昭和二十八年三月二十五日
【お伺】謹んでお伺い申し上げます。私は昨年八月過去三年間の子宮下垂をお救い戴き入信させて戴きました者でございます。その後十二月に主人も入信、本年二月八日に大光明如来様御屏風観音様を奉斎させて戴き、感謝の明け暮れを送らせて戴いております。
私の長男(三年二カ月)は生まれつきと思うのですが、(医者は母乳日光の不足と申しました)佝僂病にて手足特に足の大腿部短く、O脚にて立ちますと腹が前に出、骨盤は後に反り、歩きますと体が左右にゆれます(昨年六月より支部にて御浄霊を戴いておりますが、日によりゆれる程度が違うように思います。時々下痢をさせて戴いております)。レントゲンにては手足の附根の所が朦朧と致し、各関節は骨端がギザギザになったり、膝は三味線のバチのような広がった形をしております。痛みはございません(一度発熱し手足が動かせぬ程痛みのある御浄化を戴きました)。
主人もこれと同じ病気にて医療は殆んど受けておりませず、十七才に両足ひどい脚気、十九、廿四才に右足歩行困難で苦しみ、現在も右足は左の半分の力でございます。
子供は御道を知る前一年間ギブス矯正、隔日のマッサージを致しました。(尚注射は生後三日目に発汗ひどい為ビタミン、一年後風邪熱にペニシリン百日咳にマイシン二本致しました)。
これは霊的でございましょうか。又は御浄霊にて治して戴けましょうか。御浄霊は何処を主にさせて戴きましたらよろしゅうございましょうか。尚又、この次にもこのような子供が出来ますものでございましょうか。右につきまして何卒御垂示下さいますよう謹んで御願い申し上げます。
【御垂示】この原因は霊的と薬毒の両方であって、光明如来様のお部屋に寝る様にし浄霊すれば、少しずつ治ってゆくが相当長くかかるから、そのつもりで辛抱する事である。浄霊の個所は悪いと思う所をすればいい。勿論親子共同じ様な病気とすれば、祖先が犯した深い罪であるから、余程熱心に信仰を励み人助けをし、神様の御役に立つ様にする事で、それによって罪の減っただけは治ってゆくのである。従って完全な子が生まれるのも勿論である。
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昭和二十八年三月二十五日
【お伺】私の夫は、去る一月九日より三日間に亘り意識不明となり、その間の状態は、仰向けになり足をバタバタ動かしては蒲団をはぎ、首を左右に動かし、又顔をしかめ、時には無意識の儘起き上ることもありました。祝詞、善言讃詞を奏上すると多少静かになります。ところが食物を口に入れてやる時は眼を開き、実に美味そうに満足そうな顔をして際限なく食べます。全く餓鬼道から出てきた姿を想い起させる程でございます。御浄霊を続け御守護によりまして三日目に無事意識快復させて戴きました。
このような状態は今回ばかりでなく、二十五年の二月が最初で三回目の発作までは不安ながら医師に頼っておりましたが、翌二十六年三月本教を知り、早速私のみ入信致し御屏風観音様をお迎えさせていただきました。御浄霊を続けるようになりましてから大変経過が良く、外に散歩に出られるようになりましたが、同年八月裏道にて転倒し、後頭部に一寸程の傷を受け、又上から三、四番目の脊髄が少し凹んだ程でございました。その後今回のような発作が時々起るようになり、現在に至っております。
夫は昨年十一月入信させていただきましたが、御神体は未だ御祀り致しておりません。又夫は若い頃肋膜炎、肋骨カリエス、胃下垂等を致し、医療にて多量の薬毒を入れております。頭が普通より余程大きく、脳天がコブのように出張り、毒素が非常に溜っております。御浄霊によりまして全身大変柔くなり、ひどい便秘も最近は一日置き位にあるようにさせていただいております。発作の方は以前五日から一週間位続きましたものが最近三日位になり大変御守護をいただいております。併し夫は工合の良い時でも手指が伸びきらず、口がよくまわらず、発作の前後には特にひどくなります。杖をついて外を歩くこともありますがまるで小児のようでございます。そして発作の起る前には必ず便秘が数日間続きます。 私の家は夫が分家し、旅館を経営しておりますが、夫の父が開館のとき近所の産土様の欅の木の大木を買い、福が入ると云う意味で人間大の木彫の福蛙(ガマガエル)を作り現在帳場に置いてあります。一見気味の悪い感じを受けます。訪ねる人々が皆主人とそのカエルが似ていると申します。数年前家の物置が火事になり、私が警察に呼ばれている間にこのカエルが大きな声で「ガオー」と鳴いたと私の母が申しております。
当地の救世教支部に所属する信者の中、三人の方がガマと龍神と鯉の出て来る夢を見たことがあり、又他の一人の信者が現在ガマの夢を何回も見ております。 右のような次第でございますが夫の発作は如何なる原因によるものでございましょうか。又木彫のカエルと関係がございましょうか。若しあるとすれば如何させていただいたら宜しうございましょうか。謹んで御垂示の程御願い申し上げます。
【御垂示】これは木彫のガマに憑依しているガマと関係があり、薬毒も相当あるので、その為であるから、一日も早く光明如来様を御祀りし、その部屋へ寝かせて、出来るだけ人助けをすると共に、光明如来様へよく御願いすれば、少しずつよくなってゆく、又ガマの処置もガマが救われるように御願いすればいい。
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昭和二十八年三月二十五日
【お伺】私は妻が肺結核のため廿二年九月入信さして戴きましたが、妻は同年十二月卅一日死亡。その間資格者の方に御浄霊を戴き安楽往生をとげまして、御礼申し上げます。
