病気と霊 七、眼病

眼病に霊的原因が相当あるものである。最も多いのは失明の原因が蛇の死霊の憑依による事である。之は如何なる訳かといふに、蛇を殺す場合、多くは、急所として頭脳を打ち或は押潰すのである。それが為、蛇の眼球も共に失明するからそれが憑依する以上盲目となるのである。以前私は、斯様な失明者を治す為、その蛇霊を神霊として祀り、其結果、治癒又は軽快に向ふ場合がよくあったのである。又、夜盲症があるが、之は一名鳥目といひ鳥霊の憑依であって、鳥類は、夜間は視力がない為見えないのである。次に、色盲は「人間と動物との関係」の項目に説いてあるから省く。

(明日の医術 第三篇 昭和十八年十月二十三日)