此の世から、病と貧と争をなくし、病なく貧なく争いなき世界-即ち「地上天国」を建設する。これは神の命である。
「解説」
わが教祖は厳かに「此の世から病と貧と争をなくし、病なく貧なく争いなき世界、即ち地上天国を建設する。これは神の命によるものだ」と仰せられるのであります。従いまして現在わが救世教の行事は、此の御宣告の実践に重点をおいておるのであります。
病多き此の世の中に、争いの絶え間なき現在の世界で、更に物資の欠乏に悩んでいる今日の日本に於て、此の宣言をきく人々が、驚異の眼をみはるのも無理からぬことであります。
而しながら、教祖のこの御宣告は、決して単なる大言壮語でもなければ、また空念仏でもありません。心を潜めて仔細に玩味し考察します時、そこに深遠なる奥義と、一貫せる条理の存することがわかり、自ら頭が下るのであります。
勿論教祖は、神示霊感によって爾かく宣告され給うのでありますから、吾等は唯だそれを信ずればよいのでありますが、智識ある人々は兎角その解説を欲し、解説なくしては容易に首肯しないのであります。と申して神示霊感を解説することは、既に第二義に堕するので、結局各自が潜心工夫して会得するのが一番よいのでありますが、そう言って終えば解説を要望する答えになりませんから、多くの人々、殊に智識人の誰もが興味を持つ近代科学者の説と対照しつつ解説を試みることにいたしました。その前に教祖の説き給う「神」とはどんなものかについて解説する必要があるのであります。
(世界救世教教義解説 昭和二十六年六月一日)