光・救世紙

 十一時より十二時まで一時間多数信徒に御面会なされるがその際如何なる疑問難問にても質問せよとの思召しにて、信徒は質問条項を半紙にかき御答えを願うのである、随分奇問珍問もあるが、大先生には快刀乱麻を断つ如くいとも明快に一瀉千里に片づけらるるのである、それに就て本年三月七日七百余人の信徒集合の席場に於て左記の如き質問廿四ケ条を四十五分間に残らず御解答されたのであるから、実に驚くべき事で、古今東西を通じて恐らくこのような例を聞いた事がない、参考のためその時の質問応答全部を記してみよう。

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【問】本年三十七才の女、十四、五年前夫に先立たれ、或家へ後妻として嫁ぎました、それより頭が大変重く時折り気持が変になります。そうして「お山へ帰る」などと申し、浄霊するや頭と胃部が痛み、呼吸が止りそうに苦しみます、先妻の怨みや狐霊のイタズラ、夫の死霊ではないかと思います。浄霊方法をお教へ下さい。

【答】これは夫の霊に狐霊が憑き、二重の憑依と思う、これは善言讃詞をせいぜい聞かせ御讃歌や信仰雑話を読んでやるといい。そうすれば霊は段々改心して離れる事になる。

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【問】甘藷の種薯の植付時期をお教へ下さい。

【答】これは所によつてみな異う、気候が異うからであるから、その土地の農夫に聞けばよい、すべて作物は適期が肝要で私は箱根で枝豆を試作した時、五月に播いたものは出来が悪く六月に蒔いたものは非常によく出来た、これでみても適期が肝腎である事が判る。

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【問】無肥料耕作で麦を蒔きましたが、黄色くなりました、ただし蒔付の時アンモニアを少量やり、その後無肥料に致しました。

【答】アンモニアの為に黄色くなつたので無肥料で放つておけば青くなつて完全に出来る。

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【問】昭和廿二年より光明一家になりました、但し九十二才の祖母さんだけはお守りを戴いておりません、この祖母さんは二十年前より聾と盲です、二月六日十三才の曾孫がお詣りに伺いました、其夜夢で観音様にお諭しをいたゞき、その時から祖母さんの左乳の下部に黒痣が出来ました、如何なる訳でしよう。

【答】近親者の霊が浄まれば祖母さんも良くなる、一家の者は皆霊線で繋つているので祖母さんがお守を戴かなくとも或程度の御霊徳はある、此理によつて一家の中一人が浄まると霊線を通じて順次他の者も浄まるのである。黒痣は心臓附近にあつた毒血が、浄化によつて皮膚面へ出たので本当の痣ではない。

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  病気の原因探知

霊的か体的かの判別

【問】病気の霊的原因探知法霊媒によつて知る事の可否をお教へ下さい。

【答】病気の原因が霊的か体的かの判別は難しい、之は長い経験によつて漸次判るようになる、然し精神病、癲癇、真症小児麻痺は全然霊的である。よく教導師などが思うように治らないと霊的だと言いたがるが、之は謹しむべきで、嘘を言つてはいけない、判らなければ判らないというべきである、昔から「私にはあなたの病気は判らない」という医者は名医であるというが、之は嘘をつかない人格者だからである。

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【問】みろくの御世になつても一年は三百六十五日でしようか。

【答】(大先生には大笑される)勿論変りはしない。

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【問】三月六日地久節の意味。

【答】支那の古書に、天長地久という文字がある、そこで天皇の誕生日を天長節といい皇后のそれを地久節といつたので、勿論芽出度い意味である。

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【問】音痴の原因。

【答】之は発声器能と頭脳との連絡神経の一部に毒結があり、それに妨害されるからでこれは浄霊によつて治る。

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【問】四十三才の母、結核の夫と死別し現在後妻として他家に嫁いでおりますが、昨春より胸が熱く締めつけられるような苦しみで、昨秋御光を戴き光明如来様をお祭りし、浄霊を戴いております、近頃大部良くなりましたが、不規則な苦しみあり熱もあり睡眠も不足であり治りましようか。

【答】死別した夫の霊が時々憑依するらしい。度々祝詞を奏げるようにして浄霊を怠らなければ必ず治る。

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【問】人魂がよく電柱等に当つてその個所によく菎蒻の柔かいようなものが附いていますが如何なる訳でありますか。

