斜視

瞳の見当違ひの人があります。之は某大実業家の令嬢でしたが、生来酷い斜視(藪睨み)で、眼が見当違いなので、踊りの場合など顔の位置が調はない。それを治療した所一ケ月位で全治し、踊りの際顔の位置が正しくなったと言って喜んで居りました。之は、眼を動かす筋を水膿溜結が妨害して居ったものであります。

眼は後の方をよく治療するのです。眼の悪い人に限り、眼の裏の方が非常に凝ってゐるもので此辺をよく浄化するのであります。眼病の治療日数は、最初に於て言明する事は不可能でありますから、先づ一週間位治療し、其効果によって判断すべきであります。

〔浄霊箇所〕
目を動かす筋、後頭部、延髄附近、肩、腎臓