御 教 え 集 第一号

本冊子は御参拝日に於ける明主様の御垂示、御教を記録にとり、茲に「御教集」として集録せるものであります。御垂示に於ける、明主様の真理の御言葉により、人類の三大苦の一つたる病苦より救われ、歓喜の生活に入り得る事はいと易き事であり、且、既成文化の如何なるものを以てしても、到底達し得られないところの、真理の大道を御示し下さる、御言葉の数々、一つとして真理への目覚めとならざるものはなしと信ずるものであります。以上の意味により、信者各位の必読の書たらん事を期するものであります。

(本序文は第一号より第十号まで同文ゆえ次号以下第十号まで略)

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昭和二十六年八月御教え

八月一日

(お  伺)
昭和廿四年五月頃急に喘息となり多くの名医にかかつても効果は一時的で反つてひどくなり、医者ではどうにもならなくなりました。それで弁天様をお祭り(裏庭へ)したら丁度六十日咳一つ出ず、全く治りましたが、又再発し、それから色々と宗教に頼り、昭和廿五年八月頃大元愛善様と称する大元愛善主大神を奉祭する社と、先祖代々の霊を祭つた小さな仏壇と二つを床に祭りました。この仏壇は私の家より御位牌を全部持つて行き(山口県支部)先祖代々の霊を移してもらつたものです。それで今迄の真宗の仏壇には先祖の霊が居ないそうです。然し、半年も一生懸命拝みましたが何一つ御利益はありませんでした。ふと此お道を聞き今年初め、御利益を頂き、二月入信させて頂き、尚屏風観音様も拝受させて頂きました。すると浄化が起り、午前二時頃より夜明け迄咳の連続で六時頃にはケロリと治ります。他の時も時々発作がきます。何か霊的関係でしようか。浄霊は何処をしたら良いでしようか、又大元愛善様を片付け度いと思うのですが如何致したら良いでしようか。尚祖先の霊は元の真宗の仏壇に移し度いのですが、何ういう風にして行つたらよいものでしようか、又弁天様の祠(石造り)は何う致したらよいものでしようか、尚屋敷内には昔の武士の墓が三つ、四つあり、私の祖母はひどい喘息で死亡、父は崖から落ち不慮の即死、母は脳充血で死亡しております。右御教示御願い申上げます。

〔御  垂  示〕
大元愛善様と云うのは、別に、神様――御神体じやないですがね。之は、やつぱり元にお帰り願つたらいいですね。一寸お盛り物をして、やはり何かの神様が居られますからね。然し光明如来様をお祭りしなければ駄目ですよ。光明如来様をお祭りしてからお帰り願う。この神様も私の部下ですからね。安心して祖先の霊は真宗の霊界に行くから、是非仏壇に元通りにしなければならない。弁天様の祠は早晩お祭りしてやらなければならないです。昔の武士の墓は――之は光明如来様をお祭りすればなくなります。横隔膜に固まりがあります。それを浄霊すればいい。それから背中、首のまわり。そうすれば、段々治つて来ます。

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(お  伺)
今年六月十四日入信されました四十歳の男(職業、樋屋)で御座いますが今年三月頃より手足の関節が痛み、特に手首、足の踵が夜中に痛むそうで又胸部も偶に痛むそうで、身体が非常に痩せて居ります。食事は普通で起きて居ります。医者には殆んどかかつて居りませんが、以前カルシウム注射を十本自分でした事が御座います。入信前はお灸をして居りました。入信後は御浄霊させて頂いて居りましたが、痛みは変りなく痩せて参りました。又妻(三十二歳)は骨膜炎で手術致して居りますので右膝関節が曲りません。この家は代々子供がなく右の夫婦も養子で御座いますが二人の子供が御座います。右は霊的に何か関係が御座いましようか御伺い申し上げます。

〔御  垂  示〕
之は別に霊的に関係はありませんよ。足首、踵は元は薬毒が固まつているんだから、浄霊してやれば段々良くなります。非常に固まつているんですね。カルシウムの注射は、之とは関係ありません。痩せて参り――と云うのは、痛むところに微熱がある。それで痩せるんです。それで、良く押して見て痛い所を浄霊するんです。治る筈ですがね。浄霊に力が入るんでしよう。だから治りが悪いんです。骨膜炎で手術――筋さえ切つてなければ治りますがね。子供がない――子供がない位だから、相当メグリの多い家庭だね。

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(お  伺) 
私の息子二十四歳は本年一月より体具合が悪く、医師の診察を受けました処、膀胱及び腎臓が悪いと云われ色々と医療を加えて行く中に、二カ月目に膀胱腎臓結核と云われ、腎臓の手術を勧められましたが、その儘で切らず三カ月放任し、五月中旬頃より御浄霊を受けております。お蔭様で腰痛は取れ、今迄小用する度に膀胱が痛みましたがそれも少しは取れましたが、まだ小用する度に少し痛みます。最近は特に食事が進みません。因みに昭和二十三年九月長女清野(十九歳)は腸結核にて死亡、続いて二十四年六月夫は心臓、肝臓、腎臓病にて死亡、本年七月十九日次女厚子(十九歳)は喉頭結核にて死亡しております。家には光明如来様、御屏風観音様共御奉斎させて戴いております。御浄霊は特に何処をさせて戴いたら宜敷いでしようか、又子供の死亡は成長してから死にます。幼い時は皆元気ですが、何か霊的に関係が御座いましようか御伺い申上ます。

〔御  垂  示〕
之は、やつぱり医学の犠牲になる訳ですね。反つて、一人子供が死ぬと、この次には用心して医者を余計頼るから死ぬ。そう云う時、お医者様はおどかしますからね。手後れだとか云つて、別に手後れじやないですね。やはり、系統とか、血統とか、体にもそう云う点はあるんですね。腎臓の系統ですね。ですから腎臓を良く浄霊してやればいいですね。それから、膀胱は痛い所、そこを浄霊する。こう云うのは、小便に相当薬毒が入つているから、膀胱の粘膜を刺戟するんですね。こんなのは何でもないですよ。少し気長にやれば治ります。腎臓を切らなくて良かつたですね。小用する度に少し痛むというのは、腎臓から尿道に行く出口あたりでしようね。

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(お  伺) 
昨年二月入信の廿八歳の信者、本年六月五日お産の折、難産にて二日二晩陣痛に苦しみ、漸く子供の頭が三分の一程出た折、産婆が長い苦しみの為、母体が弱つているから、楽にお産の出来る様にと陣痛の起る注射を二本、左右両太腿へ打つてしまいました。当人が産婆の言葉を信じて注射を打つた為、神様の御守護を落したのでしようか。それからは陣痛が起きず、頭が半分出たのみにて、産婆は機械で出すようにと、再三奨めましたが、注射の為に陣痛が止つたのだと思い、御浄霊を続けておりましたが、三日目の夕方になつても生れず、遂に機械で子供を出しました。子供は出た時、一呼吸したのみで死亡致しました。母体よりは其後沢山の毒血が下りましたが、現在、小便と大便の出るのが判りません。御浄霊は其後続けております。御加護によりまして、三週間目より起られる様になりました。一時陰部と肛門の間に腫物が出来、座る事が出来ませんでしたが、御浄霊戴く度に下り物となつて膿が出て治癒させて戴きました。小便や大便は、心掛て行く様にして居り、行けば必ず多量の小便が出るとの事です。何処に原因が御座いましようか。現在鼠蹊部がつり全身的に肥満し、後頭部が痛むと云つて居ります。夫は五年前入信させて戴いて居りますが、先妻が他の男と関係し其為別れました。先妻との間に女児が一人あり、夫が引取つて居ります。先妻は子供に対して相当執着を残して居る様で御座います。現在の妻は一昨年後妻として迎へ、初めての子供で御座います。又当人(後妻)は先夫の身持が悪い為離別して現在の夫の許へ嫁いで来たとの事です。先妻の怨も御座いましようか、又御浄霊は主に何処を致したら宜敷うございましようか御垂示の程御願申上ます。

〔御  垂  示〕
之は薬毒がウンとあります。おかしいんですが、陣痛微弱だと云つて注射打つと、余計陣痛微弱になる。不思議ですね。この人は大小便の感覚がないと云うのは、薬毒が下に固つているんです。気長にやれば出ますからね。出ただけは治つて行きますからね。全身的に肥満――腎臓に固つているんですね。全部薬毒です。漢方薬でしよう。漢方薬中毒が、こう云う風ですね。漢方薬も恐ろしいものですよ。霊的の関係はありませんよ。ですから、今云つた様にね、――下の方ですね。薬毒が始終下に行つちや固るんです。肛門や陰部ですね。それを浄霊して出しちやう。痺れるのも薬毒ですからね。そうしていれば段々良くなる。

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(お  伺) 
前田よね(五十歳)腸結核及腸閉塞と診断され、聖路加病院に入院致しストレプトマイシン注射後下痢は止り、その為医師は便通をつける為強力なる下剤を服用させ、之に依り腹痛及衰弱甚だしくなり、入院後一カ月目にて医師にも死の宣告を受け、又伏見稲荷を熱心に信仰をして居りました関係上、前記稲荷にお伺いを立てました処、伏見様がお怒りになつて居るから日蓮様が替りにお出になつたとの事、その時のお授けには当人の命は後廿日しかないとの事で御座います。その後三十五日目より御浄霊をさせて頂いてより下剤その他強力なる薬物は服用致さぬ様にして居り、又食事は現在軽く取つて居ります。昨今の症状は毎日熱が七度五分より四十度位を上下致して居り、御浄霊三日目より腹部固結も大分軟かくなり腹痛も薄らぎ下痢を始めましたが、排尿の際は非常に苦痛を伴います。因みに現在に至る以前、伏見稲荷にお百度詣りを致し、その節より相当の腹痛及硬直状態にて下痢を始めました。尚前記稲荷は家の中に祭つて居ります。現在では当人始め家族も一生懸命此お道にお縋り致し、早速入信させて頂き度いと申して居ります。今後稲荷の処置及病院内での御浄霊を如何致しましたら宜敷いので御座いましようか。御垂示御願い申上げます。又御守護の程御願い申上げます。

〔御  垂  示〕
病院に入つているのは困るな。ザルに水汲んでいる様なものだ。伏見稲荷は光明如来様をお祭りしてから、一年位経つてから、お帰り願うと云う様にすればいい。然し大体薬毒はお医者さんがつくつたので、その作られた所に居ては命を無くするから、命が惜しかつたら退院するんですね。稲荷どころじやない。医療の方が余つ程恐ろしい。腸閉塞で食事を取つて居ますが、いゝ加減な事を云つているんですね。おかしいですね。之を知らせるのが救いなのですからね。政府始め、みんな迷信している。吾々のやつているのは、みんな迷信打破なんですからね。吾々を気違いと云うが――気違が正気の人を見れば気違いと思う様にね。

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【御  教  え】
癌にはレントゲンとかラジウムが良いとしているが、癌の破壊作用としてやるんですが、癌だけ破壊するのは結構ですが、癌を破壊する為にその局部の筋肉迄破壊して了う。肋膜に水が溜るから水を取る。実に単純なんですね。水が溜つたから水を取るのではなくて、水の溜る原因は何処にある――それを溜らない様にする、と言うそこに気がつかない。熱が出るから氷で冷やす。悪い処があるから手術する。実に単純な考え方で実に野蛮極まる。つまり悪い処が出来たら取ると言うのは薬剤迷信の考え方と同じです。医学とか――医術なんて科学性は全然ないですね。ですからそこに気をつかせると言ふのが我々の仕事なんです。だから救われた人だけは、それだけ気がついて識るんです。今の処はそれより他にないからやつているんです。

それから赤痢が今年は流行ると言うので大騒ぎですが、赤痢の原因が頭にあると言つたら、医学の方ではびつくりして了います。赤痢は黴菌によつて起るんだと言う事になつているが、実は黴菌は御自分の体にわくんです。伝染するのもあるが、集団赤痢は伝染するんです。伝染するのは、黴菌をつくつて皆んなに移させるんです。だから良い役目をするんです。よく黴菌が何処から出るかと言う事を大騒ぎするが、結極何処から来るか判らない。それは頭の中にわくんです。それが赤痢として出るんです。だからこんな結構な事はない。そんな事を知らないから人間は悪い事をする。悪い事をしている人の魂を治すと言う事は何う言う事かと言うと、霊が曇つているから、その曇りを取ると言う事です。

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八月五日  (本日に限り速記によらず)

(お  伺) 
私の妻杉山かめ(六一歳)は娘の時分より常に腹痛に悩んで居り、特に月経も少なく下腹部の疼痛がございました。三十七歳の時胃腸病にて八十日程絶食し、生命危篤に迄及んだ事も御座いました。四十六歳頃より慢性腹膜炎となり入信前まで煎じ薬を常用して参りました。二十四年一月私が入信致し以来御浄霊を続けて参りました。二十五年八月四日、五日と排尿不能、意識不明となり全身はむくみ、腹部は臨月大となりましたが、御守護を頂き、六日には沢山排尿あり、八日には起きられる様になりました。本年二月本人が入信させて頂き、五月十五日熱海に御参詣後浄化が強くなり、全身むくみ排尿も少量となりました。六月始めより教会の先生に御願い致しましてから排尿も楽になり、全身のむくみも減退致しましたが、腹部は尚臨月大の状態でございます。この状態にも拘らず何んな食物でも非常に美味しいと言い、特に魚肉を欲します。食べ過ぎると排尿も減じ悪化致しますので毎食軽く一膳位頂いて居ります。脈搏は常時三十乃至四十位でございますが、昼間は床の上に坐つて居られます。又四十歳前から両眼の視力が減じ現在殆んど失明して居ります。一家は私及び嫁も入信させて頂き御神体、御屏風観音様も御奉斎させて頂いて居ります。霊的関係と致しましては杉山家は四代続いて嫡子がなく、私も妻も両養子でございます。妻の実父は腹膜炎にて死亡、実母は汽車に飛込み自殺して居り、養父は電車にて轢死して居ります。昭和十四年九月十九日、座敷内にて知人が痴情関係で殺害されました(現在無縁仏として御祀りしてございます)尚二十四年十一月十一日には放火に会い、御守護により天井を焼いたのみにて鎮火致しました。息子(養子)は現在外地(シベリヤ)より帰還致して居りません。右の御浄化は如何なる原因で御座いましようか。御浄霊の急所につき御教賜り度御願申上ます。

〔御  垂  示〕
急所もへつたくれもない。薬毒です。随分入つているな。漢方薬ですね。この為です。外に何もありはしない。漢方薬で生命を落した人は随分ある。強いて急所と云えば腎臓ですね。

