次は日本脳炎であるが、此原因も簡単である。子供が夏日炎天下に晒されるので、頭脳は日光の刺戟を受けて、背中一面にある毒素が、後頭部目掛けて集中する。其過程として一旦延髄部に集結し、高熱で溶け液体毒素となり、後頭部内に侵入する。その為眠くなるのであって、其他の症状も多少はあるが、右の液毒は脳膜炎と同様、目と鼻から血膿となって出て治るのである。
何よりも発病するや、忽ち延髄部に棒の如き塊りが出来る。之はいくら溶かしても、後から後から集注してくるから、浄霊の場合根気よく二、三十分置き位に、何回でも浄霊するのである。すると峠をすぎるや、目や鼻から血膿が出始める。それが治る第一歩で、驚く程多量な血膿が出て治って了ふ、先づ数日間と見たらよからう。
之でみても此病気は何等心配は要らないのである。処が医学は原因も判らず、毒を出す方法もないから、無暗に伝染を恐れる。之も脳膜炎と同様、氷冷が最も悪く、其為長引いたり、命に関はったり、治っても不具になるのである。近来医学では蚊の媒介としてゐるが、之は怪しいものである。然し吾々の方では簡単に治るのだから、そんな事はどちらでもいい訳である。
〔浄霊箇所〕
延髄部
小児病(文明の創造 昭和二十七年)