、進行性に移るのも多いのである。
oこの病気は肉食病といってもいい位のもので、これを根本的に説明してみると最初造物主は人間を造った時、その食物としては穀類、野菜、獣鳥肉、魚肉等夫々人体に適合した物を造られ、それを食う事によって、健康で生を営み得るようにさのである。
o勿論住んでいる風土、気候や、人種別にも適応するようになっているのは勿論で、それが自然である。従って米国に於ける大いなる沃野と、其処に生産する穀物、野菜、獣鳥肉等が豊富であるのも植物性と動物性食物を適当に食えという訳である。又日本は陸地が狭く、海に取り巻かれているのは、魚肉を多く食えというのである。
o処がその様な自然の実体を、科学という魔法使が打ち壊してしまい、人体を単なる物質扱いにした結果形而下的には進歩発達はしたが、形而上の存在である人間の生命迄も形而下に引き下し、栄養学等という飛んでもない学問を作り、皮相なる分析上から獣肉を推奨したのであるから、今日の如く肉食過多に陥ったのである。
o処が元来獣肉には一種の毒素が含まれており、この毒素が漸次集積し固結したものが真症癌であるから、自然はこの肉毒中和の必要からも野菜があるので、穀類は別とし副食物としては相当量野菜を交ぜなくてはならないのである。そうすれば決して癌は発生しない。

【舌がん】
o之は最初、顎下腺に水膿が溜結して段々に深部へ移行し、終に舌根を犯すのであります。o此病気は、舌を動かせば痛み、物を食べると滲みる。なかなか苦痛であります。
〔浄霊箇所〕
患部、頸部、肩、腎臓

【肺がん】
o肺臓癌は肉食多量が原因で、肉中に含む一種の毒素によって血液が濁り、それが肺臓内に溜り、一旦硬度の腫物となるが、浄化作用によって逐次喀痰となって出る。
o症状は性質が執拗で長くかかるのは勿論である。
〔浄霊箇所〕
頭部、頸部、肩、肺の裏側、腎臓

【食道がん】
o原因としては、食道附近に水膿溜結し、食道を圧迫するので、症状は食べた物が閊へる。末期には全然食物が通らなくなり、水を飲んでも吐くやうになるのであります。極悪質のものは、食道の一部に穿孔されて、そこから飲んだ水が、気管へ滲出して非常に噎せるのであります。
〔浄霊箇所〕
後頭部、肩、背面食道部、前面胸骨部、腎臓

【胃がん】
o人体内にある毒素が、自然浄化作用によって常に何れかに集溜しようとしてゐる。然るに、集溜作用は運動等に因る-神経活動の部に限るので、青年期には全身的活動旺盛の為、四肢五体に分散するのであります。
o然るに、老年期に近づくに従ひ運動不足になる結果、毒素は一部分に集溜しよふとします。即ち、運動不足者は、肺、心臓は余り活動しないから、どうしても胃の部に集溜するのであります。
oそうしてその毒素なるものは水膿でありますから、それは時日の経過によって固結してゆき、進んで化膿性になります。此化膿した一種の内部腫物は、胃の外壁から内壁へと蝕入してゆく。之が胃癌になるまでの経路であります。
o然乍ら、胃部に滞溜した水膿も、其人が浄化力旺盛であれば、自然下痢などによって排泄されるのであります。
o近代人は、少しでも不快だと直ちに薬を服む。
薬剤は浄化力を弱め、特に胃薬が胃を衰弱させるから、胃の抵抗力を減ずる結果、排泄されないで、終に化膿する迄になるのであります。
o化膿が進めば、胃の一部に穿孔される事になる。そうなると胃の活動は殆んど停止され、又その孔からの排膿作用も加はって、旺んに嘔吐をするのであります。
o胃癌の最初の微候は、胃痛又は重圧感であります。嘔吐が加はるのは、相当進んでからであります。
〔浄霊箇所〕
肩、鳩尾、臍、腎臓

【肝臓がん】
o肝臓の病気としては、先づ肝臓癌で、肝臓のみの場合もあり、胃痛又は腸癌から移行される事もあります。
oそれで肝臓癌は、先づ胃のやうに内出血はしないが、実に悪質で、執拗であります。

  一部抜け

〔浄霊箇所〕
肩、肝臓、腎臓

【大腸がん】
o之は直腸に出来易く、直腸から大腸等へ移行して相当大きなものになる場合があります。
〔浄霊箇所〕
肩、臍、横腹、下腹、腎臓

【子宮がん】
o此病気は割合多く、治癒困難とされてをります。
o症状としては、子宮部の痛み、出血持続、悪臭の白帯下等であります。
o原因は、子宮の外部に溜結した毒血と水膿が、時日経過によって濃度を増し、化膿性となって子宮の内壁にまで侵入するのであります。此点胃癌の経路と同一であります。
〔浄霊箇所〕
前頭部、肩、腎臓、下腹部