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(お  伺) 
私の夫(岡崎照道30歳)は昭和二十四年四月発病(肺尖)陸軍病院にて療養、其後家事の手伝を致して居りました。昭和廿二年十二月喀血致しましたが、翌年九月より約一年程明石師範学校に勤めて居りました。身体の調子が変つて来ましたので郷里にて養生する様勧められ、三日置きにカルシウム、ビタミン注射を約四カ月間続け、其後マイシン二十本を打ちました処身体も少し良くなり、農業の手伝を致して居りました。二十五年四月に胃痙攣を起し、其際麻薬を二本打つてから動けなくなり、絶対安静半カ年、其後二十六年四月迄にパス七箱を飲みましたが何うにもならず、手術をする決心をして、レントゲンを取りに早島療養所に行きましたら、左肺は鷄卵大の空洞と肺全体が悪くなつて居り右肺は少し悪いらしいとの事で、手術は不可能との事、本人も死を覚悟していました処、本年四月中旬此お道を知らして頂き御浄霊を受けました処、大変気分も良く食事も美味しくなり、十日程してぼつぼつ散歩も出来る様になりましたので、約七里程離れた備前町片上の教会へ汽車にてお参りさせて頂き、先生の御浄霊も受け其後十日程して大変良くなり、早速主人も又私も入信、続いて母(義母)も入信、六月十日光明如来様も御奉斎さして頂き、共にお道の為御用をさして頂いて居ります。本人も躯の調子が良いので近所のお方など毎日五、六人程御浄霊さして頂き、私も共に御手伝をして今日迄に五人お導きさして頂き微力乍ら御用をさして頂いて居ります。其間四日置位に教会へお参りさせて頂き今日に至つて居ります。最近の病状は足が痺れて少しむくみ気味で、甲も少し腫れて居るのと食事が以前よりは進まず、少し多く食べますと腹がはり、時々背中を引締める様で、だるい様な状況でありますが、本人も今は少し暑いからとも申して居ります。私が御浄霊をさして頂きますと楽になり、又ひどくなると云う訳で御座いますが、本人の気持は大変しつかりしては居ります。現在では寝たり起きたりして居ります。今後どの様に致しましたら御救い頂けましようや御教示御願い申します。尚叔母が三十年前肺結核、母が二十五年前腸結核で死亡して居ります。

〔御  垂  示〕
普通の順序です。一回良くなつて、その儘治る様に見えて、再度薬毒の浄化が起る。之は一寸簡単には行かない。長くかかる。一週間に二度位浄霊する方が却つて良い。浄化が強いと衰弱でやられてしまう。肺病は薬毒次第です。日の経たない人は皆治る。斯う云う場合、急所がありますから何処から熱が出るかを探り当て、そこだけを浄霊する様にする。そして、次々に熱の出る個所を順序よくやつて行けば治つて行きます。右か左の頸、延髄、頭、腎臓、足の附根から股等が大体急所です。

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(お  伺) 
私の娘(美智子24才)昭和二十四年九月、急に発熱、頭痛の為医師の診断を受けました処、乾性肋膜炎と診断され、それより一週間後診断を受けました処、今度は肺結核と診断。絶対安静をする様に申され昭和廿年十月迄一日おき位に、カルシウム及びブドー糖の注射を廿六年七月迄受けて居りましたが、経過は弱るばかりで、其後医師の勧めによりマイシン二十本とパス六箱服用致して居りました。其間殆んど絶対安静を致して居りましたが七月上旬、此お道を知り御浄霊を受けました処、大変気持もよくなり起上つて散歩も出来る程度迄良くなりましたので、早速同月十八日私が入信さして頂き御浄霊をさして頂いて居ります。其間備前町の教会へもお参りさせて頂き、又教師の先生にも約一週間程出張して御浄霊を受けました為大変元気になり喜んで居りましたが、最近暑いためか身体がだるく食事も以前よりは余り進まず、又塩気の物等は咽喉にしみ、大変気持が悪いと申して居ります。御浄霊の個所及今後どの様に致しましたら御救い頂けましようや御教示御願い申上げます。

〔御  垂  示〕
前と同じです。喉にしみるのは薬毒が喉に出て来たのです。今云つたやり方でよろしい。喉にしみるのは余り面白くない。たんと衰弱していない様ですから治るでしよう。

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八月八日

(お  伺) 
昭和二十二年九月入信致しました四十歳の女で御座居ますが、カリエスの為腰骨の屈伸が不自由で、カリエス特有の青白い皮膚を致し全身稍腫みで浮いて居る様で御座居ます。入信前数回の御浄霊で一寸軽快になられ、入信後暫く床も払つて元気になつておられましたが、一昨年の春再び御浄化が激しくなり、床に臥しておられましたが夜中突然右下腹部、鼠蹊部の直ぐ上の辺に親指頭大の穴が空き、次いで人差指頭大の穴が空き、現在に至るも間断なく粘い膿が吹き出して居ります。尚一昨年の御浄化より霊が浮く様になり祖霊を始め他家の祖霊死霊に至る迄動物霊等も際限なく無数に御浄霊の度に出て参ります。昨年頃よりは祈祷者の如く浄霊者の注文通りの人霊が何時でも浄霊を始めれば簡単に出て参ります。然し之は邪道と承つて居りますので今では本人並に家族に一切この種の要求には応じない様にと注意して止めて居ります。昨年迄に本人夫婦並に舅夫婦の家族全部入信致し別に十三歳と八歳の娘があります。御神体も一昨年より光明如来様を御祭りし、去る六月初め大光明如来様を御祭りさせて戴きました。御屏風観音様も御祀りせられ御仏壇の方にも御粗末はない様に存じます。昭和二十三年一月より翌年九月迄離れ座敷を教会として提供致され、現在迄熱心に御縋りせられて居ります。本人の罪は勿論、家の罪も相当有る事とは存じますが、稀に見る大浄化でありますので何時果てるとも知れぬ如く見える現在如何にすれば宜敷いでしようか御伺い申し上げます。

〔御  垂  示〕
やつぱり、その通り一家の罪が沢山ある。特にカリエスは――本にも書いてある通り――祖先の罪ですからね。罪があるから膿が出るので、一生涯出る訳ではない。出るだけ出れば止まるから結構で、二年でも三年でも、ひどい人は五年位出る人がある。一樽一杯ではきかない。それから憑霊ですけれど、みんないけない訳ではないのです。良いのもある。その見別けが難かしいので、――だからしないだけが良いのではなく、するのが良いのでもない。理想は必要なだけが良いが、そうも行かない。唯、あんまり喋り度い時は聞いてやつても良い。本物ばかりではなく、贋物があるからね。何うしても口をきいて出る場合は聞いてやると良い。それを贋物と思つてはいけない。本物と思つて聞いてやる。仮に狐が出ると――「先祖の何々」と云うから、その儘聞いてやる。それで後で「先祖の何々」と云うのは「誰の時代か」「その時代の年号は」「何んで死んだ」「幾つで」「その時分は何て名前ですか」――と聞いているときつとボロを出す。すると「それは判らない」「判らない筈はない。あなたは祖霊で、さつき、死んだ病気の名前を知つている位だから判らない筈はない」と云い出す。すると、尻尾を出し、「ああいけない」とか云い出す。何でも信じてやると却つて相手は暴露して来る。騙されたら騙されて結構。之はひとり憑霊ばかりではない。世の中の事でも騙したりするが騙されて結構です。騙されている中に気を許してはいけない。又騙している奴は何処かに一貫していない。私の処へ来る奴も聞いているんです。その言葉の中に、何か一つ嘘があるんです。憑霊の事でも、世の中の事でも、その時、こつちが先方を利用したりする様にする。

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(お  伺) 
私は十七歳頃より胃酸過多性でしたが、昭和二十三年の春より胃に痛みを憶え、逐次痛みが加わり、同年九月入信致しましたが、病状意の如くならず、最近宮津支部にて毎日御浄霊を頂いて居りますが相変らず痛みがとれず、医師の診断によれば十二指腸潰瘍兼胃アトニー兼胃下垂との事で、殆んど一日中胃及び胃の後一面が痛みます。昨年六月より仕事(会社の会計事務)も出来ず、毎日遊んで居りますので、家計的にも行詰り状態となり、身心共に苦しんで居ります。一日も早く御用の出来得る体にして頂くには如何致しましたらいいもので御座いましようか、御伺い申上げます。母は熱心な日蓮宗の信者で、此お道に対する理解なく、父は昭和十五年十二指腸潰瘍で死亡、同十八年弟が結核性脳脊髄膜炎で、同十九年妹が結核で各々死亡致して居ります。浄霊をする場所を御教へ下さいませ。

〔御  垂  示〕
之は誰がやつているんです。斯う云うのはそんなに長くかかる訳はないんだが、痛みと云うのは治り良いんですからね。あれは浄化だから、浄化が起つているんだから。胃の痛みなんて大したもんじやない。浄霊に力が入るんじやないかな。それから、こう云うのは全然背中ですよ。前なんかやる必要はない。前が痛い様ですが、背中で溶けた薬毒が溶けて来て胃に来るんだから、背中にあるんです。

(お  伺)
「お腹に石みたいなものが出来て居ります」

〔御  垂  示〕
その石みたいなものが病原と思つていると違う。その後の一寸上の方に痛みがありますから、そこをやると直に治る。胃痙攣でも、前でなくて、背中をやると直き治る。之は全部薬毒ですからね。

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(お  伺) 
私は昭和二十一年十二月御守を頂き、二十三年四月光明如来様を奉斎。種々の御守護を頂き信仰をさせて頂いて居る者で御座います。長女しげ子(二十五歳)が曩に柄沢家へ嫁ぎまして、婚家先の姑、夫と共に二十三年五月入信させて頂き、信仰の生活をしておりましたが、其後主人が解らなくなり猛烈に反対するので、二年程中絶しておりました処、去る三月しげ子の子供が御浄化を頂きまして隣村田原先生方で御浄霊を頂き、二週間にてよくなり、其後主人には内密で信仰を致して居りました。去る四日午前十時頃しげ子が田原先生方で御浄霊を頂いておりました時、突然俺の腹には、大狸が居るとか狐が一匹出たとか、其他いろいろ取るに足らぬ事を連続的に喋り続けるようになりましたので、やむなく主人にも来て貰い、私も招かれて行つて共に御浄霊を続けさせて頂きましたが、中々癒らず、又主人に対しては俺と一緒に信仰しろとか、御神体を奉斎してくれとか、尚先々代の人が信仰した南無妙法蓮華経の御軸を返せとか、失礼な言葉で申して、此お喋りは十二時間位続いて少し鎮まりましたので、一旦家に連れて帰りました。そして翌日よりは大分静かになりましたが、時々変な事を言つております。今後御浄霊をさせて頂くにも主人が反対なので困りますが、御救を頂くには如何致しましたら、宜敷う御座いますか御教示下さいませ。

〔御  垂  示〕
困りますね。之は、御主人が反対している中はすつかり治らないでしようね。何しろ一家の主人と云うものは、そこの家族なり家の全部の全権を握つているんですからね。ですから、風邪ひいたとか鼻の痛いとかは内緒で治りますが、之は霊的にも色々あり、祖先の中――狐ですね。之は日蓮宗の狐ですよ。之が相当執着を持つてやつているから、こう云うのは仕方がないから、相当行く処まで行かなければ駄目ですね。然し信仰をやめると云う訳にも行かないし困るのですよ。一家にそれだけのものがあるので、――メグリですね。之は、御主人は信仰しなくても良いから、時々教会に行く丈の許し――家の仕事に差支えのない限り、教会に行く許しを得て、そうして神様にお願いしていると、御主人が信仰しなければならない様な事が起りますよ。御神体を奉斎していないね。やつぱり祖霊が、つまり狐や狸になつて救われたいと云う点がありますね。それで、気をつけたいと云うので、困らせ様と云う、――それがありますね。だから、内緒は――立派な事をするのに内緒は面白くない。ですから、それだけを許して貰い、よくお願いすると、きつと良くなりますよ。御主人も判りますよ。

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(お  伺) 
潮文一と申す信者で御座いますが、昭和二十二年に心臓肥大症及弁膜症にて入院数カ月遂に原因不明処置なしとて退院後浄霊を受け、最初はさしたる変化もありませんでしたが、入信後、頭部に微熱あるを発見、後めきめきと御守護を戴き、爾来今日まで健康に過さして頂きました。処が七月二十八日より非常な高熱にて、猛烈な頭痛に苦しみ頸部硬直し、意識も不明瞭になる事もありましたが、数日後幾分下熱し、意識も戻りましたが依然として三十九度五分前後の熱にて午前午後もさしたる変化は御座いません。頸部も左右には楽に振れますが、前後はまだ幾分痛みを感じ、言語応答も少し意味不明の事も御座います。両眼充血し特に左眼よりは涙とめやにが出て居ります。鼻汁は出ませぬ。御浄霊致しますと、その局部(特に頸部、前頭部)に熱が出始め、軈て多量の汗と共に下熱致しますが、暫くして、また高熱が出て参ります。日本脳炎の様にも存ぜられます。六十歳を越したる老人で御座いますが心臓病以外さしたる病歴は御座いませぬ。御守護御願い申上げますと共に御浄霊の個所、其他注意事項御垂示の程御願い申上げます。

〔御  垂  示〕
之は日本脳炎的のものですね。ここ(後頭部)に固まつて来る。根気良くやるとね。之は治りかけて来ている。之は溶けかかつて来ているから良くなります。幾らか治り方が遅い位です。固いですからね。一旦柔らかになりますが、又固くなる。だから、それをやるのに、一日に十回位やる二、三十分置きにやる。すると二、三日で治ります。それを普通の病気の時と同じと思い、一日一回位やつたんでしようね。

(お  伺)
「毎日つづけてやつて居りました」

〔御  垂  示〕
まあ―結構ですがね。大浄化ですから、非常に結構ですがね。始終やつて居たと云うのは。

(お  伺)
「私はやつて居りませんが、家の人が、やつて居ります」

〔御  垂  示〕
だが、やり方に力が入るから、溶け方が遅い。

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(お  伺) 
昭和二十五年五月入信させて頂きましたが、昭和二十四年三月梅毒の感染にて医師の勧めにより六○六号二十五本打ちました。一年後血液検査の結果、強陽性でありましたが、身体に異常ありませんので結婚致しました。二十五年五月お道の有難い御話しを承り夫婦揃つて入信させて頂き、其後感謝の日を送らせて頂いて居りますが、夫婦共時折り腰が痛み身体のだるい時がありますので、本年五月夫婦で血液検査を受けました処、二人共強陽性(三プラス)との事にて医師は治療を勧めます。放任して置けば恐ろしい事になると色々申します。医師の言葉は別に気には致して居りませんが、現在では二人共時折腰が痛く身体がだるい時がありますが別に仕事には差支えない程度で御座います。 毎日御浄霊を頂いた方が宜敷いでしようか。もつと浄化の起きた時に御浄霊を頂けば宜敷う御座いましようか。毎日御浄霊を頂いて居れば強陽性が陰性に変るもので御座いましようか。右如何が致しましたら宜敷う御座いましようか。御教え賜わり度く御願い申上げます。

〔御  垂  示〕
之は陽性も陰性もないですよ。梅毒なんて直に治ります。梅毒なんて一週間で治ります。この六○六号が悪い。腰が痛いのは絶対に六○六号です。梅毒は痛みもかゆみもない、無感覚のものが梅毒ですがね。然し六○六号でも、昔は強いのをやりましたが、今はお医者さんの方で判つたのか、気がきいているのか、昔程強いのはしないが――二十五本と云うのだから水みたいなものだね。中には金儲けの為に六○六号するのも随分聞いた。自分の近所の薬局に遊びに行つて――用でなくて――一寸寄つて話した。「六○六号打つて居ります」と云うと、「何処で」「あそこで」と云うと「道理で私の所から持つて行くよ。幾らで」――「幾ら」と云うと、「そんなら随分儲けている」と云つて居た。浄霊は腰の痛い時そこだけ浄霊する。だるいと云うのはそこから熱が出ている。六○六号が垂れてそこに浄化が起つて、その熱で体がだるいのですからそこだけやれば良い。

