結膜炎

眼瞼緑炎または血眼などと称し、眼球が非常に紅潮を呈し、目脂、涙等が溢れ出るのであって、原因は前頭部に滞溜する毒素が浄化作用によって、眼球部から排除されようとするのである。

角膜炎とか結膜炎、糜爛性結膜炎、白内障、底翳等でありますが、吾々の方では眼病の種類は問題ではない。何となれば治療法が同一だからであります。眼を診査するには、最初前額からこめかみ辺へ掌を触れ、熱ければ毒素があるので、其他眉の辺上瞼等を押し痛む人は眼球に毒素が溜ってゐる證拠ですから、治療は眼を中心に頭部、顔面、後頭部等を浄血すればよいのであります。

そうして凡ての眼病は、頭脳に集溜した毒素が、出口を求めて眼球から排泄されやうとし、一旦眼球に集中し、再び溶けて膿、目脂、涙等となって出るのであるから、放任しておけば長くはかかるが、必ず治るものである。

眼は後の方をよく治療するのです。眼の悪い人に限り、眼の裏の方が非常に凝ってゐるもので此辺をよく浄化するのであります。眼病の治療日数は、最初に於て言明する事は不可能でありますから、先づ一週間位治療し、其効果によって判断すべきであります。

〔浄霊箇所〕
眼を中心に頭部、顔面、後頭部等、延髄附近と前額部(眉毛の辺)肩、腎臓