廿二年秋、父親(本年八十一才)が御道に反対の処を光明如来様を御奉斎いたしました為に、暫くして誠に勿体なくも御神体を父親が隠してしまいました。「教会へ返して来るから」と言いましたら出して呉れまして、その後一カ年位教会へ御預けしてありました。
廿五年再び家にて御奉斎いたしました。廿六年二月本部御参拝中、又々何処へやら持って行かれてしまい、誠に恐れ多いことを致しました。二度までも御無礼を働きましたことを深く御詫び申し上げ、御許し戴けます様お願い申し上げます。尚一日も早く御祀りさせて戴けますよう御祈り申し上げております。
又娘(十一才)が喉頭結核のようで、昨年五月より御浄霊戴いておりますが変化ありません。現在声が嗄れているだけにて衰弱はしておりません。食事も普通に戴いております。右のことと何か関係がございましょうか。謹んで御伺い申し上げます。
【御垂示】これは祖先からの罪穢を多く負っているので、光明如来様を拝む資格がないからであるから、一生懸命人を救い信者を一人でも多く作ることである。その徳によって或程度罪穢が減ると、拝む資格が出来るから、父親が隠そうとしても隠すことが出来なくなる。娘さんの病気もその徳によって必ず治る。
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昭和二十八年三月二十五日
【お伺】謹んで御伺い申し上げます。信徒斎賀常男(昭和二十五年四月入信)入信迄に子供六人を、生後一、二年目位に次々と失い、主人の母親は反対致しておりますが、その他は家族全部入信御用に努力致しております。二十七年十二月には十カ月目の男の子を失い、現在六才の女の子のみ成長致しておりますが、家族も聊か落胆致しております。主人は普通の目には仏様のような好人物にて、若い時から婦人関係とか今迄の常識から見て人道をはずれたことはしたことはないと申しております。一人生存致しております女の子は疥癬、肺炎の浄化を戴きましたが、御守護に依り元気に成育致しております。厚く御礼申し上げます。
尚光明如来様を二十五年に御奉斎さして戴きましたが、二十六年隣家に別居している主人の実弟(常に不仲)に強奪焼かれましたことは、誠に申訳なく、深く御詫び申し上げます。二十六年再び御奉斎さして戴いております。斯く次々と子供を霊界に送りますことは、罪業の深さとは言え、如何なる原因でございましょうか。何卒御垂示の程お願い申し上げます。
【御垂示】これは祖先の大きな罪穢の為であるから、それを早くなくしてしまわなければいけない。それには出来るだけ人を救い、徳を積むことである。
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昭和二十八年三月二十五日
【お伺】謹みて御伺い申し上げます。私は昭和十九年六月左眼下に、大豆位の大きさの痛みも膿も無い腫物が出来、次第に大きくなり、二十年より一カ年、時折り塗布薬の治療を致し、二十一年九月頃より二カ年全く治療を加えずその間次第に大きくなり、二十三年十月頃より医療を加え手術し、一時全治し、半年後再び以前の如き腫物が出来、二十六年十月頃まで手術しては全治し、再発し、その間ストレプトマイシン十本の注射を致しましたけれども次第に大きくなり、以後は医療等一切加えず。二十七年中頃には腫物の大きさは一寸平方位に拡がり、その為左眼は全く塞がりました。痛みも膿もなく日がたつにつれて大きくなるのみでございます。御恵みにより二十七年十月入信させて戴き、月十五回位教会にて御浄霊を戴いています。現在は入信当時より大きさに変りなく、こめかみ付近に疼痛を感じます。御屏風観音様を二十八年一月十六日に御奉斎させて戴きました。前記の腫物は如何なる原因でございましょうか。併せて御浄霊の個所並びに御守護の程御願い申し上げます。
【御垂示】この人は薬毒の被害者であって、一切の腫物は薬毒が固まり、腫れて穴が開き膿が出て治るように人間の躰は出来ているのである。それを知らない無智な医学は折角出ようとした薬毒を、手術で除り乍ら、それ以上の薬毒を入れるので治る筈はないのである。この理は御神書に詳しくかいてあるからよく拝読しなさい。
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昭和二十八年三月二十五日
【お伺】謹みて御伺い申し上げます。私事九人家族の内御許しを得て六名入信させて頂き、日々御守護の程感謝致しております。今度四女知子(昭和四年二月五日生)の御浄化につき御伺い申し上げます。知子は十才の頃舞踏病に罹り、一命なき処お祈祷者(二名)により仏霊、狐霊の憑依とか申し紙片に何か書き、二日間祈祷の上当家より約百間位東方に右紙片を埋没せしことがございました。そのこと以来健康と相成り現在に及びましたが、二十七年六月頃より心臓の鼓動激しく身体数個所痛むと申し食事も余り進みません。
御浄霊致しておりますと身体及び頭部を横に振り或る時は手を合わせ震えております。最近では夜間母親と就寝致しておりますと、三時頃に必ず母親の手首を無意識に強く握ります。日中は何の仕事もせず沈み勝でございます。
右何か霊的関係でございましょうか。御垂示の程謹んで御願い申し上げます。【御垂示】これは霊的であって、首の周りに毒の固まりがあるから、其処を浄霊して溶かせば、段々治ってゆく。心臓の方は肋間神経痛の為であるから、心臓の周りを圧せば痛い所があるから、そこを浄霊すれば治る。
(地天四十六号 昭和二十八年三月二十五日)