四、その他

霊にも体にも余り偏らない事が大切であり、治病の一般原則は、霊を患者の体に深く入れてやることです。例えば胸をやる場合は背中を狙ってやる気持で御浄霊をすればよい。病人自身に治病力があるのだから、それを利用したらよいのです。

1、場合によっては浄霊前の病歴をよく聞くべきである(御教え集三一号 六四頁)

これからは、浄霊の場合に漢方薬に注目して、どういう薬をどのくらい飲んだかという事を、時によっては聞く必要があります。けれども、ただ漢方薬の方が、毒が緩慢な性質であり、鋭くないです。しかし神経痛などは西洋の薬です。だから近来神経痛が非常に多いという事は、西洋の薬の関係です。注射などは尤も神経痛の原因にもなるし、それから何時も言うとおり、消毒薬というのは必ず痛みになります。痛みの病気はまず殆んど消毒薬と思っていれば間違いないです。ところが消毒薬でも此処なら此処が痛むから此処に消毒薬を入れたかと思うと、そうでもないのです。例えば頭が痛い人が、手足を手術した時の消毒薬が頭に上って行って、其処に固まるのですから、とに角痛みのとき一通り手術を聞いてみるのです。そうすると一番よく分ります。

この頃大分聞きますが、歯の痛い人は必ずと言いたいほど盲腸を取ってます。盲腸の手術が歯痛に一番現われるのです。これは思いもつかない事です。ですから歯が痛くて浄霊して、一回か二回で治るのなら、其処だけのものです。大体歯の痛みの原因というのは、歯を抜く時や或いは歯にセメンや何かをつめる場合に、その前に消毒薬を塗りますが、それが原因です。これは前に何かに書いた事がありましたが、歯医者に行って歯につめる場合、必ず前に消毒をしますが、そうすると必ず痛みます。その消毒薬が腐って出ようとするからです。それが痛みになるのです。だから何も消毒をしないですれば、決して痛みはありません。これも実に馬鹿なものです。ところが一回や二回で治らない場合には、盲腸の手術を聞いてみるのです。この盲腸を手術した時の消毒薬がだんだん上って行って、胸を通じて歯から出ようとするのです。この、歯の痛みの原因が盲腸の手術という事は、世界的の大発見です。ノーベル賞以上です。

2、浄霊の際掌の熱くなることについて(御教え)

(御 伺)御浄霊の際、時々掌が熱くなりますが、何故でしょうか。又、悪い所が判る人がありますが、これはどういう訳でしょうか。

(御垂示)この掌に火素がズンズン集まって出て行くんですから、そうなるのが当り前なのです。温かくなる程いいのです。私などはとても熱くなります。ですから、よく浄霊を受ける人が「熱い」と言う事があります。特に悪い所の判る人は神経の鋭い人なのです。六感の感じが敏感なのです。これは或る程度は修行しても判ります。併し、ゆっくり御浄霊する場合はいいけれど、幾人も次々と来る場合は、そんな事言っておられません。私はそんな事はしません。ですから判らないのが普通なのです。

3、人間の体質と浄霊について(御垂示録二八号 二七頁)

体質は人間はみんな同じなのです。何故同じかというと、浄霊で治す方法は同じです。そうすると浄霊で効く人と効かない人があるわけですが、そうではない、皆同じように浄霊が効くのです。ただ薬毒の多い少ないによって長短はありますが、浄霊で治るという現われ方は誰でも同じです。こっちの痛みは浄霊で治らない、こっちの人は治るという事はありません。そうしてみると体質というのは同じなのです。人間の体は、みんな首があって手があって足があるのと同じで、みんな同じです。

(御 伺)体質の遺伝ですが、弱い体質とか、強い体質という事はありませんでしょうか。

(御垂示)あります。薬の多いものは弱いし、薬が少ないと強いのです。

4、憑霊も薬毒除去によって解決する(御教え集二九号 三十頁)

よくお蔭話とか質問に、霊的の病気のように思っている人がありますが、霊的の病気もありますけれども、ごく僅かなもので、大体は薬毒なのです。よく病気が思うように治らないというような時、質問があり“何の霊でしょうか”というのがありますが、そうではないので、みんな薬毒です。それから霊的の病気があるとしても、やはり薬毒です。つまり霊が薬毒で曇っていると、悪霊が憑きやすいのです。

5、動物の浄霊について(地上天国三号 一四頁)

(御 伺)動物の浄霊を頼まれますが、もったいないような気が致しますが、如何でしょうか。

(御垂示)観音様は虫螻までもお慈悲を垂れ恵んで下さるから、救いの意味から言うと、動物でも人間でも同じように思っていいのである。又浄霊は下等動物程効果がある。

薬毒が自然に除れるという事はまずないです。時々風邪引とか下痢するとか熱が出るという事は、勿論それだけ毒が減りますが、それは僅かなものです。それで、浄霊を何十回、何百回やるという事は、かなり除れます。