【答】神霊でも人霊でも、空間を移動する時は丸くなつて行く、然し物に当つて痕跡が着くという事は何かの間違いであろう。

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【問】浦島太郎のお伽噺は如何なる意味か、又玉手箱より煙の出たという解釈。

【答】木曾の寝覚の床に浦島太郎の持つたという釣竿が祀つてあるのをみても浦島太郎は実在のものであろう、これは漁の好きな若者が、沖で難船し、朝鮮に漂着したのである、龍宮城というのはその頃の朝鮮の王城であつて、王様は須佐嗚尊であつた、その皇后は乙米姫という御名であつた、素盞嗚尊は神典にある如く、天照大御神の弟神であるから、弟姫をつめて乙姫と唱えられたのである、当時夫神は日本に渡来し、出雲朝を打樹てたりして不在であつたから孤閏の淋しさから浦島太郎の眉目秀麗なるに恋慕し寵愛した、太郎という名前であつたが、後世の作者が浦島という姓をつけたものであろう、日本に対し朝鮮は裏になるからである、玉手箱は作り事であろう、もし本当なら空箱が残つている筈である。

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【問】眼疾にて医師より白底翳と診断され、通院している内に体質から来ていると言はれ、梅毒の原因ではないかと六○六号を七本注射しましたが、その結果右眼を失い、一週間後左眼も見えなくなりました、一年二ケ月浄霊を受けておりますがあまり変化もありません。治るでしようか。

【答】底翳など眼を多く使う人に多い、眼を多く使うと溶解した頭の毒が集溜してくるからである。

  底翳は眼球の裏で、白底翳は白い膿、青底翳は青い膿、黒底翳は毒血で、一番黒底翳が悪性である、浄霊は前頭部と眼球を主とし、次は延髄附近次は肩腎臓部の順である。

  今迄余り効果がなかつたのは眼薬のために固まつたためと、浄霊が急所を外れた事、浄霊者の霊力が弱い事等である、気永に浄霊をすれば治る。

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  不良児の悩み

親に苦しむ罪があるため

【問】不良になつた子供の霊的原因及びその解決法。

【答】不良児のために悩むのは親に苦しまねばならぬ罪がある為で一種の浄化作用でもある。故に世のため人の為善徳を積む事によつて自らが浄まるから相応の理によつて不良児も良くなるのである、即ち心配すべき原因が減り又は消滅するからである。

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【問】御神体(光明如来)の上で寝ては良くないと聞きました、ただし真上ではありませぬ。

【答】これは無論いけない、真上でなくも近くはいけない。むしろ光明如来様をお祭りしない方がよい、ただし、御神体でない書体ならば差支へない、例えば「光明」の二字ならよろしい、又、階上でなくても離れならばお祭りしてもよい。

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【問】姓名の意義又はつけ方に就て。

【答】その人の名前の働きによつて性質まで違つてくる、従つて運命にまで影響する。

  人から名を呼ばれ、自分で名を想う事によつて言霊が働くのである、何れ言霊学の本を著すからそれをみれば判る。言霊とは言葉の霊で、聖書の冒頭に「始めにコトバあり万物之によつて造らる」という事があるが、これは真理で言葉は言霊界に響くと活動が起り、種々の物質まで変化する。

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  世界経済の見透

【問】日本及世界の経済に就て今後の見透し並びに正しいあり方に関し御説明願います。

【答】これは簡単にはいえない、今日は質問が多いから次の機会に譲る、ただ、今後、米ソの関係の動きによつて、経済に影響する訳である、それは米ソ関係が緩慢になれば、物価は下り緊迫すれば下らない、それが根本である。

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【問】先日お尋ね致しました唖娘の家の件、木を伐り取つた跡は既に家が建つており、どの方面に代りの木を植えたら宜敷しう御座いますか。

【答】これはどの方面でもよろしい、伐つた個所のなるたけ近くの植えられる所へ植えればよろしい。

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【問】既設家屋にて西廂棟東は不可なりと言う事が昔より伝えられておりますが如何なる故ですか、又西廂のない家は長男があつても家庭に居つかないと言い、それは現実にあるようですがこれは易の関係か又は霊的の関係ですか。