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(お  伺) 
先日お伺い申し上げました森初子事その後松本先生(章太博士御子息)が度々お見舞下さり、しきりにストレプトマイシンをお勧めになり、御主人も毎日おせめになりましたが、御本人がどうしてもお受けにならず、連日の高熱にも関らず「明主様が治るとおつしやつた以上必ず治ります」と、十五日間遂々頑張られました処、昨日章太博士が「初子さんは決して医薬は用いないだろう。ここに明主様から頂いた観音様を包んだ綿があるからよく祈念して少し飲ませなさい。自分も一心にお祈りして上げるから」との事で御主人様がそれをお持ちになりました。その通りに致しても宜敷う御座いましようか。本人も御主人様も大変感謝してそれを望んでおります。熱は少し降り始めましたが、未だ八度五分位御座います。尿は一日十二回位あり、苦しみは御座いません。食慾も御座います。重ねて御守護の程お願い申上げます。

〔御  垂  示〕
その通りしちやいけませんね。あの人の病気は私が治してやつたんですがね。二度治してやつたんですが、尤もそれじや商売にならないから仕方がないが、綿を貰うなら、貰つて飲んだふりして置けば良い。決してそんな事をしてはいけない。病気は松本さんが治すんじやない。私が治すんだから、松本さんに治して貰うなら、そつちだけにしなければ――両方と云う事はない。どつちかです。医学と神様と両方ではザルに水を汲む様なもので、どつちかにしなければならない。之は治ります。経過は良いです。唯、熱の急所ですね。之は早く治さなければ。大抵此処(頸部)ですね。きつと熱いですから、腫れていますから。頭ですね。

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(お  伺) 
五十二歳の子宮脱出せる者。御守護を戴き、子宮に附着せし毒素が取れ、鷄卵大に縮小致しました。排便は普通より数回多く出て居りますが、大腿部より上部全体が浮腫し相当の水分が含まれ歩行にも困難の程度で御座います。食事は半膳程戴いて居ります。腎臓を特に浄霊致して居りますが、浮腫に就て注意事項を御教示御願申上げます。

〔御  垂  示〕
この浮腫ですね。腎臓の浮腫と薬毒の浮腫と両方ありますから、例えて見れば、片方の股つ玉だけとか或いは腰の廻りだとか、お腹だとか、そう云う局部的の浮腫は、そこに固まつていた薬毒が溶けて来て出きらないで、しばらく溜るのです。それから腎臓の浮腫はもつと大きな――全身的ですね。中には半身の場合もありますが、つまり顔がむくんで瞼が重いとか、体全体が重いとかですねそう云う風に心得て置けば良い。之は局部的の様ですからね。勿論腎臓も大事ですが浮腫のある所を浄霊すれば良い。

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(お  伺) 
私の夫五十歳は以前より胃病にて困つて居りましたが、昭和二十四年四月多量の血液を嘔吐してから一層悪化したので、其後医者や薬と手当をやつたが効果なく今年の一月頃より一層悪化して床につく様になりました。今年の三月救世教の有難い事を御聞きして、私が御守をお受けして毎日浄霊をさせて戴いて居ります。家の都合で御神体は御祭りして居りません。三月以来激しい痛みが続きましたが、お蔭様で痛みは少し楽にさせて戴きましたが、毎日二回は食べた物を嘔吐致しますので、其為か便通は少く、身体は日に増衰弱して大変痩せました。四月頃の痛み激しかつた時より余程元気づいて居りましたが、近頃の暑さの為か急に弱つて来ました。又毎日二回嘔吐する事は何か霊的の関係がありましようか。又薬毒の浄化でしようか。浄霊する主な処を御教示願います。

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【御  教  え】
不感症と言うのは婦人にとつては重大問題です。この原因も分らないし、治し方もない。昔そう言う人をやつた事があつたが「どうですちつとは良くなりましたか」と言うと、返事が出来ないんです。ムニヤ々々々言つてますからね。こつちは察するより外ない。そんな訳で、非常に重要な問題で、書いてある通りですから、非常な救いだろうと思います。

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農業の事を一寸かきましたが、新聞なんかでも、今年は平年作は一寸難しいだろう。兎に角年々減産の傾向があるですね。処が農地改良とか――色んな事をやつているが年々減る傾向だ。之は肥料ですね。肥料の為と言う事は分りきつている。そこで近頃、米国が主ですけれど、学者が色々研究した結果化学肥料が悪いと言う事が分つて来て、かなり多くの学者や実験家がそう言う説を唱えて来た。そう言う色々な研究を松井さんと言う人が調べて来て、今度一冊の本にして――小さい本ですが――出版しようと思うが、大いに農村に配る様にする。大体日本人は、西洋で始めたものなら何でも良いと言う――一種の迷信ですね肥料なんかも。農民と雖も、外国で唱え出したものは信用すると言うので、相当効果があると思います。それから、今度私が論文かきますが、肥料ですね。之はアメリカの学者の説では、家畜ですね。肥料をやつた草を食わせると良く育たない。で、堆肥ですね。アメリカは堆肥に捉われてますからね。未だ本当に分つていない、八分通りしか。本当言うと堆肥に肥料はないんです。土を固まらない様にするんだから。兎に角堆肥だけで作つた野菜を家畜に食わせると非常に成績が良い。全然化学肥料をやらないで堆肥ばかりでやつて、多くの酪農農場を持つている人に認められた。そう言う事が行われて来た。処が肥料は――化学肥料と、昔からやる糞尿肥料ですね。処が、それが米なら米が吸うんですよ。吸つたなら人間の体に入つて来るんですよ。之が中々大きい。反つてアメリカの方で、そう言う風に唱え出して来た訳ですね。ですから、肥料の毒が人間の体に入ると言う事は非常に大きな事ですね。然し薬毒と違つて極く強烈なものじやない。ですから、それが為に非常に害すると言う程じやない。然乍ら、幾分づつ――先祖代々ですからね――害をしている訳ですね。無肥料ですね――自然農法はそう言う点から言つても立派な意味があると言う事を心得ておくと良い。

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八月十一日

(お  伺) 
現在腹部の大浄化を戴いております金子松次郎(五十二歳)と申します未入信の者に就き御伺い申上げます。以前から肩の痛み及び頭痛持ちで御座いまして、痛みます度にトンプクを服用し、トクホン貼布を続けて参りましたが、一昨年十一月頃猛烈な胃痙攣を起しまして、其後一年間は大した変化なく過して参りました。昨年十二月頃より胃の左上部がシクシク痛み始め、本年四月頃より痛みが日増に加わりましたので、五月下旬に入院致しました。医者に肋膜に水が溜つたと云われ、ストレプトマイシンを十四本打ちましたが何等変化が御座いませんので、六月七日に退院致しまして翌日より都内の某国立病院に入院致しました。其頃より一日一度位、猛烈な胃部の痛みを覚え、特に七月初め頃より一日五、六回の強痛となりましたので、その度に注射で麻痺させるより外ない状態となりました。  病院で調べましても原因不明で、医者も外に手の施し様もなく、毎日痛み止めの注射をしつゝ過しておりました処、漸次衰弱して来まして七月初めには最早一カ月の生命と、宣告を受けるに至りました。七月七日より毎日御浄霊を戴く様になりまして、其日から強痛は遠のきました。大変に喜びまして本人の妻と姪が入信致しました。そして約十日後に衰弱重態の中を退院致しました。以後、毎日御浄霊を続けさせて戴いておりますが衰弱甚しい状態で御座います。現在、胃左上部の固結、鳩尾部及び右肝臓部の固結を相当に溶かして頂きましたが、最近は一寸でも水や食物を頂きますと、直に腹部が膨満して、ハチ切れる程にふくれ上り、ゲツプにより食物を戻してしまう事も御座います。腹部がふくれ上つた時は御浄霊を戴きますと楽にして戴きますが、別にはつきりした御浄化は御座いません。現在、背部、横側特に左側が局部的にむくみ、又左肺の胸は呼吸の折、殆んど動かぬ程にむくんでおります。胃部の張る苦しみは、御守護によりまして一日おき位に参りますので、いくらか耐え易く本人も喜んでおります。家族共に一心にお縋りしております。御守護の程御願い申上げますと共に、どの様に御浄霊させて戴きましたら宜敷う御座いましようか、御伺い申上げます。

〔御  垂  示〕
中教師か、――何の様に御浄霊なんて、今この様な事聞く様じや仕様がない。背中に毒が固まつている。特に肩の所。何時も云う通り、お腹が痛い時、何うしてもここ(お腹)をやるが、そうではない。背中が楽屋になつている。前の方は舞台になつている。之は背中をやれば治ります。之は薬毒ですからね。之はお医者様がこしらえた病気で何でもない。実際恐ろしい世の中です。実際こんな事では命に関わります。こんな事で――段々病気を作つて、金を使つて、――金を使う自殺ですこんなに金を使うより三原山に行つた方が利口ですね。苦しまないで一ぺんに済んでしまう。こんな馬鹿らしい事するのがつまらないのでね。宗教迷信どころじやない。医学迷信が、先づ世界的の大迷信ですね。だから、之は殆んど背中ばかりやつて良いんです。それから腎臓です。腎臓も大分萎縮しているから。それからお腹が膨れるのは薬が溶けて膨れるのですからね。薬毒が溶けて膨れるのは随分あります。中には腕だけ膨れるのも随分あります。それから、足に薬が流れて足が腫れるのがありますから。この人は胃の薬を多く飲んで、それが溶けて胃に固まるんですから、之は相当の間かかります。衰弱さえうまく堪えて行けば必ず治ります。無論嘔吐もしますからね。薬を吐くんです。然もモヒの注射をやつてますからね。相当衰弱しますよ。だから、きつと治るとか、治らないとか見当がつかない。私が薬を飲ましたのなら見当がつきますが、他の人が飲ませたのだから。薬の分量が少なければ良いが、ある薬を出すだけの期間持つて居れば良いが、持つ事が出来なければいけない、と云うんです。然しこう云うのは割合助かるものですがね。肺の方と違つて胃の方の病気は体が持ち易いんですね。そうして、出来るだけ側の人が御神書を聞かせる様に――そうすると霊的に清まりますからね。

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【御  教  え】
婦人病の中の不感症ですね。あれに就て深くかいてある。恐らく医学でもあの説明はつかないから――本当は重大問題ですがね。事が事だけにね。婦人病ですがね、あれは全部薬毒ですね。あれが段々――始終下におりて行く。それが下に溜る原因は簡単なものです。それを知らないから薬で治そうとして薬を飲むから、結局何時迄も治らない。それだけ分つただけでも大したものですね。

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(御論文「⇒信仰の自由」お蔭話「基督教徒なるが故に」のあとの御言葉)【註  栄光新聞一二一号】

こう言う事がよくありますがね。こう言う事が之から増々ふえる訳ですね。途中で心から変更すれば助かるが、折角――綱につかまれば良いのを、何うしてもつかまらないで、暗闇になつているのですが。

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それからね。美術館ですがね。あそこに出来てる模型を――最初のは何うも面白くないので、今度変えたんです。二階屋にしたんです。あれじや幾らも陳列出来ないのでね。今度出来る美術館は企図も良いし、形も良いのでね。その図面を、今見せ様と思つて居たら、大工の方に行つているので。それで、非常に金がかかつたりするので、それから建築の日数がかかるので、もう一年のばそうと思うが、神様の方はそうはいかない。来年の夏迄には造る。来年の夏迄には必ず完成する。この頃世の中を見ても、美術と言うものに非常に関心を持つて来た。今度の講和にサンフランシスコで美術の展覧会をする事になつている。之はアメリカの何とか言う人なんですがね。百七十二点ですかね。それだけ行く事になる。荷造りをしてますがね。その前に博物館で展覧させると思つたが、日がないので今一生懸命荷造りしてます。荷造り料が百万円ですからね。飛行機で向うに持つて行くんですね。可成り良いものがあります。国宝的のものを中心に、あと民間のものも相当入ると思います。処が私から見ると、未だ当局や世間の人の考え方に一寸ずれがある、と言うのは、之は何百年前何千年前のものだから――つまり歴史的の意味ですね。それを目的にしている。正倉院の宝物にしても、よく之だけのものを造つた。よく今日迄保存されて来た。と言う、そう言う意味ですね。処が、審美――美術の鑑賞と言うところから言うと、古いのが良いと言うのではなく、古くても新しくても、良く出来たものですね――傑作ですね。美的要素が多いと言う事を中心としたい。まだそこ迄行つてないですからね。アメリカに行つた美術品を理解出来るアメリカ人は幾らもないですね本当に理解出来るのは半分もないです。私から言えば三分の一、五分の一でしよう。美術ですからね。美術と言う頭を持たなければ――こう言う点からも、私がつくる美術は、考古学と言う意味でなく、美術としてやる積りです。之なら日本人にしてもアメリカ人にしても、世界人が理解出来ると思います。それが本当の行き方です。それから、美術と言うものに関心を持つて、方々に美術館が出来るですね。今、現代美術ですが日比谷公園に出来るとかいう話ですが、それも少し反対があつて芝公園と言うのもある。既に予算は三億取つている。二、三年で必ず出来ます。之は大体文部省の買上げですね――各展覧会での。あと明治以後のものが出る訳です。それから京橋の石橋ビルですね。あそこも二階か四階の両方か、どちらかで、展覧会する事になつている。鎌倉にも、もう直き出来ますしね。各地にそう言う計画があります。鶴見にも出来るそうです。そんな訳で段々ミロクの世が近づいて来たので、そう言う空気も出来て来る訳ですね。

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八月十六日

(お  伺)
富田光男(長男)と申す廿四歳の信者で御座いますが、十八歳の時或夜突然ひきつけを起しまして以来月に一度乃至三カ月に一度位の割で起して居りました。症状は手足をバタつかせ呼吸困難となります。一年程前から此発作は大分遠のいて参りましたが、今度は後頭部の頭痛と不眠が続き物が二重に見え、視力が衰えて参り、終に眼球が右と左に開いて参りました。医者も原因不明と申し手術の寸前御浄霊を戴く様になり、病勢好転、眼球の開き方は大分好くなりました。其間、水を昼夜非常に飲みたがり、薬罐を枕頭に置いて飲みましたが、之も順調に好くして戴きました。家族は祖母を除いて皆入信し、大変熱心に御導きも致して居ります。本人も進んで他人の御浄霊を致して居りますが、此六月頃より、何となく元気が無くなり衰弱して参りました。以前は左程口数は多くない方でしたが、非常によく喋る様になり人を笑わせます。又歩く時は酒飲みの様にフラフラ致します。苦痛は余り無く食事は進みません。此家は代々中気で倒れる人が多く、又祖母の代に其父と兄が海岸で水死して居ります。他の家事の事は非常に御守護戴いて居りまして熱心に信仰致して居りますが、長男だけが右の様な状態で御座います。右に付き御教を賜り度く御願い申上げます。

〔御  垂  示〕
之は祟つてる霊があるんですね。その解決がつかなければいけないんですがね。手足をバタつかせ呼吸困難となります――こう云う症状はみんな死霊ですからね。死んだ時の症状をあらわす。癲癇ですね。この発作は大分遠のいて参りました――霊が救われて来た。物が二重に見えるのは乱視ですね。ここ(後頭部)に毒が固まつた為ですね。之は段々良くなつて来ます。霊も大分救われて来ましたね。水を飲みたがるのは龍神と思つて良い。色々とここの家の霊的の障りがあるのが段々取れて行く。龍神と云うが、やはり祖先の霊です。それが救われたいので憑つていく。喋るのは、之は霊の性質に依る。フラフラする、――之は蛇の霊が憑るとこう云う事があります。中風で倒れたとか海岸で水死したと云う霊とは違います。気長にやつていれば段々治ります。成たけ御神書を読む様に――日限の問題ですからね。気長にやつていれば治ります。

