著述編

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神示の医学 浄霊の原理 -第二-

愈よ浄霊の原理を説くが、之に就て前提として知らなければならない事があるから先づそれから述べてみよう。そもそも万有一切は、物質のみではなく、別に眼に見えない処の霊なるものがある。勿論、人間と雖も霊と体とから成立っており、之を概略分類すれば霊は...
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神示の医学 浄霊の原理 -第一-

此原理を説くに当って最も困難である事は現代人の教育程度では非常に判り難いと思うからである。というのは現代教育が徹頭徹尾唯物主義によって構成されたものである以上之も亦止むを得ないのである。飜って今日各宗教の開祖の事蹟を文献や言伝えによって眺む...
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神懸り宗教

今日新宗教とさえいえば、一般はすぐ神憑的のように思ふが、之も無理はない。何しろ璽光尊や踊る宗教など、常軌を逸したようなものが目立つからで、又言論機関は興味中心から真先に取上げるといふ訳で、教線は微々たるものであっても、大きくクローズアップさ...
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健康による天国化

キリストの一大予言である「天国は近づけり」との獅子吼は固より、凡ゆる宗教の目的とする処はより良き世界即ち人間から苦悩を除き、歓喜に浸る生活の具現にある事は言ふ迄もない。此一致した理想に対し、遺憾乍ら現実は実現処か地獄の境界から脱却するさえ前...
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日本再建の指針

私は今日本今後の国策を論じてみようと思うが、その前に先づ日本という国の使命を語らなくてはならない。抑々此世界に於て数多くの国があるが、何れの国といえども神が世界経綸の必要上、それぞれ本来の使命を与へてある。元より日本と雖もそれに漏るる筈はな...
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新聞記事と嘘

日本の新聞記事は嘘が多いといふ事は以前からよく謂はれてをり、終戦後司令部に於ても嘘の記事に対し厳しい警告を与えた事実は未だ耳新しい処である。昨年十一月本教が税問題をキッカケとして宗教運動や其他の点にまで各新聞競って虚々実々取混ぜての記事が出...
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社会悪は環境か否か

昔から「恒産あれば恒心あり」と謂い、人間が物質に不自由しなくなれば言行も良くなるというのである。そうして今日の世相は実に社会悪に満されているが、その原因は物質欠乏のためと解釈している識者の少からずある事である。成程それも一部の真理には違いな...
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宗教事業と社会事業

社会各方面を観る時、官と民による社会事業は種々あって相当社会の福祉に貢献しつつあり、特に宗教を背景とした社会事業はより効果がある事も勿論である。ただ然し民間の力では届かない処の結核療養所(私設も幾分はあるが)や民政事業の如きは政府の力による...
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社会悪の根源

今日本の最も悩みである社会悪に就て論じてみよう、その前に為政者や有識者が執ってゐる手段を検討する必要がある。為政者は法規を厳重の上にも厳重にし取締ってゐるが、之等は勿論根本には触れないから、悪人は法規を如何に巧妙に潜るかに専念してゐる。それ...
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所謂、迷信の解剖 信仰は飽く迄冷静に

ともすれば、本教団に向って迷信の言葉を浴せるが、一体迷信の真の意味は何であるか、これを解剖してみよう。勿論、迷信とは正信の反対である。とすれば迷ひ迷った揚句、正しからざるものを正しいと誤り信ずるといふ事であるが、その正しからざるといふ意味は...