霊的の眼病

霊的の眼病も多くあります。之は殆んど蛇の霊で、以前私は其蛇の霊を祀って治したものですが、非常によく治ります。之は蛇を殺す場合によく頭を潰すので、其際眼をも潰し盲蛇になるので、其死霊が人間に憑ると人間の眼が見えなくなるのです。私は今迄祀って沢山治したのでありますが、今は忙しいのと誰もが出来ない事と迷信視せられる懼れがある等でやめてをります。

以前、鶴を殺した人に鶴の霊が祟って、嘴で眼球を突つかれて失明したといふ話を聞いた事があります。之は事実あるべき事であります。

そうして蛇の祟る場合は、如何いふ訳かといふと、祖先の死霊が霊界で蛇になり一家を守ってゐる。それは家門へ対する執着の為であります。元来蛇は、執着の物質化ともいふべきものであります。それを知らずに殺すと、元来が祖先であり、執着者であるから非常に怒るので、それが子孫へ祟るのであります。そういふ蛇は殆んど青大将で、昔から旧い家の土蔵などによく居りますが、皆それで、之は絶対に殺してはならないものであります。