(お  伺)
「四十年前に木を切り、その為、子供が死んだと云う事があつたんですが」

〔御  垂  示〕
それとは違います。それは木龍ですからね。之は水に住んで居た龍神ですからね。木龍ではないですね。木龍が祟ると、耳が聞えないとか口がきけないと云うのが木龍ですからね。之はそうではない。

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(お  伺) 
信者で御座いますが、電気溶接の仕事に従事致して居りますが、溶接の光に合うと、田虫、水虫等二、三回で治ります。此様な場合、浄化停止と思いますが、健康な人で右の仕事に従事致します場合、体には差支え御座いませんでしようか、悪いとすれば、如何様に致しましたら宜しう御座いましようか、お伺い申上げます。

〔御  垂  示〕
やつぱり浄化停止で、固めるんです。然し、こう云う田虫、水虫と云うのは、大したものではない。之で固まつても別に差支えありませんよ。だから安心してやつていて良い。皮膚病ですからね皮膚病と云うのは何でもないんです。

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(お  伺) 
謹んで御伺い申上げます。私は田中由男と申す者で御座いますが、三年前医師より結核と称する病名を付けられ色々な治療を受けて参りましたが治らず、最近では気胸療法数十回施しましたが尚効果なく、現在では、整形手術療法を行い肋骨二本を切離し、手術個所よりピンポン玉の様な玉を入れて肺を縮小させると言う治療を施して居りますが尚結果は悪く、現在迄に十七個の玉を入れて戴いたが益々呼吸は困難となり苦しんで居りました処、有難い事には救世教の御浄霊を戴き、現在では約一カ月位の御浄霊を戴きまして大変楽になり喜んで居ります。尚八月十一日には御光様を戴いて観音様の御用をさせて戴き度懸命で御座います。右の場合入れました十七個の玉は出して貰つた方が宜しいで御座いましようか。医師の言うのには此玉はいやな時には何時でも簡単に出して上げますとの事であります。私は気持が悪いから出した方が良いと思います。玉を出しました後の結果と御浄霊の方法を御教え下され度御願申し上げます。

〔御  垂  示〕
玉は出した方が良いですよ。玉があつてはいけないんですから。若しあつても良いなら、神様――造物主が玉を入れて下さる。肺に玉を入れると云う事は大変な間違いです。実際医学は――何と云つて良いか判らないですね。だから早く出した方がいいです。最初、他に苦痛があるので紛れるが、他の苦痛がなくなると、苦痛になるから早く出した方が良い。出せば、空洞とかも段々治つて来ますから、早く出した方がいい。恐らくこんな馬鹿気た事はないですよ。

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【御  教  え】
昨日のお祭りが今日にのびましたが、と言うのは昨日公判がありましたからね。何うしても行かなければならないと言うので行つたんですが、驚いたんです。その一日前に家内が夢をみた。それは、私と家内が一緒に遠くの屋敷みたいな所に行つて、真つ黒い大きな龍が、こつちの方に向つて来たが、それて横を向いて縁の下に入つて行つた。とても長い――随分長いそうですがね。それを行き掛けに自動車の中で聞いて、ははあ之だなと思つた。松島と言うのに黒龍の親玉が憑いている。その喋らした事を黙つていると、こつちの負になる。負になると邪神の方が勢いがついて、神様の方が、勢いがそれだけ影響する事になる。八十%が嘘で二十%が本当だと言うと、言霊で、先の言を抹殺して了う。私の言霊は霊界では特別な力がある。非常な力がある。それでこつちは勝利を得た事になる。そう言う様な訳ですね。兎に角邪神と正神の闘いですからね。邪神の方はメシヤ教位恐いものはない。他のには勝つが、メシヤ教だけは歯がたたない。邪神のやり方に色々ありますがね。言論機関――ああ言うものを使う場合と、役人を使う場合とあるが、役人が一番始末が悪い。法律と言う武器を持つているから。役人と言う鎧を着て武器を持つてやつて来るからね。こつちは無手ですからね。だから去年なんか、ああ言う目に会つたミクロの世になる迄続くんです。勿論神様の方が勝つて行くんですが、色々あります。昨日の場面はそう言う事です。霊的に言うとそう言う意味になるんです。それで話したんですが、ですから実に骨も折れるし、面白いし、色々な事があります。私を出さない様に、私に喋られたら、先が負けちやうから弁護人を出して喋らした。私が喋ろうとすると誰か出る。そうしてのばしている。六時になつて時間が僅かになつたでしよう。あれは邪神の計画なんです。だから、弁護士なんか――つまらない、屁見たいな事でね。

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それから、文明の創造の中の――色々――何病気とか彼病気と言うのに対して色々精しくかきました。最後に総論をかき、総論の中に手術に関した事を、判る様にかいてあるから、手術の説明をするのに便利が良いから。今度出来たんですが「⇒結核の革命的療法」之は、結核の本当の原因や何か書いたんですがね。之を読んだら、何んな人でも納得しない訳はないと思うんです。一般に出版する積りでかいたんですが、之を見ると、結核療法――医学的のね――あれは形なしになつちやう。言論の自由であるしね差支えない様ですが、医学者の方から苦情が出そうな様な懸念があるので、非売品として信者さんだけに、今の処配る積りです。いずれは一般人に知らせなければならないんです。時節で仕方がないんですね。

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それから「⇒新しき暴力」と言うんですが、私の法難手記が骨子になつて、之は先に光社の編輯長ですが――小坂と言う人がこしらえた。一般人に読ませる様に色々な人の書いたものを載せている。新しき暴力は法難手記がそつくり入つている。法難手記は限定版になつているので、一万部ですかね足りない様だつたから――あれの足りない人には丁度良い。中島健蔵――有名な評論家ですが。海音寺潮五郎――之も有名な人ですが。大庭さち子――之も婦人の方では新進の評判の良い人ですね。それから岩崎栄――この人は、よくこつちを理解し色々かいている。私の――岡田茂吉のプロフイルと、相当長くかいてますからね。第三者なんかには適当な編輯ぶりになつているので大いに読ませる様にして貰いたい。そうすると、今の司法制度ですね。ああ言う事も、世の中の人が知る事によつて、希望するところは輿論にしたい位です。それによつて、社会悪的なものを少しでも清めるんです。そんな意味で出来るだけ読ませる様にして貰いたい。まあ――本の広告です。

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八月十八日

(お  伺) 
私の先祖の屋敷に稲荷を祭つて有りましたが、祖母の代、大火事にて稲荷も共に焼失致して終いました。其後父母の代に屋敷は人手に渡り移転しました処、祖母の夢の告げに、狐が現われ「どうか祭つて欲しい」と言うので、「それでは私の家へ来て下さい」と言いますと「子供が沢山居るから行かれない」と申しますので「子供も皆連れて来て下さい」と言つて目が覚めたそうです。それから早速祭りましたが、其後次々不幸続きで、或る神憑りに見て貰いました処、綺麗な白狐で「あなたの御祭が足りない故神格になれない」と言われ、早速護摩を焚いて頂き末広明神と命名されました。其翌月生後一年二カ月の女児が死に、其後又女児が死亡致しました。昭和二十一年一家四人お守を戴き、二十二年光明如来様を御奉斎致しました。二十三年正月教会の人に来て頂き、元へ御帰り願う様に御祭り致しましたが、当稲荷は先祖でしようか。又此儘で宜敷いでしようか。私は二十歳代よりトラホームで入信前二回手術致し鍼、「やいと」も致しました。現在では逆まつ毛で非常に苦しんで居ります。偉い先生方にも、御浄霊頂いて居りますが、未だに治りません。之は前の稲荷と関係御座いましようか、右謹しんで御伺い申上げます。

〔御  垂  示〕
この稲荷は処分してはいけませんね。之は祖先か、又は祖先でなくても白狐ですからね。狐の方では、白い狐の系統と普通の稲荷とある。ですから悪い狐でないんです。ですから良くしてやると守護するから、その儘にして処分してはいけない。狐の中で神格を得ているから。やつぱり相応しないから相応して貰い度く色々やるんですがね。之は、ちやんと良くお祭りしてやつて、月に一回――月並祭の時祝詞を奏げると云う様にする。それからトラホームも逆まつ毛も稲荷と関係ありません。トラホームは薬毒ですからね。眼に目薬が染み込んで、それが又出て来てブツブツになつてそこから膿が出る。それと、頭にある場合に眼から出ないで瞼から出ると云うのもある。之は浄霊していると治るが相当長くかかる。それから浄霊する場合は前頭部。それから逆まつ毛と云うのは目つ毛の出る位置が悪い。之はやつぱり眼瞼に毒があるので、それに遮ぎられてそののびる所が違つちやう。やつぱり之も浄霊すれば治ります。前頭部――この辺に毒があるから気長にやればすつかり治ります。

(お  伺)
「狐のお祭りは永久にお祭りすべきでしようか」

〔御  垂  示〕
まあーそうですね。永久と云う事もないが、未だそうですね。ずつと先に行くと祭らなくても良い様になるかも知れませんが、今の処ははつきり云えない。

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(お  伺) 
謹みてお伺い申上げます。藤枝安治(五十歳)と申す信者、眼病にて凡る療法を施して失明の一歩前に御縁があつて本教に入信いたしました。とてもひどい目で御座いましたが、御浄霊後一週間で白目と黒目がやや区別がつく様になりました。左の目の黒玉の上は無数の星にて瞳も解らず、白玉が上に黒玉が中へ離れた様に成つて居りました。右の目は全くラムネの玉の様に飛び出して黒玉の上は筋子(食用の鮭の子)をのせた様に成つて居りました。左の目だけでもお救い願えればと毎日御浄霊を二カ月許り続けさして戴きましたが、本人の申出で一カ月許り御浄霊を休みました処が、又御願いすると申しますので隔日位に御浄霊を続けました。段々と目ヤニと涙が出る様になり、半年許り後には星もなくなり稍見えて参りました。その中、藤枝氏の長男も入信する様に話が出来て居りましたが延び延びに成つて居る中に、商売上で詐欺にあい「夫婦共入信して居るのに詐欺にあうとは」と不平を申しますのでお話をいたしましたら、自己の曇りである事を理解したらしい様子でした。最近長女が入信いたしました(長男は未だで御座います)その長男が去る八月七日突然に熱が出て苦しみ、九日に御浄霊をさして戴きました。御浄霊後三十分程いたしますと余計に熱が高くなりました。冷さない様によく注意と説明をして帰りました。翌十日は私事都合で行けませんでしたから代りの者に御浄霊に伺わしました。その時の状態は右の目が腫れ上り結膜が眼玉より離れた様に見え、目をつむるとその膜がしわに成つてまぶたの間に出て来ます。頭は割れる様に痛み延髄がはつて居りました。善言讃詞を奏げさして戴き御浄霊さして戴きましたが、頭の痛みは薄らぐ様子もなかつた様です。十一日早朝私事伺いまして、祝詞を奏上させて戴き御浄霊を続け、御霊紙を少し戴かせまして、一時間許り御浄霊を続けましたが、(前頭部、頸筋、後頭部、肩を重に御浄霊さして戴きました)目が痛い、頭が痛いと申し、熱は下る様子もありません。その中、両手が固くこわばり、一貫目程のものが腹の上に乗つて居る様だと申しますので、何か霊の作用と思いまして、祝詞と善言讃詞を奏げさして戴き、御讃歌(三尊の彌陀)も捧げさして戴き、五分程御浄霊さして戴く中に楽になりました。そうした事を二回繰返しまして、その日は一旦帰り翌十二日早朝伺つて御浄霊をさして戴きましたが、熱は殆ど下りません。その時家の人が「猫の目と同じだ」と申しましたので、その理由を聞きました処、迷い猫が来たので半月許り飼つて居りました、(主人は反対でした)そこにはケニーと呼ぶ犬が居り、その猫がケニーの為に右の目を傷つけられ、ふさがつて居たとの事ですその猫を長男が可哀想だけれどと云い乍ら何処かの別荘で飼つて貰えと捨てたそうです。その他にも以前ケニーが二匹の猫を咬殺したそうです。その死体はどうなつたか分らないと申します。猫を捨てた翌日から気の弱い長男は突然発病したのであります。こんな事を聞きましたので、台所の隅へ無縁さんに飯と水をお供へする様に、又、捨てた猫にあやまり、殺された猫を祭つてあげる様に致しました。(右藤枝氏は御神体は未だ御奉斎さして戴いて居りません)十三日早朝より御浄霊に行きましたが熱は下らず、食事は一切受けつけません。余り本人が苦しみますので万一を思い医者に見せました処、医者は不思議想に見て首をひねつて居りました。それでも何か注射をして帰つて行きました。私は気が気でなく中教会へ走り、会長先生にお話をいたし、中教会の大光明如来様に特にお願をして戴きました。会長先生は今日は手が離せないが、明日(十四日)早朝一度行つてあげようと申されました。そして、これから私に行く様に申されましたので、急ぎ行きました処この世を去つて居りました。丁度会長先生と共に中教会の大光明如来様にお願いして居た頃に死去したらしいです。以上の様な事情で御座いますが、私のとりました方法に何処か間違つた点は御座居ませんでしようか。先祖或いは猫の因縁で御座いましようか。尚、主人もまだまだ長くかかるので御座いましようか。長男の死亡で大分家の人が曇つて居りますが、この際よく説明してあげて、得心すれば御神体の御奉斎を勧めてもよいもので御座いましようか。何卒御教示の程御願い申上げます。

〔御  垂  示〕
之は、眼病にてあらゆる療法を施したからいけなかつた。何んにもしなかつたら治つていた。失明の一歩手前迄色んな療法でやつたんですね。みんな薬毒ですよ。目がひどくなると瞳がはずれますからね。後から押されるんです。薬毒を入れると、薬毒が染み込んで頭に行き、それが溶けて目に来て、後に行き、それが押して出ようとする。玉を押して来れば良いが、そうではない。無論玉もそうですが、クルリと廻つて瞳を押して来る。私もそんな人をやつた事があるが、瞳がぶら下つて来て落ちますよ。目が膿で一杯です。浄霊していると、その中に瞳が段々ひつ込んで元通りになる。目の玉がはずれるなんて想像がつかなかつたですね。その軽いものですね。白玉が上に黒玉が中へ離れるんです。之は毒が沢山そこに固まつた状態ですね。ですから之は気長に浄霊して、段々目ヤニが沢山出て来ますがね。そうすると治ります。必ず治るんです。之は最初は一寸したのですそれが薬で作つたんですね。実に恐ろしい。半年許り後には星もなくなり――こう云う具合に治つて来るんです。詐欺――之は入信が後れた為にこうなつたんですね。然し詐欺にあつたと云う事は浄化ですからね。物質の浄化で本当は結構なんです。この人は、未だ曇りがある為に、或程度取れなかつたら信仰に入れない。そこで祖霊が詐欺にあわせて物質に損害をあわせて、曇りを取ろうとした。だから、本当云えば結構なんです。色々損したりするのは霊的に云うとそう云う意味ですからね。それが判ればむしろ感謝したい位のものです。八月七日突然に熱が出て苦しみ……余計に熱が高くなりました――之は、浄霊者の霊的関係ですね。霊力が弱いと熱が出て、強いと出た熱は下る。弱いとここ迄(山形の頂上迄をお示しになる)で、熱を下げる力がない。強いとここ迄(山形の頂上を通り下迄お示しになる)下げる。ですから力を入れるとこうなります。力を入れない――そうすると熱が非常に冷め易い。目が痛い、頭が痛い――ここ(頸部)をやらなければ。やつぱり猫も関係ありますね。猫が関係あつても、こつちが面白半分で猫を殺してないなら――それ程でなければ、恨みと云うのは一時的なものです。やはり、之は毒が沢山あるんです。薬毒がね。その中、両手が固くこわばり――之は、きつと猫が来たんですね。犬は縛つて置けば良いんだ。鎖でつないだ方が良いですね。之はやつぱり猫の霊ですね。この世を去つて居りました――ははあ、注射にやられたんだな。それから、やつぱりこう云う家は光明如来様を早く奉斎しなければいけないんですが、そうかと云つて無理にしてはいけないし。こう云うのは難かしいです。メグリが多いから、それだけ恵みを戴けないんですね。之は別に死ぬ状態ではない。注射の為でしようね。昔と違つて今は浄化が強いから――逆効果が強いから――先には何ともなかつたのが、今日は非常に危険な状態になるんですね。こう云うのはあんまり無理に勧めないで、先方が聞きたい様なら話をしてやる。後は出来るだけ、「栄光」や「地上天国」を読ませる様にする。「栄光」一部でも、すつかり読めば、大抵の人は良くなる。そうして急らず気長にやつた方が良いですね。それで、こう云う不幸があつた後には幾らか迷いが出てますから。そこで、本人に霊界から、そう云つた――祖先やなんかが働いた挙句――そう云つたメグリがあつて――邪魔があつたと云う結果になつた。だから先方が快よく話を聞く様ならしてやつて、そうして一日も早く光明如来様をお祭りさせる。そう云う様な迷いがあつたり、色々具合が悪い様だつたら御神書を読ませる。そうして後は神様にお任せしておく。

