魂が「生命の根源」であるのは誰も知る処であります。抑々「生命」なるものは何ぞや-といへば「神が人間に命令を下される」それを、「生命」といふのであります。
生といふ字は「主」といふ字の右の肩に「ノ」を書くので「主神」の御事であります。
生=主+ノ
「生」といふ字は、神様がお座りになって「右の御手で命令される形」で、その命令を奉じて人間が此世へ出て来るんであります。その命令を奉じて活動する。-それが魂であります。
主神の御命令とは-「人間それぞれの天職使命を完全に遂行する」事であります。畏多くも主神の表現であらせられる処の天皇陛下の御命令を奉じて国家社会に尽す事であります。それが人間として、日本人としての天職使命であります。故に「死」とは「御命令の解任」といふ事になるのであります。
(岡田先生療病術講義録 昭和十一年七月)