著述一覧(未発表)

岡田先生療病術講義録

腎臓疾患

腎臓といふものは「物を洗ふ水の働き」をするものであります。それで、心臓が熱を吸収して毒素を燃焼すると灰が出来るから、其灰の如なものを水で洗って流す。-それが腎臓の役目であります。ですから、毒物に中(アタ)ると、非常に下痢をしたり、小便が沢山...
岡田先生療病術講義録

胆石病

次に胆石病は、胆臓の中へ石が出来る。その石が一個の場合もあり、数個の場合もあります。之は非常に痛む。石の出来る場合に痛むのであります。どういふ訳で石が出来るかといふと、水膿が胆嚢中へ入ると、胆汁と化合するので、化学的作用によって石になるんで...
岡田先生療病術講義録

肝臓癌

肝臓の病気としては、先づ肝臓癌で、肝臓のみの場合もあり、胃痛又は腸癌から移行される事もあります。それで肝臓癌は、先づ胃のやうに内出血はしないが、実に悪質で、執拗であります。然し、之は衰弱甚しくない限り必ず治るものでありますが、相当時日を要し...
岡田先生療病術講義録

肝臓病と胆臓病

胆臓は胆嚢ともいひ、肝臓に包まれてゐるもので、昔から肝腎要めといって、肝臓と腎臓は大切なものになっております。此外に、脾臓、膵臓などがありますが、之は病気にあまり関係がないから、省略する事と致します。丁度胆臓を心臓とすれば、肝臓は肺のやうに...
岡田先生療病術講義録

食道狭窄

食道狭窄といふのがありますが、之は大体癌と同じようで、ただ狭窄の方が癌よりも緩慢に食道を圧迫してゐるのであります。之も早期ならば治癒しますが、末期は困難であります。(岡田先生療病術講義録 昭和十一年七月)
岡田先生療病術講義録

食道癌

食道癌に就てお話致します。之は実に厄介な病気で、肋骨の為に患部を指で触る事が出来ないから、位置が判り難いので、治療が困難であります。而も吾々の方へ来る頃は極端に衰弱してゐるから、とても難しいので、従而、食道癌は請合へないのであります。原因と...
岡田先生療病術講義録

胃痙攣

胃痙攣は、水膿溜結が段々固結した時、胃の方が不消化物又は大食をして膨脹する時、胃とその固結物とが押合って痛むので、その痛みのひどい為に痙攣を起すのでありますから、その固結を溶解すれば全治するので、割合容易であります。(岡田先生療病術講義録 ...
岡田先生療病術講義録

胃下垂

次に、胃下垂でありますが、原因は、消化薬を服みつつ柔い物ばかり食ふから胃が弱る。それで緊張が無くなるから弛緩し、下垂するのでありますから、「人為的製造病」であります。然し、胃下垂と言って来る患者で、事実下垂のものは十人に一人位であります。そ...
岡田先生療病術講義録

胃癌

此病気は余程前から世界中で研究してゐるが、原因はどうしても判らない。それで現在は、癌を治療する研究ではなく、癌を発生させる研究をしてゐる実状でありますから、先づ治療法発見迄には、今後何十年或は何百年かかるか判らないのであります。然るに、吾々...
岡田先生療病術講義録

胃潰瘍

次に、胃潰瘍と胃癌ですが、胃潰瘍は全く薬と飲酒が原因で、特に薬剤の方が悪性であります。それは、胃薬は食物を柔軟化させると共に何時しか胃壁も柔軟化さしてしまふ。それが為少しの固い物が触れても、亀裂を生じ易くなり、其結果血液が滲出するのでありま...