【答】これは凡そ意味ない、たまたま長男が居つかぬ事があつた為から言はれた迷信であろう、強いて言えば、西廂とは、西陽が当ると夏など暑いから廂を附けよ、棟東というのは東は朝日はあまり暑くないから廂の要はないという意であろう、西洋建築には廂はないが、そういう災あるを聞かないではないか。

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  霊媒について

【問】各地におきまして霊媒研究が盛んに行われております、人形、ラツパ、蓄音器等を用い踊らしたり鳴らせたりするそうであります。又縄抜け等もするとかこれは如何なる霊が行いますか。

【答】そういうような元祖は亀井三郎という人でこの人は先日私宅へ来た、最初立会人(普通十人乃至十五人)が霊媒を椅子へ縛りつけ、結び目に紙片をゆわえ封印をする、ラツパなど空間へ稲妻型に迅速に動く、到底トリツクなどでは出来ない、時々空間で鳴らす。

  不思議なのは縄抜けで、これは物質の霊化で再び物質に還元するのである、右の亀井氏にはバラモンの行者の霊が憑いてやらせるのでこの霊は非常に大きな男で酒好きだそうで、実験後三升位は飲むそうで、その為亀井氏は大酒呑となり近頃はウヰスキー一本を飲まないと酔わないと言つていた。霊は明るいと活動が出来ないので実験は真暗な所で種々の器具に夜光液を塗つて行うのである、こういう事は一度見てしまえば興味を失い、永続性はない。

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【問】東北地方でよくありますが、浄霊すると立つたまま居睡りしたり、フラフラしたり無意識に笑う人があります、お教え下さい。

【答】これは恐らく睡眠不足のためであろう、私も歩きながら電車の吊皮にブラ下りながら浄霊しながら夢をみる事がよくある。これは睡眠が非常に少い為である。

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【問】私の兄弟は六人あつたが世帯を持つと死ぬ、現在では私と姉の二人だけです。霊的原因をお教え下さい、尚法華教でみてもらいましたら、父が仏壇の上にいた蛇を殺したその祟りだそうです、そういえば兄が死ぬ時「へび、へび」と口走りました。

【答】これは無論その通りで蛇は青大将であつて、これは祖先が執着のため蛇に生れ、それで仏壇の近くへ寄り経文など聞きたがるのである、それに対しては出来るだけ祝詞を奏げてやり幽世の大神様に「人間に早く生れ代るよう」お願いしてやるとよい。

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【問】昨年三月生れた子供が障子の目もみる事が出来ません、昨年から浄霊しております、如何なる原因でしようか。

【答】前世死の際、変死した霊の再生で、死の際失明したのが、霊界に於ての浄化不充分のまま生れたもので、親が信仰を励み、気永に浄霊すれば全部又は或程度治る。

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【問】シヤツクリの原因と浄霊法。

【答】(一)胃の噴門部(二)横隔膜(三)延髄部を浄霊すれば治る。

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【問】私は魚鱗鮮で悩まされておりますが治るでしようか、又何の霊の憑依でしようか。

【答】龍神の転生で世間よくあるが、之は一生治らない、龍コケの模様で赤黒紫等の色である。

(光四号  昭和二十四年四月八日)

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  明鏡に照す如し

自観大先生質問に応う

  これは自観先生、質問応答、第二回目の記事であるが、此時は去る六月十五日左の十八項目の質問に対し僅か四十分間で解答されたのである。

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【問】私は昨年春入信させていただき、昨秋光明如来様もお迎へさせていただきました、二年前霊友会に入り法座も位牌も霊友会の型に改めそのままにしておりますがどの様に処置したら宜敷いでしようか。

【答】元の通りにするのがよい、祖霊によつて怒るのがあるからで霊友会は日蓮宗である。

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【問】当年二十二歳の女昨年十二月婿養子を迎え結婚式当日精神に異状を来たし結婚解消となり本年三月九日より一ケ月間四十回程の浄霊にて一旦治りましたが、本月一日夜再発し前夫を慕いどうしても諦らめられないと申します、発病の原因が何か霊的関係があるので御座いましようかお伺い申上げます、因みに同女には以前婚約者があり戦死しております。

【答】戦死した霊がその執着によつて結婚を邪魔したものだろう、結婚式当日異常者になつたのはそういふ意味である、その後浄霊によつて霊は恐れて一旦退散したのが諦めきれなく又憑いて来たのだ、入信して気永に精進すればその執着がとれる、信仰の眼目は執着をとるにある、執着がとれると先夫は生きてゐる人を思ひ切れずにつくのは罪といふことを知るから諦める、そうすれば妻女の執着もとれる、祝詞、御讃歌の言霊によつて執着をとるのが一番よい、必ず治る。

