六 、 婦 人 科 の 部

 1、卵巣膿腫、堕胎手術後、全身浄化で一進一退の中年婦人
                 (御教え集七号 六八頁)
(御 伺)
 教師の妻(三十三歳)入信前ノーシンを常服致し居りました。昭和二十二年卵巣膿腫で手術し、全快しないうちに妊娠した為にツワリが強く、体の衰弱もあり、堕胎手術を致しました。それから肋膜で二カ年療養しましたが良くならず、人に勧められる儘に色々致し、人骨を煎じて二カ月程飲みました。注射はザルブロ、ヴィタミン数十本をうち、少し楽になりましたが、今度は主人が喘息にかかり、その時より再度御浄霊を戴くようになり、初めて農耕の手伝いを致し、不思議に働く事が出来ました。処が、頸にグリグリが無数に出来、数回膿が出、今ではグリグリが沢山ある儘に口は塞がっております。昭和二十六年十月「大光明」の御守様を拝受致し、痔出血の御浄化を戴き、二十七年一月頃に左手に激痛が起り、皮膚は蝋細工のような色となり、血色悪く、体はフラフラとなり、毎日御浄霊を致しておりますが、手の神経痛、腹部の痛み、腹の脹り、胸の痛み、足の御浄化で、一進一退で御座いました。二月上旬より、痔の出血は止まり、通じも二回位で軽くなりました。胃の御浄化で咳が出、痰のような、唾のような、ヌラや苦い水が沢山出ました。心臓が苦しく床に就いております。現在は頭がガーンとして胸が苦しく、胃が空のような気が致し、口が苦しく、足腰がだるく、フラフラで、御浄霊を致しますと熱が出、咳が出ますが、痰が切れないので苦しみます。食事は軽く一杯三度食べます。尿も良く出、便通も御座います。右御垂示の程御願い申し上げます。
(御垂示)
 これは薬毒の浄化です。色んなものが色んな形で出て来るのですから、その間辛抱していれば、段々良くなります。こういうのは、段々何時とはなしに良くなりますから、辛抱して居れば良い。別にどうという病気ではない。入れたものが出る、それだけの話です。それから痰が切れないのは、浄霊の見当違いをしている。だから、良く調べてみる。これは自分で体中触って調べてみると熱があるから、そこから痰が出るから分ります。分らなければ、御主人に体を触って貰えば良い。これも、峠を過ぎてますから、もう一息です。

 2、子宮癌手術後の中年婦人の浄化
                 (御教え集三号 二六頁)
(御 伺)
 四十五歳の信者で御座いますが、四十一歳の二月子宮癌の手術を受け、以来便秘に悩んで居りましたが、翌年七月入信、爾来健康にさせて戴きましたが、段々と尿が近くなり、遂には十五分置き位となり、時々は自覚せずに漏らす事もありました。二十五年九月臀部に大きな腫物が出来、十月に破れ排膿を始めましたが、傷口は段々拡がり、続いて排膿がありますが、更にその後次々と臀部、腰部に数カ所孔があき、歩行困難、仰臥困難、然も相変らず尿意頻繁で悩んで居ります。カリエスの気味もあり、背骨を叩けば痛い所もあり、最近出来た排膿孔は、非常に深く(親指が入る程)苦痛甚だしく、非常に濃い血膿が出ております。最初の傷口には周囲に薄皮がはり出し、薄い膿になっております。御浄霊は頭部、背面部特に背骨と腎臓部より、下腹部、膀胱、尿道、排膿部の順にさせて戴き、右に就き御教えの程御願い申し上げます。
(御垂示)
 子宮癌の手術が原因です。どういうふうに切りましたか。
 「相当大きな固まりがあり、取りましたそうで御座います」
 どの辺ですか。やっぱり子宮の近所でしょうね。それを取る時はどの程度ですか。子宮は取ったのですか。
 「取って居りません」
 するとこれは、消毒薬です。消毒薬中毒です。四年経っているのですね。今の膿は消毒薬です。数カ所に孔があき──これは結構です。歩行困難は仕方がないです。すっかり出来上る迄はしようがないです。尿意頻繁というのは、尿道の括約筋が緩んでるのです。両方から括約筋がありますが、消毒薬が滲みて、そこに固って、それが圧迫しているのです。ですから、股の上の方から尿道へ行ってますから、そこを良く浄霊するのです。そうすると治るわけです。孔があいて出るのは結構です。背骨を叩けば大抵の人は痛いです。カリエスという程ではないです。非常に深い──これは結構です。深い所迄浄化されるのですからね。痛苦甚だしく──これは仕方がない。周囲に薄皮が──これは治って来たのです。心配ありません。少しの間は仕方がないです。

 3、子宮癌と診断された人
                (地上天国三七号 一三頁)
(御 伺)
 子宮にただれがある由にて、塗布薬を十回程注入致しました。二十五年十一月子宮癌と診断を受け、それ以後右医療を受けず、ずっと今日迄御浄霊を戴いています。御浄霊戴き始めてより十カ月目より腰部に痛みを覚え、だんだん痛みはきつくなり、七カ月間激痛に苦しんでいます。二十六年十一月布教に参りその翌日、十回ばかり親指大の血塊が出ました。下り物は、癌と診断されます前より致しています。一時は悪臭が御座いましたが、只今ではありません。又一回一尺位連なったヌラが出ました。御浄霊の個所を御垂示お願い申し上げます。
(御垂示)
 これは癌ではなく、悉く薬毒の為であって、長くはかかるが必ず治るから安心しなさい。浄霊個所は苦痛の所だけでよろしい。