三 、 喘   息

 イ、喘息の原因
                (御教え集二二号 二二頁)
 横隔膜の毒が酷いです。これは骨の一番おしまいの所に毒が固っている場合が多いです。又これは喘息の原因にもなります。だから喘息というものは、医者の方が言う気管支性喘息というのは、咳が沢山出るものです。それから心臓性喘息というのは発作的に非常に息が切れるのです。それは今言ったように、ほとんど肋間が多いです。

 ロ、心臓喘息で、動くと心臓が破裂しそうに苦しい人
                        (御教え)
(御 伺)
 六十四歳の男。心臓喘息で浄化が始ってから約一年になりますが、未だに動くと心臓が破裂しそうに苦しいそうです。如何しますれば宜しいでしょうか。
(御垂示)
 主にみぞおちの両側です。其処が心臓の浄化の元です。あとは背中の丁度心臓の裏に当る所です。其処をよく浄霊したら治ります。

 ハ、御浄霊を戴くとひどい喘息のように咳込み、呼吸困難の発  作が頻発する子供
                 (御教え集七号 七七頁)
(御 伺)
 本年十三歳の男の子で御座いますが、昭和二十六年十二月末夜十時頃寝床より飛起き、手を振り、目をむいて「恐い」と言い乍ら母親に抱きつき、苦しみましたので、直ぐに病院に連れて行き鎮静剤を射ち一応収まりましたが、正月過ぎてより咳が激しくなり、一月十七日市立病院にて、感冒との事でレントゲンの結果、胸中央縦にズッと白く現われ、縦隔肋膜炎と診断され、家で療養致しておりましたが、再び一月十九日小児科医長の診断で、直ちに入院をとの事で入院致しました。心臓附近の肋膜故水を取る事が出来ないとの事で、利尿剤、エフェドリン、強心剤、マイシン等の注射を続けました。その頃よりお道の話を伺い、御浄霊を戴くようになりましたが、薬を断切る事が出来ませんでした。二月十九日三回目のレントゲンの結果、水を取る為に胸部に注射針二カ所刺しましたが何も出ず、肉腫と言われ、阪大の癌研究所に入院しましたが、食欲はなく衰弱ひどく、苦痛も激しいので、ラジウム、レントゲン等の治療は無理と言われました。もう運命は決しているとの事に、即日家に帰り、御浄霊を戴きましてより、食欲も出、大変楽にさせて戴きました。只今の状態は会長先生の御浄霊を戴きましてより御浄化強く、ひどい喘息のようにせき込みますが、中々痰が切れ難く、呼吸困難の発作が頻発します。尿量は多くなり、軟便五回程御座いました。食欲も少し衰え、食しますと後が御浄化強く苦しくなりますので、控えて居ります。入院以来未だ横臥出来ず、坐ったままの状態で御座います。御浄霊の個所御教示御願い申し上げます。
(御垂示)
 肉腫──少し見当違いをしています。これは心臓の附近に毒の固まりがあるのです。大したものではないですが、毒の固まりが旨く見当がつけば、ドンドン治るのですが、少しはずれています。見当がつけば、咳も減って来ます。これはじかに押してみて、こうやってみて、一番暖かい所──熱のある所、其処をやれば良いのです。これは大したものではないです。見当さえつけばドンドン良くなります。医学ではこういう事が分りませんから、良い加減な事を言って、穴をあけて見たら、肉腫だと言う。肉腫はこんな所に出来るものではない。肉腫は肋骨に──骨のある所に出来るものではない。
 「最初に苦しんだのは、どういう訳でございましょうか」
 苦しみと言っても理由が違います。医者の時か、浄霊してからの苦しみですか。
 「浄霊の前ので──」
 それは、医者は苦しむようにするからです。医者にかかれば苦しみます。

 ニ、疥癬の浄化後喘息が再発した人
                (地上天国一三号 一八頁)
(御 伺)
 私は十年前卵巣膿腫を手術後喘息となり、毎年三回位悩まされておりました。五年前疥癬の御浄化を頂き、その間二年半喘息は一度も起りませんでしたが、疥癬が済むと又始まり、現在は七日位の間をおいて悩まされ通しです。昼間は楽ですが、夜明けに一番苦しみます。御浄霊の個所はどこでしょうか。
(御垂示)
 喘息の真因は、毒素が痰になって、咳嗽によって排泄されようとする場合、肺膜の厚い人は、強い吸引力を要する。毒素も又固い場合、肺は激しく吸い上げようとする。その為の苦しみが喘息である。その毒素は疥癬と同じ毒であるから、疥癬がすむと喘息によって毒素が出ようとする為である。
 喘息の原因は、第一は横隔膜下部の毒結である。第二は脊柱、両側腎臓部、腹膜、肩、頸の廻り、頭脳等である。浄霊の場合、触ると熱い個所を浄霊すれば、原因である毒素は痰になって排泄され、漸次減滅して治癒する。

 ホ、心臓喘息で衰弱が激しい人
                 (御教え集四号 六五頁)
(御 伺)
 四十歳の男子。心臓喘息の為、五年前に入信(約十五年前発病、エフェドリンを多量に使用)徐々に快方に向わせて戴きましたが、九月末より頭部、脊髄に高熱の浄化を戴き、痛みはなく常に朦朧としており、十月末より腎盂炎のように頭、頸筋、手先に、ぐっしょりと一日数回発汗あり、腎盂の御浄霊により発汗は止まり熱も下りましたが、頭がはっきりせず、脈搏は百十位常にありまして、体中調べても、熱は左の肩胛骨の所に少々あるのみにて、他には見当りません。食事は一日二回、軽く二杯ずつで、衰弱がひどく中々回復致しません。最近、近親者より医診を勧められておりますが、本人は真剣にお縋り致しており、医診を好みませんが、御浄霊により御救い戴けましょうか。又今後どのようにさせて戴きましたら宜しゅう御座いましょうか。
(御垂示)
 これは順調にいってます。食欲が少ない為に衰弱している。熱が出て発汗した──というのは非常に結構です。エフェドリンを多量に使用した──この薬毒です。だから、エフェドリンが出る迄は、こういう事がチョイチョイあります。そのつもりでやらなければならないです。それから、肩胛骨に熱があるというから、其処を浄霊するのです。喘息が治るには、長い喘息はどうしても二、三年かかります。この人のは十五年の喘息ですから、二カ月や半年で治る筈がないです。気長に、出来るだけ食欲の出るようにして、衰弱しないようにすれば治ります。食欲がないのは熱の為ですから、肩胛骨の所から熱が出るから、其処を良く浄霊してやる。

 ヘ、喘息の冬型と夏型、浄霊の急所に就いて
                        (御教え)
(御 伺)
 喘息に冬型と夏型とある由申しますが、如何なる関係でございましょうか、お伺い申し上げます。
(御垂示)
 喘息のたちによるものです。薬毒の多少により治りが違います。
(御 伺)
 喘息について
(御垂示)
 喘息は御浄霊すると苦痛が軽くなるから分ります。そこが急所です。

 ト、季節的な喘息はまだ軽症である
                (地上天国一二号 一五頁)
(御 伺)
 私の兄は喘息で、毎年秋から冬は咳と痰で殆んど起きられません。
(御垂示)
 元来喘息は季節的に起るのが特徴である。冬に限って発作するもの、夏に起るもの、或は年に一ぺん九月に必ず起るという人もある。こういう規則的のものは軽い方で、年中不規則に起るのは重症である。