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(お  伺) 
磐城支部所属教師第三位横井利一氏(二十四歳)の浄化について御伺い申上げます。利一氏は本年七月十二日数日前より徴候有りたる由なるも全身麻痺状態より呼吸烈しく全身硬直し、仮死状態の急激なる浄化起り浄霊約一時間にして漸く落ち着きましたが午後十一時頃再度起り、明主様に御守護御願せし次第、引続き翌日二回、其後本日に至るも数日に一回位同症状に成り仮死状態となるや御浄霊の後善言讃詞を数回奉唱すれば漸次回復する。最近の症状は最初よりも余程軽く体力も可成りあり。浄化の症状起るや善言讃詞を欲し、奉唱し終るや一時仮死状態と成る。本人は満洲義勇軍に従軍し駐満約三年余、終戦後一年して帰省、家族は姉二人中教師、弟は建設奉仕隊に約半期一家挙げて御救に精進させて戴いて居る家であります。父は数年前死亡、母は子供と共に精進して居られる。昭和十三年より二十年迄の間に父、兄二人、姉一人、弟一人死亡して居り、兄二人は外地で戦死、弟仁郎は十三歳の時溜池にて水死、駐満中殊に敗戦後捕虜中同僚は冷下○○度の寒さに堪え兼ね倒れたる者数知れず、利一氏は身心強健の為九死に一生を得、同僚の世話を可成りしたる由、前記の浄化の症状は昨年八、九月に約三回有つた。霊的にも関係あると思いますが、在満中に骨髄迄凍傷症状状態にかかり居りたる者の浄化であると思いますが、曽て聞いた事も無く見た事も無い物凄い浄化症状であり、岩松先生にも十数回御浄霊を受け、追々元気になりつつあるも霊的関係及御浄霊其他の御神示を謹みて御伺い申上げます。

〔御  垂  示〕
之は死霊ですよ。この戦友の――こう云う霊ですね。つまり、之は死んだ時の状態が出るんですね。全身麻痺状態、呼吸烈しく、全身硬直。之は死霊の状態そつくりですね。善言讃詞を欲しい――と云うのは、霊が救われたい為ですね。要するに、霊の病気が治つて行く、そうして、自分が救われていくから判つて、最初は無茶苦茶に憑つたものですが、そうして早く救われたい為に、善言讃詞を聞きたがるので、之は結構ですよ。之は、段々良くなりますからね。心配ないです。出来るだけ御神書を読ませる様にね。普通の――何でも良いです。信仰雑話でも良いです。霊に打ち聞かせるんです。霊を信者にする訳ですね。そうすれば大変な功徳をした事になる。

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(お  伺) 
昭和二十四年七月入信の清水澄一(二十一歳)と申す信者でございますが、昭和二十四年四月勤務先の税務署にて健康診断を受けました処、肺浸潤との診断を受けました。以来医者にかかりその間ストレプトマイシン五本の外、種々注射を受けましたが良くならず焦つて居りました時、御道の話をきき十日間御浄霊を戴きましてより楽にさせて頂き入信し、勤務先にも間もなく復職を致しまして感謝の日々を送つて居りましたところが、その後段々と御浄化を頂き、本年五月勤務先より休養をする様申し渡されて目下家庭にて休養いたして居りますが、医療は受けて居りません。今日では次第に衰弱いたし食欲もなくなりました。本人は生後三十日目頃より皮膚が荒れはじめ中々治らず、現在に至る迄全身的に露出部を除いて、黒色鱗状の膚になって拡がり、御浄霊をうける様になつてからは逆に露出部まで延びてきて居ります。尚本人の弟にも同様の症状があると申します。(弟は健康)二十六年七月御神体御奉斎、御屏風観音様御奉斎さして頂き、本人は唯今御神前で休ませて頂いて居ります。結核の御浄化並に右の鱗状皮膚が現在御浄霊によつて拡大して居ります点につき御開示御願い申上げます。

〔御  垂  示〕
之は、つまり龍神の生れ変りなんだな。鱗状に露出すると云うのは、そう云う訳です。之は出るだけ出れば良いです。出るのは結構です。出るだけ出れば、それから段々消えて行きます。この点は別に心配ない。唯、結核ですね。肺浸潤と云うのは、之は良くなつてから――再浄化ですね。大抵、再浄化が起る。再浄化と云うのは、薬毒の浄化なんだから、そこで急らずに気長にする積りで浄霊もあんまり度々やらないで、痛いとか苦しいとかと云う時――時々やる様にする。後はしないで、要するに浄化が強過ぎる訳ですからね。それで、熱が出て食慾が減つて衰弱して来ると云う訳です。浄化を長くのばすのです。借金なら月賦で返すと云うのです。そうすれば大丈夫です。肺病の時はそうですが、他の病気はそうではない。他の病気は、する程良いんですから。結核の再浄化をそう云う風にするんです。どつちも――鱗状も結核の方も気長に何年経つても良いと云う積りでやる。そうすると治るには治ります。

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(お  伺) 
昭和二十四年四月入信の坂田善弘(五十六歳)と申しますが、約十七年前より左耳下に小さな瘤が出来、それが次第々々に大きくなり、入信当時は五、六歳の子供の握り拳程になつておりました。処が御浄霊を約半年ばかり続けました頃より二、三カ月間に急に大きくなり、丁度左頬から耳の後にかけて拳を二つくつつけた様になりました。其間御浄霊は続けておりましたが、昨年末より今迄骨の様に堅かつた瘤も段々赤く腫れて参り、本年一月先端より排膿し始め、約半年余り排膿致しておりますが、一時少し小さくなつた様でしたが、又大きくなつて来た様です。本年一月頃より痛み出し夜も充分寝られない日が時々御座居ます。現在排膿している個所も一部分軟かくなつていますが、赤く腫れている個所も先端より約半分位です。其個所には動脈が表面に出ています。本年一月排膿前激痛に堪え兼ね医師に相談致しました処、此瘤は動脈を取巻いて出来ている故、手術の方法がなく、又此儘なれば生命に迄及ぶと申したそうで御座居ます。  本人は若い時より余り大病もせず、従って薬剤も余り使用していない由。唯十年程前神経痛にて約二年余り左腕に「やいと」を続けた事が御座居ます。右の浄化は霊的に関係が御座居ましようか。又御浄霊個所は現在患部並に後頭部、延髄部等致しておりますが、それで宜敷う御座居ましようか。謹しんで御伺い申上げます。尚御屏風観音様は本年四月御奉斎致しました。

〔御  垂  示〕
ははあ、之はね、薬毒ですがね。薬毒は三十年でも五十年でもちつとも変りませんからね。之はここ(頸部)に固まつて溶けて出るんです。別に難かしい点はないんです。あんまり圧迫や――熱が出て体が衰弱すると楽観出来ないが、衰弱さえしなければ、必ず治ります。それから御浄霊の個所はここ(頸部)から行きますからね。それから肩から行きますからね。ここ(頸部)と肩をやる――こつちの方をやると、こつち(耳の後)の方が柔かくなりますからね。こつちから押されるから外に出る。之も気長にやれば治る筈ですがね。然し、原因はやつぱり薬毒ですよ。それからね、兵隊に行つた人で、よくこう云う事がある。外地に行く場合、色んな注射をするからね。南洋に行つた人は、こんなに(前頭部)腫れる事がある。顔が腫れ上つちやう。こう云うのは二、三日放つて置くと穴があいて治つてしまう。そう云うのは知つておくと良いですね。

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(お  伺) 
私の家は私始め一家七名入信の栄に浴し、御神体を奉斎数々の御神徳を戴き歓喜敬神の誠を捧げて居ります折、昨年三月入信の四女久(十九歳)が本年三月頃より全身に微熱、倦怠、苦痛を覚え、旬日にして大浄化、発作を起しましたが御守護により一命を取止める事が出来ました。御守護御礼申上げます。  娘久の病状は腰骨カリエスの如き症状で、脳天、延髄、脊髄の浄化激しく腹部の痛みが之に次ぎます。チヨイチヨイある腹、胸の痛みは前の記の場所の浄霊でよく治ります。脳天の痛む所はブヨブヨになつて居り、左延髄よりやや下つた所には小豆位の毒結あり、そこと延髄の近くの頭蓋骨のへりが最もよく発熱します。背中は筋肉が高く盛上つて脊髄も非常に彎曲して居りましたが、この度の御浄化で背中の形はスツカリ良くならせて頂きました。十四日より十五日にかけて下腹部から喉に冷い玉の様なものが上つて来て締付ける様な苦痛がございました。その折伯母その他多勢の霊が仏壇から救いを求める如く出て参り振離そうともがく中、明主様の御姿が浮かび指で胸の辺りを指された処急に楽になつて参りました。それ迄色々支障あつて屏風観音様を御祀り出来ませんでしたが、家内一同協議の上御祀り致しました処、すつかり霊的な苦痛はなくなりました。現在の処食慾少く大分衰弱して居り苦痛の程度は一進一退でございます。信仰上又浄霊の上で注意すべき点御教えの程御願申し上げます。

〔御  垂  示〕
之は屏風観音様をお祭りしないので祖霊さんが催促したんです。それだけ(種々の症状)の後ですからね。食慾は少ないし、衰弱するのは仕方がないですね。腰骨カリエスですね。相当ありますからね。之は、やつぱり祖先のメグリが、之で取れるんだから結構だ。祖先も祭つて貰いたいし、それをお願いすると云う意味もありますね。ここ(前頭部)から、こう(後頭部)行く――何時か本にも書いたが。脳天にも幾らか固まつている。冷い玉の様なものが――之は霊です。この人に憑いている霊ですね。御祀り致しました処、霊的な苦痛はなくなりました――之も解決ついた。之は苦痛の処、そこだけ浄霊する。

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【御  教  え】
文明の創造の中の医学篇の中の病気に就ては書いたから、今総論に移つているが、総論の中の、最初の手術に就て、徹底してかいてありますからね。之を説明する場合に知つておく必要があると思つてね。医学篇は大体出来上つたんですが――もう少しで出来上りますが、その次に宗教篇があるのですね。宗教篇と言うのは神様をかいてある。こんな事は今迄やつた人はないですからね。今迄の人は神様と言うと、頭から怖がつて、罰があたるとか言つて――恐怖心がありますからやりませんでしたが、之を大いにやろうと言うのは、神様を科学的にかいたんです。今迄は科学を霊的にですね。それを反対に、神様を科学的に解釈しようと言うので、之は余程面白いと思うんですが、かいてみなくては本当は分らない。かいていると神様の方からドンドンお知らせがあるので、非常に面白いと思つているのですが。これから、色々な――政治、経済、教育――そう言うものもすつかりやつて、最後にはミロクの世の状態ですね。それをかく。余程努力しないと――中々暇がかかるんです。

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八月二十一日

(お  伺) 
チブスの御浄化に就き御伺い申上げます。

一、以前明主様御垂示の中に、チブス患者にサイダーを呑ませると死ぬとの御言葉が御座居ましたが、食物はどの様に選定したら宜敷いので御座居ましようか。

二、偶々腸出血する事が御座居ますが、医者は腸に穴があく為だと云  いますが、之は頭の濁血が排出されるので御座居ましようか。

右御伺い申上げます。

〔御  垂  示〕
チブスはチフスと言うのですね。こんな事言いませんよ。ああ大変な間違いですね。腸出血は命がないですよ。之はお医者さんが間違えた。唯、血が下だるんです。食物は流動食は間違ないですがね。それから熱でみれば一番分る。チフスは食物が無理だと熱が出るから直ぐ分ります。熱が出なければ確かだ。腸に穴があき――固形物がつかえる、そうすると熱が出る。流動物はつつかからないでスルスル通る。だから熱が出ない。医学の方では――流動物をやつて一週間熱が出なければお粥を食べ、それで出なければ御飯を食べると言う順序ですから、そこをみれば良く分ります。チフスと間違えている事があるから、熱と照合せてみれば簡単に分る。腸出血すれば、もう命はない之は間違いだから心配しなくて良い。頭の濁血と言うのは――普通、腸出血でなくてお腹の方から出るんですね。ひどいのは赤痢ですね。それから、お腹を通らないで、肛門から出る――痔出血ですね。結構なんです。之はみんな頭の濁血ですから、そう考えていれば良いですね。

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(お  伺) 
昭和二十三年入信の当年六十二歳の私の父、去る七月十三日飲酒就寝致し二時間程で目が覚めましたが、左手首が利きません。痛みは無く肱から指先へ軽い痺れがあり、手首を上下に動かす事が出来ず、物をにぎれば軽くにぎる事が出来ます。御浄霊は其日より毎日させて戴いて居りますが変化が御座いません。二十八年前自転車より落ち肩の骨を折つた事が御座いますが、その時は薬は用いませんでした。肱と肩に固結があり圧すると痛みがあります。入信前予防注射数本うつた事があります。どこを根本に御浄霊させて戴きましたら宜敷う御座いましようか。御教の程御願申上げます。

〔御  垂  示〕
之は自転車から落ちて骨を折つた為ではないですね。それが今頃痛む訳はない。予防注射ですねその為ですから、押して痛い処、そこに薬が固まつているからそこを浄霊すればいい。之は何でもありません。きつと治ります。力を入れちやいけません。力さえ入れなければドンドン治ります。全て、手や足の痛みなんかは注射と考えてみればいいです。前に注射をしたとか言うのわね。他にそんな事がある訳はないですからね。

