リウマチ(関節リウマチ)

リョウマチスであるが、之は人も知る如く、手、足、指等の関節が赤く腫れ上り、非常に痛むもので、原因は勿論薬毒が関節へ集溜し、腫物となって排泄されようとする。その痛みで患者は堪へ難く、悲鳴を挙げる位である。此病気は手足の関節部に溜結せる毒素が激しい浄化作用が行はれるのである。衣類が触れてさへ飛上る程の痛みを感ずるのである。

医療に於てはギブスによって手足の屈伸と物の触るるを防ぐ為、ギブスによって絶対自由を拘束するのである。そうして、浄化作用を停止せしめて固めるのである。固める迄に大抵数ケ月を要する。固まれば痛みは無くなるのである。そうして固まった患部をマッサージによって、棒の如くなった手足を屈伸するやうにするのであるが、若干の効果はあるが、発病以前の状態に戻す事は到底出来ないのである。医療は患部を絶対動かぬやう固める手段を採るので、固まって了えば痛みはなくなるが、その代り関節は動かなく、棒のやうになって了ひ一種の不具者となり、一生涯跛行となるのであるから、恐ろしい病気の一種である。此点などにみても、医学は病気を治すのではなく、苦痛だけを治して不具者にする訳である。

然るに、リョウマチス発病の際何等の手当を施さず、自然療法によれば、患部は化膿状態となり、自然穿孔されて毒血排泄し、完全に治癒するのである。但し、氷冷、湿布等を行ふ事は最も悪いのである。何となれば、それを一回にても行ふ時は、浄化作用の勢を減殺する事になるから、折角の毒素排泄作用を弱らせる事になるのである。処が我浄霊法によれば、いとも簡単に短時日で全治させ得るのであるが、困る事には氷冷、塗布薬、注射等をした者はそれだけ長くかかるので、ツマリ散々金を費った揚句不具者とされるのだから、厄介な世の中である。従って最初から何等手当もせず浄霊法のみ施せば、一週間以内に完全に治るのである。

他の一つは、腎臓の尿毒に因るもので「主に関節」であるが、之は関節以外の個所にも発病するので、痛みは前者程ではないが相当に悩むのである。此症状の特徴として患部の皮膚の色は変化のないことと、痛みが移動性である事である。重症は全身的で、痛みの為寝返りさへ出来ないのがある。本療法によれば、容易に治癒するので、先づ一週間乃至三週間位で全治するのである。治療の場合、腎臓部も特に施術しなくてはならない。以上二種共、他の治療及び時日等によって固めたものはそれだけ治療に時日を要す。最も固まったものは六ケ月又は一年位かかる事もある。

〔浄霊箇所〕
間接患部、腎臓部

リョウマチス(岡田先生療病術講義録 昭和十一年七月)
リョウマチス(医学試稿 昭和十四年)
神経痛とリョウマチス(文明の創造 昭和二十七年)