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【問】私長男(二十二才)と共に約一年前教修を受けました、その長男が三年前より胸部疾患で、観音様にお縋りして一心に浄霊を致し、今日では元気で通学致しておりますが疲労し易く肛門より毎日少量ずつ排膿し痰も少々出る程度でおります、私は何とかして本人に積極的に此お仕事に従事させ浄霊にも出したいのですが学業を捨てゝでもお仕事にとび込んでくれる様な気になつてくれません、親としての心構へ及び長男の導き方をお教示をお願ひ申上げます。

【答】之は神様にはお任せしておく、早く判らせようとか、学業をやめさせ神様の仕事をさせようとか焦るのは本当でない、本人の思ふ通りにやらすべきである、自覚すれば本人が進んでやる様になる、その時機を待つのがよい、信仰は無理に勧めたり強制するのは大間違ひである「鳴くまで待とう」式が一番でやむにやまれぬ気持で入信するのでなくてはならぬ。

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【問】私の家は旅館を致しており最近警官と娼妓の心中(青酸カリ)があり早速その室で善言讃詞を三度唱え浄霊しましたがそれでよいでせうか。

【答】一回だけではいけない、五、六回やればそれで救はれる。

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【問】私は十七才と二十四、五才及び三十四、五才の時に三度とも次の様な夢をみました。「それは夕立の時私が雨宿りをしていると空から黒雲と共に龍が下りて来て向側にいる女の人をつかんで行こうとします、その人が救いを求めるので助けようとすると私も共につかみあげられる時に目が覚めました」

  これには何か意味があるので御座いましようか。

【答】霊的意味がある、向う側にいる女は其人の夫というような極く親しい人が龍神になつて、自分の方へ連れて行こうとする。それを貴女が助けようとしたので余計な邪魔するから一緒に連れて行こうとした処、途中で目が醒めたのは御守護でそうされなかつたのである。

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  天国に向うこと

川を流れる夢の意味

【問】私は五月二十五日朝六時頃夢をみました、それは、寝ながら川の流れを上に向つて流れていました、すると他の人が私の真似をして川の中へ入つて来ますが皆沈んでしまひますのに私の体に捉まつた人は不思議に沈まずに流れて来ます、フト頭を上げて前方をみると本部の千手観音様をありあり拝みました、そこでハツと目が覚めました、それ迄例祭にもお詣りしなかつた私ですが急にお詣りしたくなりました、此夢は何と悟らせて頂いたらよろしいでせうか。

【答】それは川中へ沈まうとしたのが救はれ、上へ流れるのは天国に向ふ意味で、他の人が真似をして沈んでゆくのに自分につかまつた人が救はれるのは、千手観音様の御力のお取次をして多勢を救ふといふ意味で、急にお詣りしたくなつたのである。

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【問】私は営業のため牛、馬、羊、豚其他の家畜を相当殺すので之等の霊を供養してやりたいと思ひますがどういう方法で供養したらよろしいでせうか。

【答】之は家の中ではいけない、外へ小さい祠を立て木札に「諸々の獣霊の神」とかいて、年に一度牛馬の好む食物を選んで供えてやり、善言讃詞を唱えて幽世の大神様に早く人間に生れてくる様にお願する、畜生には人霊が畜生道へおちたものが多いからである。

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  信仰すれば安産

流産は必ず治るもの

【問】最近入信した或婦人(三五)姙娠する度流産致し今迄に五人流産しました、何か祖霊の戒告でせうか、又安産させて頂くには如何にしたらよいでせうか。

【答】信仰に入れば安産する、此人に霊的の罪あり子供が許されない、子供は神様から頂くのである、妊娠したら浄霊してもらい光明如来様をお祀りして、人助けするように心掛ければ安産するようになる、又肉体的にいえば腹部に固結あり、腎臓にも毒結あつて、姙娠すると子宮が膨脹する場合両方の毒結に挟まれて子宮が横へ拡がらぬため、胎児は下降し流産するのである。

