著述編

救世

羨望は恐ろしい

本教の妨害者にも種々あるが、その一つに羨望が原因である場合も相当ある。勿論、卑怯者に違ひないが、此種の人間は日本人に特に多いとの話だ。全く島国根性的小人物に違ひないが、若干の影響はある以上無関心も出来ない。之はひとり宗教に関した事のみではな...
救世

唯物主義者に与ふ

左の文は最近一信者から提出した体験記であるが、之によってみても人霊が龍神(蛇霊)に落ちると共に、又龍神が人間に再生するという事実が明かに示されている。之を読んでも尚唯物主義の牙城から脱け出でられないとしたら、その人は事実を否定してまで主観を...
救世

盲目は治る

昔から盲目は先づ不治とされてゐる。浄瑠璃の壷坂霊験記にあるお里沢市の御利益談などは、一種の作り事としか思えないのである。如何に医学が進歩しても、こればかりは治らないと、長い間思はれて来た。処が最近、死人の眼を移植して効果があったとの医学の報...
救世

生神様

よく私に初めて面会した人が異口同音にいう事は、実は御目にかかるまではとても近づき難いお方で、お附きが傍についており最敬礼でもしなければならないと恐るおそる伺ったのであるが、意外にもすべてが余りに簡略卒直で唖然として了ったと曰うのである。成程...
救世

おかげばなし批判 霊線の尊さ

不幸は本教を知らざる家庭(本文省略)右の実例は、不幸の見本ともいうべき家庭で、医学に頼り切っているに拘はらず効果のない事を如実に物語っている。此様な不幸な家庭は、現在到る所にあるであらうが、之等を救い得ざる医学に満足するより外ない時世とは気...
救世

おかげばなし批判 尊い生命を委すもの

本教信仰療法の素晴しさ(本文省略)右の批判右の報告によって考えるまでもなく、現代医学の診断といい治療法といい甚だ申し難いがあまりの頼りなさに黙っては居れないのである。これで医学が進歩したと思い万人が尊い生命を委し切って安心しているのであるか...
救世

岡田道一先生に物申す そこひと神霊療法に就て

本紙六十号「そこひと神霊療法」の題下にかかれた先生の論文中、一つ非常な誤解をしている点があるので、実に先生の為に惜しむのである。という事は先生のお説は信仰で病気が治るのは、徹頭徹尾患者の信念に基くとされている。これは先生に限らず大多数の専門...
救世

歌集「山と水」に就て

いつも言う通り、信仰の目的は魂を磨き、心を清める事であるが、その方法としては三つある。一は、難行苦行や災害による苦しみと、二は善徳を積む事と、三は高い芸術によって魂を向上させる事とである。以上の中、最も簡単で、捷径なのは高い芸術による感化で...
救世

薬効短見論

よく新聞紙上などに、何々病気に卓効ある新発見の薬剤が出来たといって医学の進歩を誇称するが、之は大いに注意の要がある。何となれば薬剤の効果は如何に顕著であっても短期間では信用出来ない。どうしても数ケ月から二、三年位の間治癒状態を眺めてからでな...
救世

宗教と芸術

吾等の常に唱うる如く、神の理想は地上天国を造るにあり、天国とは戦争のない恒久平和の真善美が完全に行はれる世界であらねばならないとすれば最も発達するのは芸術である。昔から宗教は芸術の母なりという言葉もある位で、宗教と芸術とは切っても切れない密...