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【御  教  え】
手術に就てですね。出来るだけはつきり分る様にかいたが、文明の創造の中の医学の中のですがね。まあ―手術をしようと思う人があつたら、こう言う風に説明してやれば一番分るから、それを参考とする様に。この間、十五日の日に公判があつたですがね。その時、証人でしたが、庵原警察署の警官ですが之が主任になつて調べた。それがまるで出鱈目、嘘つぱちだらけです。それで、罪をつくろうとして一生懸命になつている。松島と言う人ですがね。この人を霊的に見ると黒龍ですね。黒い龍の親玉と言うのです。之は去年の事件当時からですが、あとは皆んな眷族です。先に――あの当時言つた事があります。龍だとか――黒龍だとかね。今度の十五日の公判の一日前の日に家内が夢をみた黒い、長い、大きな黒い龍――蛇が、最初はこつちを向いていたが、横を向いて縁の下に入つて行つた。それはやつぱり神様が見せられた。結局、邪神と正神の闘いなんです。邪神は色んな手を使つてやつている訳です。いずれ私は神軍戦史と言う本を書こうと思つている。確か昭和二十年から闘かつているんです。先も根気良く、あらゆる手をうつて攻めて来るんですが、それが色々な事件になるんです。ですから鉄砲玉や爆弾を使わない――霊的丈の素晴しい闘いを続けつつあるのですから。色々書くと中々面白いです。私と言うものは邪神界では大変な恐怖になつてますからね。メシヤ教に出られたら大変だと言うので、あらゆる戦術をやつている。私の方は金龍なのです。金龍にはかなわないからね。そこで信者の中でも非常に活躍している。新聞が悪口言つたり、官憲を使つて――この事件の様に――去年の邪神の計画と言うのは、教団をひつくり返す目的だつたんですからね。今度それを書きますがね。皆んな邪神の親玉連ですからね。(28下)そうして今日に至つたのですが、然し年々邪神の方は弱つて来る。昔程じやなくなつて来た。昔はこつちの命を取ろうとする事も度々――多かつたが、今日はこつちの方に勢力――力も出て来たですからね。やり良くなつて来た。時代も違うが、キリストなんか命迄なくなつた。ですから、この事件もその一つの現われですね。ひつくり返そうとする陰謀が壊れた。だから、この事件と言うのは、本当言うと結構なんです検事や検察官を悪く言えない。大いに礼を言つて良い。然し、それは霊的の方ですが、体的の場合は、之をやらないと、世の中に苦しむ人が沢山あるからで――この間殺人罪で無期徒刑で三年間入つていて、真犯人が出て、出されたが、そんな事が沢山ある。然し普通は泣寝入りして了う。こう言う訳ですね――力のない人ですね。弁護士を傭うとか言う事が出来ない人は我慢して――今の無期徒刑にされた様にされちやう。それから多少力のある人は、幾らかやる。だから、そこで大いに遠慮なく言うと、感情害したりして、今度は罪を重くされる。それで大人しくしている。私は何もないから――良い弁護士を傭う丈の力があるから思いきつてやる。之も印刷にして、裁判長や検察官に配る積りですが、それは何にも気が咎める事がないから出来る。そうすると、今迄泣寝入りして、罪をつくられた人を助けてやる。それから、日本の裁判の非民主的のやり方を幾分でも良くしなければならないと言う、やはり一つの救いです。救いの別の面のやり方になる。今度、先の光新聞社の小坂と言う人が「⇒新しき暴力」と言うのを作つた。私の法難手記をそつくり書いて、他に著名な人の意見も書いたんですが、そうして一般的に売るそうです。それはやつぱり方々の重要な人達に配る様にする。ですから、信者の人も、先の法難手記は一万部しかこしらえなかつた――限定版ですから。それで、まだ手に入つていない人はそれを買う。で、今の公判のは付録として、信者さんだけに、それをつけ様と思う。

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八月二十五日

(お  伺) 
島根県簸(ヒ)川郡平田町猪ノ目、篠原玉月(タマツキ)と申す十五歳の男子の御浄化につき謹んでお伺い申上げます。

一、発病時の状態
八月四日の朝起きる時右膝関節が抜けた様な気がした由で御座いますが、無理して山仕事をしているうちに段々痛み出し遂に激痛に堪えかね家へかつぎ込  まれの夜はうめき通した相で御座います。

二、症状
八月五日大社支部へ荷車にて連れて来られた時は、右膝は完全に曲つてしまつて指も入らない位にくつついてをり激痛を訴えていましたが直ちに御浄霊を致しますと、痛みもやわらぎ指も入る程度に関節が伸びました。然し其後痛みは実に執拗に続き、特に夜は非常に激痛を訴え物凄い悲鳴をあげ、隣近所の人も驚く程でありました。御浄霊すればほんの僅か楽になる程度で御座いまして、時によれば余計に痛み出すという事もありましたが、現在ではお蔭様にて御浄霊時は楽になると申して居ります。熱は最初三十八度程度で最高四十度位まで出ましたが、十五日頃より無熱状態になつています。十日前後には非常に譫言を繰り返し、僕の手に釘を打つてくれとか、一本足のものが僕のまわりを歩いているとか、取止めのない事を云つていましたが、これは後頭部をしつかり御浄霊致しましたところ十二日以後はやめました。患部は相当浮腫しています。現在も腫れています。尿は茶色のものを多量に出します。関節の曲り工合は十日頃すつかり延びてしまいましたが、延びたら延びた儘、曲つていればいるなりで、自分で動かす事は出来ません。そして団扇で送る風が当つても痛くて堪らんと申した事もありました。二十日頃には又元の如くぴつたりと曲つて  しまいましたが、現在では又百三十度位の角度にのびています。

三、御浄霊個所
現在までに主としてさせて頂きました御浄霊個所は、頭部特に脳天、右腎臓部、臀部、患部、鼠蹊部であります。尚患者は頸、臀部、腎臓部、肩胛部等を一寸さわつても「痛い!」と申します。痰はよく吐き鼻血の浄化が二度程ありました。激痛の際と御浄霊中は左の方の足が非常に痙攣します。尚本人の祖母は右大腿部に非常に悪性の筋炎を患つた事がある由であります。又兄(友月(トモツキ))姉(日自(ヒヨル))も筋炎をやつた事がありますが本人は平素は健康にて薬毒はない模様です。

右に就きまして、之は何か霊的な因縁でも御座いましようか、又は単なる毒素の浄化作用で御座いましようか御浄霊個所としては何処に重きを置くべきでしようか。お伺い申上げます。尚本人の祖父は七月二十一日入信致して居ります。

〔御  垂  示〕
之は霊的と薬毒と両方ですね。之は蛇の霊ですがね。つまり関節リユーマチと言う奴なんです。リユーマチの極くひどい奴です。リユーマチと言うが、関節が赤く腫れて非常に痛む。触らなくても痛いのです。丁度、蛇が咬んだ様です。あれは蛇の霊が咬むんです。その毒が来るんです。咬まれた時に龍の毒素がですね。それでリユーマチと言う。リユーマチには、蛇の咬みつく奴と薬毒とありますが、薬毒は直き治ります。之は少しひどい奴です。之は、もう大丈夫になつてます。気長にやつていれば、段々すつかり治ります。さもないと、足が上がるか真直になるか、どつちかになる。之は障つていた処を浄霊すればいいんですから、患部と鼠蹊部ですね。それと腎臓ですね。そんな処で良い。非常に痛いものです。

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(お  伺) 
信者川崎フミ子長女、喜久子(四歳)生後二年六カ月目にセルロイド製玩具にて顔面を火傷し、化膿止注射一日一本宛五十日、塗布薬を九十日続けました。現在顔面に火傷痕と左眉毛がありません。右に就き御垂示御願い申上げます。

〔御  垂  示〕
注射五十日続けた――之が悪いんだ。治りますよ。之は、うつちやらかしておくか、さもなければ浄霊すれば、直きに治ります。それから、塗布薬――之も悪い。この薬毒が取れる迄ですね。段々取れますがね。眉毛もその為です。毛が生えるのを止めている。だから浄霊していれば治ります心配ない。やつぱり薬による被害者ですね。

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(お  伺) 
昭和二十四年三月入信の信者でございますが、心臓弁膜症にて悩んでおりましたのを御守護頂き喜んでおりました処、昨年十一月始め雨に濡れてより風邪の気味にて体がだるく、家業の農業は出来ず漸く炊事が出来る程度でブラブラ致して居りました(此時より月経閉止致し現在まで全然ございません)その中次第に病状が重くなり本年二月事情により実家(未入信の上御道に対して全然理解ございません)へ帰り、療養致して居りましたが附近に信者さんもなく御浄霊も充分頂く事が出来ずに居りました。四月末頃より次第に全身がむくみ始めましたが、その頃から毎日御浄霊を頂く事が出来る様になり、御守護により多量の排尿と共にむくみは去りました。其後暫くは楽でございましたが、間もなく排尿少量となり再びむくみ始め、腹部は七、八カ月の妊婦の如き状態にて引続き御浄霊を頂いて居りますが(隔日程度)全然変化ございません。現在腹部の腫れは次第に上に昇り胸部中央部まで達し、その為食慾も少く(お粥軽く一杯程度)時には全然食べられない事もあり又息苦しくございます。脈搏は相当結滞致します。浄化の状態は殆ど絶望と思われるかと思うと御守護頂き、又暫くすると重くなるという様に波状を繰返して居ります。右御浄化中、時々薄茶色の水を吐きましたが食物は嘔吐せず、水を吐くと胸がすいて食慾が出て参ります。又時々急に呼吸困難になり、その折腹部を押えますと臍部一、二寸位上部に鷄卵大の固りが現れ、自分で御浄霊して居りますと次第に楽になり、それと同時に固りもなくなります。此様な事が度々ございましたが最近では余りございません。この間実家の人の計らいにて止むなく医診を受け、排尿のための注射を三回程致しましたが、その他には入信前にも余り医薬は用いた事なく只二十数年前、肋膜が悪いといわれ母の勧めで煎じ薬を暫くの間(服用期間不明)服用致した事がございます。又実家へ帰りました当時は御浄霊頂きますと憑霊状態となり豊川稲荷だと申しましたが、最近では殆ど憑霊現象はございません。豊川稲荷は婚家で二十数年前、祠と狐の像を買つて参りお祀り致して居りましたもので、二十三年八月、光明如来様御奉斎と同時にお納め致しました。尚、夫は二十三年十一月結核にて死亡し、私の入信後は夫の父と共に御神体、御屏風観音様を御奉斎させて頂いて居りました。右御浄化は如何なる訳でございましようか。又御浄霊の個所につき御教示賜わり度御願申上げます。

〔御  垂  示〕
心臓弁膜症なんて訳はないんです。之は、心臓の廻りに薬毒が固まつて、心臓を圧迫するんです之は少しやれば直き治つちやう。狭心症と言うのは、キユツと強く来るんですね。心臓の廻りに毒があり、圧迫するんです。弁膜症は一部ですね。前とか後とか横とかにある。それが固まつて心臓を圧迫する。漢方薬――之が悪いですね。之が原因ですね。この為です。漢方薬が心臓の廻りに固まりますから、心臓を圧迫して、そこに膿が溜つて、それがお腹や上の方にいく。  それから、玉の様なものは豊川稲荷の霊でしよう。之は直き解決する。腹部の腫れ――之は尿毒と薬毒でしようね。それが段々増えて来る訳ですね。それで、お粥が一杯程度で圧迫する。心臓の下から圧迫するので、心臓部の左の方と背中の方にいくと腫れてますから、そこを浄霊する。浄霊するには霊力が足りないんだな。力を入れてるんです。全然、力を抜かなければいけない。肋膜にも幾らか溜つているでしよう。然し之は直きに溶けます。漢方薬が恐いんです。飲薬では西洋の薬より、漢方薬の方が恐いでしようね。薬としては漢方薬の方が恐ろしい。量が多いですからね。今の様に力を抜いて、左の心臓から胃の方にかけて浄霊して固まりを溶かせば、そう難かしいものじやない。

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(お  伺) 
四手(シテ)大造(一年八カ月)生れつき音痴にて、大きな音は時々聞える様でございますが物を言いません。延髄及耳下腺が腫れあがつて居ります。父親は馬車引の親方ですが霊的でございましようか。御浄霊の個所を御教示下さいませ。

〔御  垂  示〕
四手大造と言うのは名前が悪い。人間の名前には「大」の字を、決してつけちやいけない。「大」の字は一番位が高い名前です。一人と書くからね。国としては天皇になり、神様としては一番最高になる。だから良過ぎるんです。ですから「大」の字をつけると必ず悪くなる。延髄及耳下腺が――之は霊的の場合もあります。前の世で、ここ(頸部)が腫れるんです。ここ(頸部)を打つて死んだ。それが、まだ霊界で治らないんですが、どつちみち、ここ(頸部)を浄霊すれば治ります。おまけに赤ん坊だから治りが悪いです。ここを妨げるので、物が言えないし、こう言うのは完全には溶かされないが、或程度は治りますね。早速、名前を変えるんですね。「大」の字でない名前ならいいです。之は「シテ」と読むんですか。四つの手か――獣なら四つの足だが――他の名前ならいいですね。普通の名前にね。

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【御  教  え】

(御論文「⇒医学進歩の窮極」のあとの御言葉)【註  栄光新聞一二一号】

之は二、三日前の外国映画のニユースですが、ボクシングをやつている所があつた。処が黒人と西洋人とは比較にならない。片つ方は、まるで子供みたいです。白人の方は弱々しいが、黒人の方は隆々たる態度です。あれで気がついたんですがね。

(御論文「⇒信仰の自由」お蔭話「基督教徒なるが故に」のあとの御言葉)【註  栄光新聞一二一号】

キリスト教信者の宗教的の色々な――喜びと苦悩をまぜこぜに書いてある。こう言う事は沢山ある事ですがね。私も昔そう言う人に随分会つたが、根本から言うと小乗信仰です。キリスト教でも――カトリック旧教でも、特に小乗なんですね。そこで、やはり終戦前の日本ですね。天皇陛下の為に命を捨てると言うのが最高道徳でしたが、今になつてみると馬鹿々々しい事だと思う。そう言う風に教育されると、そうなつちやう。大体、キリスト教信者と言うのが既に小乗なんです。何教彼教と言うのが既に小乗なんです。だから何教だとか――非難したり――つまりメシヤ教ならメシヤ教に捉われてはいけない。強いて言えば、世界教ですね。そこで世界救世教と言う。そうすれば何んな宗教でも構わない。だから対立的にはならない。今読んだのは対立的ですからね。之が小乗の弊害なんですね。ですから、私は日本人じやいけないと言う。以前終戦時に、私があんまり終戦に就て言わないので「先生、あなたは日本人ですか」と言うから、「違う」と言うと、「へーえ何う言う訳ですか」と言うから、「世界人だ」と言つてやつた。「日本人だつたから、あんな戦争を起した。世界人ならあんな事はしない。土地を取つたり、人を殺したりしない。日本人だつたからあんな事をした」と言うと、ヘンに感心しました。そんな訳だからね。こう言う人があります。メシヤ教は他の宗教を非難しないからいい、と言う。上流階級の人が言つたんですが――その宗教はメシヤ教の一部なんです。それを非難するなんてね――自分のなんだから、自分の方を非難する事になる。そう言う頭でやらなくてはいけないですね。だから他の宗教でも何んでも結構、何んでも研究しなさいと言うのです。メシヤ教になつて良かつたら、それでいいですがね。処が、メシヤ教以上のものはないと言う自信があるからね。昔の事ですがね。深川で大きな風呂屋があつた。そこの娘さんがリユーマチで、手が――こうする(拝む)事が出来ない。そこの家は阿彌陀さんの熱心な信者さんで、私は「あなたの手の原因は阿彌陀さんを拝むのがいけない。昔は良かつたが、今は違つて来ているから、阿彌陀さんを拝むのは時節が違つているから、――手が――拝めないと言うのは先祖に止められているので、阿彌陀さんを拝まないで観音様を拝みなさい」と言うと、帰つて「おつかさんとか親類と相談しましたが、どうも反対する人が多いので、その通りにする事は出来ない」と言うので、「そうしないで治すと言うのは出来ない。それが根本だから」と言つて止した。先にかいた事があるが、やはり湯屋の親父で足が悪く、浄霊してやつたが、いい加減治つた時分に来なくなつた。おかしいと思つて近所なので聞いてみた。すると、あの親父さんはこう言う事を言つていましたよ「大分良くなつたが、治されたら大変だ。阿彌陀さんのそばに行けない」と言う。それで止めたが、それから天理教の先生ですが――病気の人を私がやつてやると少し良くなるそれから天理教の先生が来ると又悪くなる。先生にお願いすると良くなると言う事は分つていてもそれを明らかに言えない。若し治ると言う事になると、天理教の先生で治つたと言う事になる。それを聞いて、折角治しても天理教で治つたと言う事になるので、骨折損のくたびれ儲け、と言う事になるのでやめた。随分ひどい事を言う。罪穢れが沢山あるから懺悔をせよと言う。懺悔をするとまだあるだろうと言うので、幾ら考えてもないと言うのです。そう言う事を、相談ではないですが――愚痴を言つた事がある。それで、熟々懺悔信仰は良くないと思いました。キリスト教にはよくありますね。然し、懺悔をすると言う事は全然悪い事ではないですが、然し懺悔をしないで治すのがいいですね。懺悔は、どうも人に言えない事が多いですからね。要するに改心すればいいんです自分の心を改めてそれで結構なんですから。それでメシヤ教には懺悔と言うのはないんです。まあ―成べくきれいに良い人間になる方が良いんです。

