神経痛

此病は、全身病ではありますが、下半身に多い関係上茲で説明するのであります。 神経痛は、其名称の通り神経が痛む病気で、重症軽症の差異は甚だしいのであります。
原因は、浄化作用に由る水膿又は毒血が或る一部に集溜し、神経を圧迫するのであります。
普通治り難い病気とされてありますが、本療法によれば極めて順調に全治するのであります。普通一週間以内-重症で二、三週間位であります。
此病気は、リョウマチスを併発する事がよくあります。(岡田先生療病術講義録 昭和十一年七月)

神経痛

神経痛は患部が一定してゐないのが特異である。然し大体は手足全体及び肋骨及び腰骨である。そうして、激痛あり、鈍痛あり、鋭痛あり、軽重も大いにあるのである。
原因は三毒が局所に溜結し、其浄化作用の為である。自然療法ならば、緩慢ながら必ず治癒するのであるが、薬剤其他既存の療法をなす時は一時的痛苦は軽減すれども、反って慢性に移行し、痼疾となり勝ちのものである。特に肋間神経痛は、肺結核、喘息、心臓病、肋膜炎等と誤診され易いから注意すべきである。(医学試稿 昭和十四年)