1、手頸が痺れ、動かす事不能の男子(御教え集一号 四九頁)
(御 伺)昭和二十三年入信の当時六十二歳の私の父、二十六年七月十三日飲酒就寝致し、二時間程で目が覚めましたが、左手頸が利きません。痛みは無く、肘から指先へ軽い痺れがあり、手頸を上下に動かす事が出来ず、物をにぎれば軽くにぎる事が出来ます。御浄霊はその日より毎日させて戴いて居りますが、変化が御座いません。
二十八年前自転車より落ち、肩の骨を折った事が御座いますが、その時は薬は用いませんでした。肘と肩に固結があり、圧すると痛みがあります。入信前予防注射数本うった事があります。
どこを根本に御浄霊させて戴きましたら宜しゅう御座いましょうか。御教えの程御願い申し上げます。
(御垂示)これは自転車から落ちて骨を折った為ではないです。それが今頃痛むわけはない。予防注射です。その為ですから、押して痛い所、そこに薬が固っているから、そこを浄霊すればいい。これは何でもありません。きっと治ります。力を入れてはいけません。力さえ入れなければドンドン治ります。凡て、手や足の痛みなどは注射と考えてみればいいです。前に注射をしたとかいうのは・・。他にそんな事があるわけはないです。
2、片手不動、血尿の男子(御教え集八号 四五頁)
(御 伺)五十三歳の男子。一月九日朝より悪寒が四、五時間位続き、昼頃より乳液に褐色物の混ったような物を多量に吐きました。十一日夕方よりシャックリが二時間程続き、御浄霊戴き一時止まり、四十分程して一時間位続きました。翌日も同様で御座います。食事は進まず、お湯を飲んでおります。熱は余りなく、腎臓に少しありましたが、一週間目より食欲も出て参りました。十五日目より肩、肩胛骨より肋骨下部に、高さ四、五寸巾五寸位、右手は上膊部及び手頸より指先迄腫上り、右手肩の関節は動かず、食事 (一膳位)の時だけ起きて食べさせて貰っております。血尿が三、四回御座いました。三十七日目に腕の力瘤の所に直径一寸位の突起が出来、先が赤くなり、翌日濃い膿が出、少し楽になりました。それより十日位膿が出続け、大分腫れも引きましたが、肝臓に拳位の固結が出来、食欲なく大分衰弱し、膿も出なくなりましたが、御浄霊戴き食事も戴けるようになりました。血尿は一日に四、五回出ます。膿は血膿となり、肩胛骨の下部に少し膿が御座います。元気になって参りましたが、腕の附根は動きません。御浄霊の個所に就き御教示御願い申し上げます。
(御垂示)これは結構ではないですか。順調にいってます。この人は毒が沢山あるのです。毒血がうんとあるのだから、色々な所から色々な形で出ていって、結局治ります。気長にやって居れば良いです。浄霊の急所は、腫れている所とか痛いとか熱があるとか、それは症状で分りますから、それで良いです。
3、声がれ、手足の痺れ、歩行困難、高熱の青年(地上天国四〇号 一三頁)
(御 伺)私の弟貢(二十四歳)は、二十六年十月中頃より肋膜症状の御浄化を戴きましたが、御蔭様で御浄霊により全快、二十七年四月中頃より頭の御浄化を戴き、前額部及び後頭部並びに頸の周囲等に高熱あり、特に声がれがしておりました。又右横腹部に痛みがあり、寝返りに困難を致しました。御浄霊により御守護賜わり、一時快方に向いました。
五月二十八日再び同様の御浄化を戴き、現在に及んで居ります。現在は頭部、頸の周囲、腎臓部、尾てい骨、臑(すね)等に高熱があり、やはり声も出しにくく、息苦しく、一寸歩いても非常に苦しく御座いますが、脚部特に臑の部分が痛み、歩行困難の状態で御座います。又足頸及び手の両親指もしびれて居ります。御浄霊致しましてもなかなか下熱致しません。食欲は茶碗に一杯位で御座います。十一時頃より三時頃まで毎日発熱し、寒くてふとんをかぶることも御座います。
御浄霊の個所等御教え賜わりたく、謹みて御伺い申し上げます。
(御垂示)これは薬毒病である。熱がしつこいのは、浄霊が急所を外れているからで、触ってみて一番熱い所を見附け其処を浄霊すれば、段々熱は下るものである。その他押して痛い所を浄霊する事、食事は野菜を多く摂る事、何よりも衰弱を増させないようにする事で、それには普通の安静にすればいい。それで治る筈である。
4、左足に卵大の固結ある青年(地上天国三六号 一四頁)
(御 伺)二十二歳の青年。五、六歳頃より左足大腿部より足頸迄の後側に卵大の固結二個、小指程の固結四、五個出来、何等変化なく今日に至って居ります。労働後若干痛みを感ずる程度ですので放任しておりましたが、四、五年前より種々の治療を致しました。足頸の小さい固結一個を手術除去致しましたが、又元通りになってしまいました。
浄霊を始めましてより未だ一週間で御座います。特別に変化は御座いません。固結の出来る以前には薬は一切使った事がないそうです。原因は何で御座いましょうか。謹んで御伺い申し上げます。
(御垂示)親の薬毒である。根気よく浄霊すれば長くはかかるが必ず治る。出来るだけ運動する方がよい。
5、手足の指が紫色し、非常に痛む人(御教え集二号 一〇頁)
(御 伺)当年三十歳の未入信の男子。二十五年五月頃より左の手足の指先だけが、爪には異状なく爪先から指腹にかけて三角形に紫色し、非常に痛んで参りましたので、六カ月程医療を行い、最後に手術を致しました。一時痛みは去り、紫色もとれましたが、左手足指の関節から曲折し、鈎状になってしまいました。処が二十六年の五月頃より、反対の手足の指が同様の症状になり、歩行も出来ず、右の苦痛を緩和する為に、絶えず手指をかいていなければ居られない状態になりました。御浄霊を三、四回程致しましたが、痛みは幾らかは薄らいで来ました。化膿は致しません。如何なる原因で御座いましょうか。
(御垂示)やっぱり薬毒です。紫色というのは毒血ですからね。ひょう疽です。そこに薬毒が固っているのに、種々な療法をしたからです。うっちゃらかして置くと段々溜って来て、一個所位で済むのです。それを種々な事すると、そこに溜まらないで他に溜まる。やはり薬の被害者です。やっぱり薬毒です。だから気長に浄霊すれば治ります。薬をつけたり、切ったり──色々すると他に行く。結局、薬と医者が病名をつくるのです。治そうとする事が、治るのでなく増やすのです。それさえ分れば、病気の原因などは何でもない。
この間「サン」と言う新聞に百五歳のお婆さんで──孫、曾孫を集めると百何人かになるのです。そして“私は薬と注射が嫌いだ”と言うのです。薬と注射が好きで長生きしていると言うのなら良いが、そんな事しない人が長生きするのですから、どうしても、事実という事と学理という事が矛盾している事に気がつかない。頭が非常に悪い。物事をあべこべに解釈する。その点は野蛮人みたいです。