それから話は違いますが、この間アメリカの高等学校の地理学の教授ですがね。世界中の各地を調べている人に違いないですね。その人が、先ずこう言う庭は世界にないと言う。世界中にないと言う事は、世界一と言う事でしようね。私は以前に日本一とは思つていたですがね。日本にないのがメシヤ教と思つていた。構想ですね――構想は私としても、自惚れてますがね。この大きな石を扱つたと言う事は真似が出来ないですからね。唯大きな石の使い方ですね。そうして効果を現わした点ですね。それは日本一かも知れないですね。日本中の名園は大抵調べましたが、今迄見た中の、石の庭造りでいいのは、東京の向島の佐竹候の庭ですが、之は石が非常に入つていて、有名なものですがね。それでもそれは持つて来て入れたんですからね。ここに較べたら問題にならない。この間も京都に行つて見たが、甚だ貧弱なものです桂離宮とか修学院とか沢山見ましたが、私としては――古さ――と言う点はあるが、美としてはそれ程のものではないですね。処が今度、世界でと言われたんですがね――日本一と思つていたが――そう言う人にそう言われたと言う事は、大いに満足される訳ですね。で、大分著名な人達も見たがつていると言う話もチヨイチヨイ聞きます。私は無理に引つ張ると言うのじやない、先方で是非と言う話があれば来られると良い。

それに就て、美術館ですが、そろそろ工事にかかる準備をしてますがね。之は来年の夏迄に是非こしらえ上げちやう。それからこつちの庭ですね。まだ手をつけない処がある。あれを、今迄にない様な非常に目先きの変つた――アツと言うものを、こしらえ様と思う。そうして来年の夏迄にはここの――神仙郷は完成する。随分見たがる人があります。美術館の中に陳列する美術品も、色んな方法で――他に見られない様なものを造つて並べる。神様の御守護があるから――不思議に出品出来る様に――色んな方法や連絡がついてます。無論日本一の美術館になります。そうしてすつかり完成すると、はじめて大いに発展する事になると思う。之はやつぱり相応の理でね。神様の方はそう言う事になつている。それで、今もつと発展しなくてはならないが、色んな事があつて――発展はしてますがね――思う様にいつてないのは、ここが完成してないからですね。人間で言えば、ちやんと着物を着て――洋服なら洋服を着て、新しいネクタイをしめて、ちやんとしなくては。今の処は、成程洋服は着ているが靴下をはいてない。片袖がないと言う状態で、それでは活動が出来ない。箱根は霊界で、ここが完成すると非常に発展の力が出る。それに熱海が出来ると凄い事になる。熱海は体で表面に現われて来る。やはり順序ですからね。そう言う順序にならなければならない。そう言う準備をすると言う事を予め考えておく。全て考えですから。こんなに一生懸命にやつているのに――もつと発展しなければならないとか言つているが、本当に分ると良いが――一生懸命にやるのは結構ですが――そう言う様な悩みや煩悶が起らないから楽になる訳です。それで、一寸話した。

それから、今赤痢が非常に流行つてますが、方々に――集団的に出ている様ですがね。今一番良い方法と言うのは、当局がしきりに宣伝している事は、手を洗えと言うんですね。まあーそれで済めばこんな簡単な事はないですが――方々の神社仏閣にお参りに行つて、始終手を洗つていると良い訳だが――我々は赤痢は結構なものだと言つている。先方が聞いたら、気違いと思うかも知れないが、赤痢の原因と言うのは頭の毒素なんだからね。人間は薬を飲んで、そして始終頭を使いますからね。そこで薬毒が皆んな頭に上つていく。そこで、今の人の頭を見ると熱のない人はないです頭は冷めたいものですがね。処が何んな人でも冷めたい人はないです。私は浄霊する場合に、先ず頭を見ると熱がある。それで、毒の多い少いが分る。それで見るのが簡単ですね。少し位は結構ですがね。あんまりあるのはいけない。それから、ここ(頸部)を見る。ここ(頸部)の冷めたいのは良いがね。暖かいのはいけない。そう言う毒血――毒結ですね。それが溶けて肛門から出るんです。その場合に、之が溶けてお腹に溶け込み、お腹に溜つて、それが肛門から出る。それが赤痢ですから、赤痢と言うのは頭の病いです。そんな事言うと医者から気違い扱いされる。ですから頭の毒を浄霊してやれば赤痢にはならない。赤痢になると、腹膜に毒血が固まる。それが溶けて、赤痢の原因になる。だから大いに結構です。赤痢になつたら大いに喜んでいい。毒血が減るからね。赤痢になつたらお腹を浄霊してやる。先に診た事があるが、お腹の熱いうちは毒血がある。浄霊していると、その中に段々とれて冷たくなる。それで治つたんです。そうして翌る日にはお粥に、その次の日は普通になつた。ですから、赤痢と言うのは二、三日で治るものです。あなた方がやつても、そうですがね。それを、大袈裟にね――ああして騒いでやつているんですから可哀相です。それを心得ておくと良い。大抵、信者の人は知つてますね。

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八月二十八日

(お  伺) 
入江宅市(五十一歳)と申す信者で御座居ますが、北支従軍中昭和十六年秋より足が重だるくなり、日増に悪化し遂に歩行困難となりました。病名も不明の儘あれこれと医療を受けましたが、悪化するのみでございました。医師も手をはなしてか其儘除隊され、自宅へ送りかえされました。其処で松江の日赤病院で診察を受けました所、脊髄系統の病気だろうと言うので、脊髄の上から四、五節の所を三寸程切開手術をしました所、黒い塊り様な物が出ました。其結果便所へ行く事位は出来る様に成りましたが、切開部が治るに従い足の方も元に帰り歩行出来なくなりました。其後自宅で、良いと言う民間療法は皆受けましたが、全然変化御座居ませんでした。其後御道のお話をお聞きし早速入信、以来御浄霊をお受けします中、足部がむくみ排膿致し段々気分が良く、便所にも杖にすがり案外楽に行く様になりましたが、又元に帰りました。色々御神書を読ませて戴き、霊動も少しあり霊的に思い、過ぎし北支で野営の時、或る厨に入り其処を宿と定められた時、等身大の土像及び木像が邪魔になるので打毀した事もあり、其後足が悪化したのですが、此仏像との霊的関係がございましようか、有ると致しますれば如何すれば宜敷う御座いましようか。現在足の状態は全く痛みなく腰から下に力が入らず歩行が出来ないだけで御座居ます。其他家にも明治十九年の大水に家もろ共、四代前の先祖夫妻は流され死体は御座居ません。丁度足がぐにやぐにやで骨がない様な所から龍神ではないかと言うので、龍神の祭りも致しましたが変化御座居ませんでした。浄霊を致しました所、脊髄がピンピンして後へ倒れそうでございました。尚御屏風観音様はお祭り致しておりますが、御神体は姉(兄の嫁)の反対があり御祭り出来ません。右如何すれば宜敷う御座居ましようか、謹しんでお伺い申上げます。

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(お  伺) 
私は昭和二十三年七月より小便をすると痛みを感じる様になり、医師を五人もかえ医療を受けましたが次第に悪化致しました。薬剤はマイシン五本、ペニシリン二十一本、六○六号一本、其他の注射も多数致しましたが、益々悪く小便が出る度に大変痛み、苦痛は日に増し困つて居りました処、お道を知らされ御浄霊を頂き、奇蹟的にお救いを頂き有難さに感激、二十五年七月夫婦揃つて入信させて頂きました。其後教会の御詣りもさせて頂き、他人様の御浄霊もさせて頂いて居りました処、本年六月より再浄化を頂き、小便をすると血尿が出る様になり、出る時は大変痛み、一時間に二、三回も行きます。毎日御浄霊を頂いて居りますが次第に浄化は激しく睾丸に少し腫れが来て居りました。 八月十日御神体を御奉斎させて頂きました処、其日より睾丸は、直径五、六寸に腫れて大きくなりました。小便は一時間に相変らず二、三回行きますが、血尿は止りました。大便は十日間程ありません。又、腰が痛く上向きに寝る事が出来ません。脚も全体に浮腫が来て居り、足の先は炬燵にあたつて居る様にあつく感じます食事は美味しく、普通一回にお茶碗に二杯は頂き間食も頂いて居ります。御浄霊は腎臓、鼠蹊部、膀胱等を重点にして頂いて居りますが、それで宜敷う御座居ましようか。右謹しんで御伺い申上げます。

〔御  垂  示〕
医療を受けるから悪化するんです。医療を受けなければ段々治つて来るんです。注射をするから増々悪くなるんです。睾丸が大きく腫れて来た――之は結構だな。之も、色んな注射――ペニシリンとか――そう言うものが段々下にさがつて来て、下に溜るんですがね。こう言う人は沢山あります。腰が痛く――と言うのは腰に溜つている。足にも溜つている。それで、足の先迄下つて来るんですね。最初、尿道に溜つたんですね――尿道の廻りに。それだけの事ですからね。心配はないんです。根気ですね。段々薬毒がとれるに従つて治るんですからね。睾丸が腫れるのもその為です。之が段々下について溜つて来る。浄霊すると、之がとれて来る。うまくいつて下痢すると良くなる気長にやつていれば治ります。薬の毒だ。

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(お  伺) 
昭和二十三年九月脊椎カリエスにて歩行も出来ず、医療を受けましたがはかばかしくなく、全快の見込みもないと思つておりましたところ、本教浄霊のお話をお聞きしてより毎日御浄霊を戴き、昭和二十四年二月主人が入信、三月に母、四月に私も入信させていただき、御屏風観音様もお迎えさせていただきましてお縋り出来る様になりましてよりは、御守護により日々快方に向い、三、四カ月後には歩行も出来る様にさせて戴きましたが、毎日母や主人に御浄霊を続けていただいているうちに、再び歩行が出来なくなりました。一心にお縋り申上げ御浄霊を戴いており、昭和二十六年四月御神体をお迎えさせていただきます迄、暫くの間歩行させていただく事が四回ございました。八月十一日に当地に高山先生が出張して下さいましたので、御願い致し御浄霊をいただきましたところ、霊動いたしますので先生がお尋ね下さつても言葉が言えず、御先祖様ですかとお尋ね下さつた時に霊動していた手が上下に強く振つたのみでした。私から申して祖父にあたるのですが、昭和三年九月に縊死で亡くなつております。又御神体をお迎えさせて戴きまして一カ月程後に、私の夢に誰かは分りませんが男の人が私の背中に力一杯につかまり、背中が痛くて堪らず、夢中にもがいている時に目があき、又一週間程して今度は男女二人が背中にありました。現在の状態は物に掴まりますと、足は震えますが自分で立ちあがる事が出来ます。脊椎カリエスは霊的な病気と御教え戴いておりますが、如何いたしますればお救い戴けましようか。又御浄霊の中心は何処をして戴けば宜敷いでしようか。御教えの程御願い申上げます。

〔御  垂  示〕
脊椎カリエスの霊的と言う事は、一寸普通の霊憑りとは違う。之は本に書いてありますがね。祖先の罪穢れが、頭から脊椎に下つて来て物質化して膿になる。良く本を読むといい「天国の福音」ですかね。天国の福音読みましたか。

(お  伺)
「はい」

〔御  垂  示〕
霊で――救われない霊がそうさせるんですから、之はお祀りしてやつていると救われますからね。霊動も口がきけない場合には首を振らせると良いんです。あつていたら、こう言う風に(首を従(タテ)に)違つていたら、こう(首を横に)そうすると、之で大体判断がつきます。腰ですね。腰から腎臓にかけて――そこを浄霊する。

(お  伺)
「腰骨に膿が溜り、排膿するかと思われましたが、排膿せず、しなびて参りました」

〔御  垂  示〕
それは、尚結構です。穴があいて膿が出るより、段々しなびていつた方が本当なんです。之は気長にやればいいです。脊椎カリエスは長いですからね。先ず、完全に治る迄には十年かかるとみなければならない。歩ける様になるには二、三年ですね。助かるんだから何年かかつても良い訳ですね。

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(お  伺) 
五十四歳の女一年前に延髄が痛み、頭が悪く医診は婦人病の為であると子宮手術を致しました。其後は益々悪くなり口もきく事が出来ず、食慾は二十日間も全くなくリンゲル注射にて生命を保持致して居ました。七月より御浄霊を戴き現在は食慾もあり口をきく事が出来ましたが、且つ最近御浄霊を嫌がる様になり大小便を教える事等も出来なくなりました。何か霊的関係がありましようか。尚御救い頂けましようか。謹しんで御伺い申上げます。

〔御  垂  示〕
益々悪くしたんですね。生命を保持したんじやなくて治さない様にしたんです。之は霊的じやないんです。医学的です。子宮をとつたんですからね。子宮なんてのは、女の生命ですから、それをとつたんでは駄目です。医学を迷信しているからね。他は何にもないですね。子宮を取つた為ですそれからリンゲルの注射――之が又悪い。よく薬で命を繋いでいると言うのは間違いです。治るのを薬で治らない様にしていたんです。之は何とも言えない。出来るだけ子宮の附近と薬毒が固まつている処をやる様にしてね――最初、延髄が痛んだが、こう言うのなんか、何でもないんですがね之は(延髄)子宮とは関係がないんですよ。罪悪ですよ。

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(お  伺) 
私は昭和二十五年頃より食慾減退・便秘・口がにがく、医者の診断は十二指腸潰瘍との事、医療売薬を服用し良くならず、七月十五日より御浄霊を戴き八月十八日に入信致しました。現在は食慾もあり便通もよく、唯口のニガミと腹部・お臍の周囲に凝りがあります。母親と兄が胃癌にて死亡致して居ます。霊的関係がありましようか。謹んで御伺い申上げます。