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【問】三歳の女児、顔の三分の一の大きさの赤痣が右半面にあります、現在迄に四五回御浄霊を行つております、御両親は士族で未だ入信しておりません、結婚十年余りで初めて出来た子供で両親は大変心配しております、如何にしたらお救い頂けませうか、原因と浄霊法をお教へ願います。

【答】親が信仰に入らなければいけない。始終怠らず浄霊すれば相当薄くなる、前世の出血による死の痕跡が霊界で浄化すまぬうち生れたものである。

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【問】私は本月の初めより土地の龍神様にも御守護をお願いする意味で大光明如来様の横手の本箱の上にお祭りして大光明如来様を朝夕礼拝する時後で善言讃詞を奏げておりますが之でよいでしようか。

【答】いけない、どちらにしろ、龍神に如来様と同じように善言讃詞奏げるのは扱いがよすぎる、元来龍神は人間より下位のものであるから床の間へ祭るのはうそで、庭へ祭るべきである、屋外平らな所で人間が室内で座つている高さより高く祀つてはいけない、祀る位置は光明如来様に向い合う様に祀る。

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  権現様とは何か

仏の世の中の間の名前

【問】何々権現様と種類が幾つもありますが如何なるお働きをせられる神様で御座いましようか。

【答】権現とは仏の世の中の間の名前で仏と神の両方の働きをする、日本は神国であるとしていた時仏が入つたが仏名の如来とか菩薩等という称を用いず権現としたのである、これからなくなる、霊界では既になくなつている。

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【問】廿八歳の男子肋膜炎で入院中「ストレプトマイシン」を四十本程注射しましたが途中より本教の信者である母親が郷里から馳付け退院させ半月程の浄霊にて大分元気になりました、此人を御浄霊するには如何様に致したら宜敷いでしようか。

【答】別に浄霊法は変つたことはない、大抵、頭か首のまわり腎臓等で、苦痛のところ、触つて熱のあるところをよく浄霊する、然し「ストレプトマイシン」の浄化が起るから、良くなつても油断出来ない、それに気をつけておればよい。

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【問】家相方位の中に乾蔵が良いと言われますが入口が乾の方にあればそれで良いのでしようか。

【答】入口は辰巳がよい、本当から言えば蔵は坤が一番よい、坤は物質の方角になるから。

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【問】生後六十日目から小児麻痺にかかり現在十三才になつている男の子供ですが全身ブラブラで蛙のような恰好で家の中を這つています、本月二日から七回ばかりの浄霊で十分間位は体を支えてやれば(頭部の浄霊の間位)坐つておれるようになりましたが続いて御浄霊をすれば次第に治つてくるでしようか。

【答】段々治る、気永に浄霊する、之は蛙で、蛙はよく人間につく、以前一日に何回となく倒れる子供があつた、倒れ方は蟇蛙を上からつぶした様な恰好をして倒れ、手の指も蛙の通りで倒れる時ギヤーという奇声を発するのである。

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【問】二才の女子本年四月頃より歩き出し気がつきましたら左足跛行致しますのでレントゲン療法を受けました処、左の座骨が離れているとの事でした、御浄霊により御守護頂けましょうか。

【答】之は霊的でない。又座骨が放れているのも間違いだろう、左足の足の裏に毒素の塊があり、それが痛いから跛行するので、ビツコ引くから座骨が悪くなつたのである、医者で小児麻痺という患者は殆んど右のようである。

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【問】(一)先祖の法事をするのは祖霊を慰める故善いと聞いておりますが本教の信者は如何なる方法でしたらよいでせうか、従来通りでよいものでせうか、又過日岡山県で次の様な事がありました、先祖の法事に際し墓参に行く途中自動車が断崖より転落して一人は死亡し、僧侶は左手切断他の人も全部負傷し、十五名中本教の信者のみ一人無事でありました、何か霊界からの暗示を受けた様に思ひますが法事の際かゝる惨事が起きると言ふ事は何か祖霊の気に入らぬことでもあるのでせうか。

(二)新しく別家した場合仏壇をお祭りするには如何にしたらよいのでせうか、今迄の習慣を排して観音様と位牌だけをお祭りしたらいけないのでせうか。(三)最近各地に於て頻々として火災がありますが霊界の浄化の移写とみるべきでありませうか。