〔御  垂  示〕
霊的関係じやないですね。遺伝ですね。よく言うが、代々の遺伝性があるんですね。この人はそう言う訳ですね。朝顔だつて赤い花が咲く種を播くと、赤い花が咲きますが、それと同じで、体質も遺伝して来ます。癌とか胃癌とか中風とか、そうですね。霊的関係じやないんです。気長にやれば治りますよ。出来るだけ背中の方をやるんですね。臍の後の方です。そうすれば大丈夫です。

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(お  伺) 
私は十二年前胃が悪くエデー薬を飲み、又は温泉に行き一日数十回入浴したる時に、突然腹の左右より神経痛の如く急に咽喉に昇り、其為か咽喉が急に圧迫し呼吸が止る様な感じで、医師に神経痛の注射をして貰い余程良くなつて家に帰りました。尚アンマさんに咽喉の真中に鍼をして貰つたら、又先の如く悪くなり、其後各医師に診療を受け、六○六号をうつて貰い、格別に良くもならず病名を与えず、常に咽喉圧迫し熱食を口に入る事好まず、二十四年の五月から御浄霊を頂き二十五年五月に入信し、唯今は余程良くなりましたが未だ咽喉が圧迫し物忘れ勝です。今後御浄霊の個所を謹んで御伺い申上げます。

〔御  垂  示〕
病名を与えず――よくあるね。病名が分らない。せめて病名だけを頂きたいと言う人があります。病名を貰つても、しようがないですよ。病名を貰うと治るかと言うと、治る事とは関係がありませんよ。あれは、治らないから、せめて病名だけでも知りたいと言うのですね。最近の新聞に癌の原因を発見するとか、発見するのに進歩したとか書いてあるが、縦(ヨシンバ)ば、発見されてもしようがない。病人は、原因が発見される為に来ているんじやなくて、治して貰いたい為ですからね。医学では原因を発見してから治すと言うが、我々の方から言うと馬鹿々々しいんですが、こう言う浄霊を知らないとしたら仕方がないですね。心臓の手術とか色んな事を言つているが、可哀相なくらいですね。咽喉が圧迫し――と言うのは咽喉の廻りに毒が溜つて、そうして固まるんです。この毒が――頭の毒ですね――溶けて肺にいくから、咽喉にもいく。之が多いのです。多分この人もそうでしよう。だから頭から延髄附近ですね。治ります。大した事はない。物忘れ勝――と言うのが、頭に毒のある人ですね。之は頭です。

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(お  伺) 
本年十三歳の女子と九歳の男子二人が肺炎を度々繰返し、其後次第に目が見えなくなり現在二人脳膜炎の様な症状でございます。弟の方は二ケ月程御浄霊を戴きまして、以後腹がはつて来て御浄霊を嫌がります。三年前に家族四名が入信させて戴き、其後大光明如来様、御屏風観音様を御奉斎させて戴いて居ります。御浄霊を嫌がる事は何か霊的関係が御座いましようか。御浄霊個所を謹んで御伺い申上げます。

〔御  垂  示〕
肺炎は良い浄化ですからね。肺炎と言うものは、痰になつて皆な出るんですからね。それを、痰を出さない様にする。その時に熱がありますからね。頭を氷で冷やした。そこで頭の毒が固まつてそれで視神経を妨げた。それで、見えなくなつて脳膜炎になつた。頭の中に毒を固めたんです。頭を良く浄霊すれば治りますよ。弟の方ですね。腹が張るのは、頭を浄霊すると薬毒が溶けてお腹に溜るんです。ですから、之は薬毒によるんです。非常に溶け易いのと、溶け難いのがある。お腹迄は良く溶けて、それから小便にならないのがある。こう言う嫌がるのは寝た時にやつてやると良いね。後をやると良い。背中ですね。頭の毒が溶けた場合は、之が胸の方には行かないんですよ。背中の方に行き、そうして、便とか小便とか――そう言う風になる。だから赤痢なんかも頭の毒が溶けて背中を伝つてお腹に行き、下痢になる。ですから、赤痢の原因は頭なんです。そうすると治ります。目も見える様になります。やはり、そう言う時は霊力が強くなくてはならないから――霊を強くするには力を入れないんです。強くしようとして力を入れると駄目なんです。一生懸命にやると、何うしても駄目なんです。何と言うか、一生懸命に――気を抜いてやるんです。一生懸命になると力が入るから治りが悪くなる。そこで、落着いてやつた時は、反つて良く効くんです。

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(お  伺) 
昭和二十四年二月三日に七カ月で男子早産致し、子供は医師の指図で一日おきに栄養注射をして居りましたところ、二月十一日早産児メレナで死亡。一年半後再び妊娠いたし非常に元気で居りましたが、二月一日六カ月で早産致しました。前回の時は三日間の難産で御座いましたが、此度は軽く済みましたが子供は直ぐ死亡致しました。産後一カ月後出血甚だしく、驚き病院に参りましたところ後産が残つていましたので掻爬手術を致しました。その際前回出産の時の子宮孔の頸管裂症の症痕を発見いたしました。その後一週間致してから非常に動悸が致し息苦しく、大阪医大病院にて診断して貰いましたところ別に原因はないと言われました。その時腎臓が痛み尿の検査をしましたところ別に異常はなく、鎮静剤の服用により治りましたので、再び婦人科に通つておりました。頭痛、耳鳴、顎がだるくなり、二、三日するうちに両耳が痛み、外聴道炎とのことで注射、湿布を致し、一週間後耳痛は治りましたが、耳鳴、頭痛はとれず頭に重い物を被つた感じで、再び息苦しく睡眠が取れず睡眠剤を用いておりました。その間親不知歯が欠け歯科で抜き(両方)ました。内科では頸管裂症の手術をすると治ると言われ、三月十七日縫合手術をいたしました。尚歯の方は歯槽膿漏になり、ペニシリン約十本注射し、そのうち歯が痺れて来ましたので、ビタミンCの不足と言われ注射を続け、その間内科でレントゲンをとりましたが胸は異常なく、息苦しくなる原因は判らず、背中が痛みますので診て頂きますと、原因不明の神経痛といわれ、最後に余り激しい頭痛と息苦しさの為、神経科に行きますと、子供を失つたシヨツクによる神経衰弱が原因で、他の症状も之がためと言われました。暫く鎮静剤を用いて居りましたが治らず、知合の方よりこのお道を聞き五月卅一日初めて御浄霊を受けました。その後夜眠れる様になり食慾も出て大分元気になりましたが、頭の重いのと息苦しさは続き、背中の痛み咽喉のつまる様なのは去らず、大垣の中教会本部に泊めて頂いて、一週間の浄霊をうけましたが未だ治りません。お盆八月十三日に主人方、私方及子供二人のお位牌を、御屏風観音様奉斎して祀りました。主人は七月一日入信、私は六月二十一日入信。その後御浄霊は主人、先生より毎日受けて居りますが、余りはかばかしくありませんので案じて居ります。喉のつまるのは霊的でございましようか。御浄霊の箇所を御教示御願申上げます。

〔御  垂  示〕
之は栄養注射をした為に死んだ。原因はない――原因は医学だ。とは言いませんからね。良く分る様にしなければならない。外聴道炎――随分色んな名前が出るんですね。ビタミンCの不足――堪らないですね。位牌はあつたんでしよう。

(お  伺)
「御座居ませんでした」

〔御  垂  示〕
ないのか、それはいけません。あなたですか。

(お  伺)
「はい」

〔御  垂  示〕
よく生きてますね。之は、はかばかしく行きつこありません。こんなに薬を入れていてわね。之を取らなければね。だけども、必ず良くなつて来ますからね。気長にね。急いで、浄化が急に来ると苦しいから借金なら月賦で返した方がいいです。一生懸命に病気を治そうと思つて増やしたんですね。

(お  伺)
「御伺事項の名前は、その家族と、浄霊している資格者と、どちらの名前を書いた方が宜しいでしようか」

〔御  垂  示〕
教師と病人の両方の名前を書くのが本当です。

(お  伺)
「さつきの体質遺伝で御座居ますが、子供が生れる以前は丈夫であつた場合は如何でしようか」

〔御  垂  示〕
同じ癌でも、症状が現われていない。それが、日が経つに従つて体質も育つから、それで分つて来る。

(お  伺)
「症状が出なくても、子供に伝わりますのでしようか」

〔御  垂  示〕
大した事ではなく済む人もあるし、親ぐらいになる人もあるし、親以上になる人もあるし、色々ある。

(お  伺)
「浄霊を戴いて、経過が良くても、遺伝致しますか」

〔御  垂  示〕
夫婦共なら良いが、片つ方だけならする。遺伝にも――母親の方と父親の方とは違うから簡単には言えません。それから、徳を積むと遺伝があつても起らずに済み、間違つた事をすると、遺伝がもつと大きく出る場合もある。そう言う点もあります。

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【御  教  え】
文明の創造も医学だけは大体出来上つたんですがね。医学と言つても体的の方面ですね。それだけは書き上つた様ですけれども、之から霊的の方を書こうと思つてかき始めたんですが、霊的をかくには何うしても宗教と別に離す事が出来ない。それで段々宗教の説明になつて来る訳です。今医学の欠点を色々説明しているんですが、之は一種の最後の審判なんです。昨日の「読売」と今日の「毎日」に「⇒新しき暴力」と言う本の広告がありました。あれには附録がつくんです。それは、この間公判の時に私を調べた警察官が証人になり、嘘や作り事、出鱈目を言い過ぎるから、それをウンとかいて、それに繋がつて去年からの、つまり彼等が無い罪をつくつたやり方や色んな事を相当かいてありますから、それを附録にした。ですから面白いと思うんです。宗教の本来のやり方はこうだと言う事もかいた。宗教の意味でやるんだから、別に先方を非難すると言う様な意味はないんです。そう言う方面に就て、兎に角きれいにしなければならないと言う様にかいた。それで色んな著名人がよく書いてます。昨日の広告にも中島健蔵の評がかいてある。非常に良い事を載せてあるので感心した。それから、もう一つは美術館ですね。あれも建築の方にかかり始めた。何うしても神様は急ぐんですね。来年の夏迄にしなければならないと言うので、その積りで始めたんですが、中に陳列に使うケースだけを備えつければいいんですから、割合簡単です。あそこに模型も出来てますが、大体あの通りで、三階は日本間になる。之は外人が来た時――ゆつくり良い物を見せると言う時――日本的の気分を出すには必要だと思つてこしらえた。で、恐らく美術館としては日本一になるだろうと思う。こつちの美術館が立派と言うより、他にある美術館が貧弱なんです。私は大したものじやないと思つていたが他の美術館はもつと大したものじやない。博物館ならばですね。之は建築も立派ですし、品物も多い。博物館の根本的観念は、つまり学問的――考古学的――とかに重きをおいて、美術と言う事が薄いんですね。そこで、博物館には古い色んなものはありますが、美術的と言うものは物足りない点があると思います。それで、私は審美眼で見て、良いものをと言う方針にした。と言うのは、仮に正倉院の宝物なんて――時々やりますが、皆んな大変大騒ぎをやつて――去年だつたか大変な大入り満員だつた。新聞のせいもあつたが――処が私も好きで研究しましたが、さて正倉院のを見ても感心するのはないんです。古ぼけたのがありますが、成程千年前にこんなものがよく出来たと言うのは感じますが、之を部屋に飾つて楽しんでみたいとは思えないんです。ですからアメリカの美術展に百何十点か行きましたが、之を理解出来るのはないと思います。三分の一位でしよう。唯、古いと言うのですね。古いと言うのは美術的より、よく保存されて来た。と言うそれを感心する訳ですね。だから私はよく言う。これは「保存の美術だ」とね。そんな訳だから、私は敢えて古いものにこだわらない。現代のものでも美術的の高いもの、それは陳列する積りです。だから、唯古いものに捉われると言う――一つの妙な癖を皆んな持つているんですね。それで、そう言う点も大いに直したいと思つているんです。まあー出来て陳列したら分りますがね。誰が見ても理解出来ると言う事を主眼にした。大体美術の目的と言うのは、人間が美術を楽しんで、不知不識に霊的に高くなる。趣味を高めるんですね。その人の魂を清めるには非常に良い訳ですね。それでないと、今の様にパチンコ屋だとか、ストリツプだとか沢山ありますからね。いけないとは言いません。少しは良いですが、もつと高いものを見せなければならないと言う訳です。一般人が見て理解が出来なければならないですから、――考え込んだり、うなつたりしては、やつぱり駄目ですからね。目のきいた人でも、そうでない人も楽しめる――それに引きつけられる、と言う様なのでなくては本当の意味はないと思います。そう言う方針でやろうと思つている。それから、今やり始めているが、裏手の方ですね。あつちもウンと面白いものを造る――あつと言うものを造る積りですが、あんまり精しく言えないが。それで大体ここが完成する訳です。信仰には限らず、凡るものがそうですが、ここが完成しなければ本当の発展がないんです。丁度人間で言えば、立派な洋服を着たんだが、まだ靴下をはいてない。跣では歩けないから靴をはかなければならない。ネクタイもしなければならない。そう言う訳で――揃つてはじめて人の前に威張つて出られると言う訳で、完成しなければ、そこに欠点がありますから発展がしない。ですからこの位の本山が之だけ拡がれば、それだけ教線も拡がるものです。ですから、相応の理と言つて神様の方は特にそう言う事はやかましい。それから、熱海は体で箱根は霊です。熱海は緯、箱根は経になる。ですから此処が済まないと熱海は出来ない。こつちの建築が済まないと熱海の建築が出来ない。実にはつきりしている。瑞雲郷の少し先に欲しいのがあるが、それを先に手に入れることは出来ない。実に順序良く、隣から隣へと次々いつている。ああ言うのにも非常に順序がある。「神は順序なり」と言つてね。順序を乱したりしているから今の世の中は非常に乱れている。そう言う事を知らないんですね。そう言う訳で、ここが出来なければ熱海は出来ない。それから、ここも将来大きな本山にする処を買つてありますが、それも順序があります。ここが出来て、熱海が出来て、それから又ここが(本山)それからは小田原に出来るか、京都が先になるかも知れないが、そう言う順序になる。之は大きい順序です。人間の個人としてもやはり順序がある。だから私は、順序だけはやかましく言いますが、浄霊の時もそうです。一番先に重病人をやり、それから軽い人にいくか。来た順序にするか。来ている人の年とつた人からやる。それから、男と女だと、男を先にする。そうすると治りも良い。現界で順序をはずすと、霊界がはずれてしまう。そうすると、それが現界に写るから、何うしても滑らかにいかない。だから、何かやるとかと言う時は順序を注意する様にする。何時も言う通り、その時の目的によつて、神様に対する物事は一番先にしなければならない。神様の処に行く時に、他の用事をしてから行くといけない。そうすると人間の用事が先になり、神様の方を下にみる事になる。そう言う時は、むしろ神様の方に行かない方が良い。そう言う事に就てつまらない事ですが――何時か、私が玄関から出ようとすると、叔母が横切つた。それで車に乗つたが、叔母も乗つたが、車が走り出すと、それがとても気持が悪い。それで、伊豆山から水口まで後戻りして一度家に入り、それから改めて東京へ出直した。そう言う時にその儘行くと、自動車に故障がある。それは霊界が違つちやうからです。然し、あんまり五月蝿くするといけないが、肝腎な事だけは心得ておくと良い。

(教一号  昭和二十六年九月二十日)