【答】(一)法事するのは今迄通りで只善言讃詞を奏げればよい、霊によつてはお経を嫌ふのがある、仏滅になつて来たからでお経は夜の時代の言霊であるから逆になる、善言讃詞は昼の世界の言霊で仏滅後の働きであるから気持よく救はれる訳である、坊さんの災厄も浄化作用であり他の人は御守護がないために皆やられた、五六七教会の人は御守護がある為、救はれたのである。

(二)これでも本当はよいが何かの場合にお寺に厄介になる事もあるから縁を切らないでおく程度にしておく方がよい。

(三)無論災難も浄化作用で病気だけが浄化作用ではない、火事なども物質的浄化作用である、其家で汚れた事をしたり、家を建てる時汚れた金を以てする場合、物質が汚れているため浄化がつよくなつた時焼失する事になる、よく城が焼けるがこれなど戦つたりなどして汚れているので浄めねばならぬからである、と言つても最善の注意はすべきである。

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【問】本年十六歳の男子三歳の頃から「黒そこひ」になつたと申しております、右は先天的でせうか、若し先天的なれば如何なる因縁で御座いませうか。

【答】三歳だとすれば先天性とも言える。兎に角浄霊をしてみる事である、本当の「ソコヒ」なら治る、ただ薬が多く入つていると手間どる。

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  地獄の霊を払う

室外からの浄霊も威力

【問】三十五才の女、三年前から夏でも綿入を着て炬燵にあたり室内に火を起し戸障子雨戸を閉めきり、他人を入れず従って室の掃除も出来ず塵は一寸も溜つているかと思える位です、然し本人は寒い寒いと言ひながら汗をかきます、汚れますと次々に脱ぎ捨てて積み上げてあります、近所に住む知人で岡本と言う七十五才のお婆さんがおり病人は何かと此お婆さんを頼りにして毎日そこへ金子や食料品をとりにやり、食事は間食のみを採つております、そして金品をとりにくるのを拒めば忽ちその霊が来るのか茲数日来腰に一貫目位の重みがかかり立上れず、又その霊が身体の方々を廻り食事も出来ず霊の離れた時漸く乳一合卵、果物位を食べられるのです、岡本さんは最近に教修を受けた人で入信後右の病人の室に入り御浄霊をしてから斯様に悩まされておりますので、私は岡本さんを一日も早く助けてあげたいと存じます、如何にしたらよいでせう、又その病人を浄霊する時若しその病人が室に入る事を拒めば室外から浄霊してもよいでせうか。

【答】本人に知れないように室外から浄霊する方がよい、それでよく効く、之は最低地獄の霊である、これによく似た病人があつて霊界叢談にかいてあるが必ず治るから気長にすればよい。

(光二十号  昭和二十四年七月三十日)

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  “夜中首がのびる”

大先生のお答  一応浄霊を

  先日の質問中一信者から左の如き珍しい質問があつたので特に掲載する、お答は大先生。

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【問】二十四才の女が嫁にゆき一週間程にて離縁となつたため、親がその理由をただしたところ、なかなか口をききませんでしたが「実は夫婦で寝ると夜中に首が長く伸び、天井を舐める」との事、親は吃驚して「家に居る時はそのような事はなかつた」と申しております、ところが天井には「ナメクジ」の這つた様な跡があり、夫は嫁の事とて誰にも言えなかつたのでしたが恐る恐る申しました(伸びた時は首に縦縞があるそうです)と言う事であります。まだ一度も浄霊した事もございませんが、この原因並に信仰を奨めて一日も早く救はれる事が出来るでしよかお伺い申し上げます。

【答】これは驚きましたね、昔からロクロ首という事があるが、この真偽は甚だ疑はしいものと誰も思うであろうが、これでみると事実あるので全く不思議の一言に尽きる、勿論蜷の再生でまだ蛇の性能が多分に残つているためである、これを浄霊すれば蛇の性能は漸次減少するから、或程度軽減されるが全治するや否やは断言しかねる、まあやつてみることだ。

(光三十八号  昭和二十四年十二月三日)

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【問】私は昭和二十三年の入信者でございます、小児より咽頭部が男子のように(咽仏ともいふ)出ているのですが少しも痛みはしません。

  又生理不順にて年に三回四回位です、顔の血色は大へん良く、疲れやすく多汗症でございます、他に別に健康に差つかへございません、咽頭のため青春時代を悶々と過ごして終いました。

  右は如何なる因縁でございませうかお知らせ下さいませ。

  入信後先祖代々の霊の供養をしています、三十歳の独身の女。

【答】あなたの咽頭は差支へはありません、あなたは前の世は男であつたので、生れ更つても男の特徴が一部残つてゐる訳です、疲れ易く多汗なのは、月経不順の為、毒血が身体全体に溜つてゐる為です、これも男の性能が残つてゐるからでせう、多分喇叭管が縮小されてゐる為と思ひますから、下腹から子宮へかけてと、背面腎臓部を自分で浄霊を気永にすれば治ります。

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【問】私は昭和十七年の春より中風に罹りまして医者よ薬よ鍼よ灸と致しましたが、灸は半身百何十とすえましたが何の効能もありませんので致し方なく最近は温泉に入浴したいと思いました、一昨年は大和の天理教本部に五ケ月の間修養生として奉仕致しましたが何んの御利益もありませんでした、先月知人より御話をお聞し本教の有難き事を承りまして早速御浄霊を頂き、現在十数回です、日本中教会々長先生にも三回程御願して浄霊を頂き入信致しましたが余り変化もなく、東京大学医学博士にも診察を受けましたがなんとしても治りませんので困つて居りますが、現在の症状は腰を少し曲げると痛み、左足の付け根、太股と足の裏はシビレております、右側の脱腸を一昨年手術致しましたが手術後昨年、本年に至るも相変らずジクジク膿が出て未だに治りませんが、如何に致しましたら良くして頂けませうか御指導下さいませ。

【答】あなたの中風は八年も経つてゐるのだから固つてゐる為それを溶かすのに日数がかかるのです、従而気永にやれば必ず治ります、膿がジクジク出るのは非常に結構ですから、膿が沢山出るだけ病気は減るのですから焦らないで浄霊してお貰いなさい。  中風は何にもしないで放つておくと大抵は治ります、あなたのは種々な事をやつて固めたのが悪かつたのです。

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【問】私は喘息で永年苦しんで居ります、本教の長生中教会へ入信し御守様を母が受けて居りますが、一向に全快したしません、少し良くなつたと言う様な事もありません、松田の竹内幸吉氏は薬を服むから効果がないのだと申されます。自分でも高価な薬でもありますので決して服用したくはありませんが発作時のあの苦しみにはつい負けて服用する様な訳です、浄霊に依つても発作時の呼吸困難は楽になりません、仕方なく一時の鎮静に服薬するのです、発作の無い時は服薬せず、浄霊しているのですから本当なら発作が遠くなり軽快しても良い筈ですが何等の効果もありません、最近では多少アキテ来ましたが、納得の行く様な偉効を実際に体験して見ないと信ずるにも確信が持てません、お光様の力を如実に知る方法を御教示下さい。

  現在は発作一月間に四、五回ありまして大体夜間か朝方で普通二日間位で長くて七、八日間で鎮静しますが其の間エフエドリン錠を用いひどい時はエフエドリン注射一、二本かレスタミン一、二本致します、体は衰弱気味で最近では食欲不振です、発作時は食べると余計苦しくなるので殆んど食べていません。

  (四才の頃より気管支喘息となり現在尚全治していません)

【答】之は薬剤中毒の為で、今流行のヒロポンやアドルム中毒と同じ意味ですから、薬を飲み乍ら浄霊しても、イタチゴツコで治りが遅いのが当然です、といつて薬を用いなければ苦しみに堪えられないという訳で困つた症状なのです、これは竹内幸吉氏から委しく症状経過を聞いた上、適当な方法を同氏に教えますから同氏から聞いて下さい。

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【問】私は昭和八年四月初め(十才の時)通学中に風邪を引きましたがそれが三日ばかりで胃腸の熱が脳に上り脳膜炎に罹りそれがもとで両耳とも聞えぬ様になりました、昨年八月十七日入信致し人々をお助け致して居りますが、私の耳は少しも良い方に向ひませんが如何なものでしようか。

【答】元来、脳膜炎という病気は、頭脳内に固つている毒素が浄化によつて解け初めたのを、氷冷等で固めたためです、固つた場所が聴覚神経に接近しているため聞えないのですから前頭部内と耳の奥を目がけて浄霊すれば何れは解けて耳から膿汁が出始めると聞えるようになります、何しろ十数年も経つているのだから非常に固まつているため長くかかるのは致し方ありません。

(救世五十九号  昭和二十五年四月二十二日)