革命的増産の自然農法解説書 自然栽培に就いて 今迄に本紙農業特集号を出したのは、一昨年と昨年と今回とを併せて三回になるが、年々自然栽培耕作者が多くなると共に、その報告も増え、今回の如きは附録として四頁も増した位である。そこで報告書を一々読んでみると、成績は益々よく収穫が増すばかりか、品... 2020.09.03 革命的増産の自然農法解説書
革命的増産の自然農法解説書 農業の大革命 五カ年にして米の五割増産は確実 (二) 今度各地から報告された昨年度の成績をみると、時期が早い為収穫迄に到らないものもあって遺憾ではあるが、併し大体は判ったので、これに就いて私の感想をかいてみるが、何よりも自然農法は、今迄作物の生命と頼んで来た肥料を否定するのであるから、最初は家... 2020.09.03 革命的増産の自然農法解説書
革命的増産の自然農法解説書 農業の大革命 五カ年にして米の五割増産は確実 (一) 私は十数年以前から、自然栽培法といって金肥人肥を用いず、自然のみの肥料を使って農作物の大収穫を得る事を発見し提唱して来たのであるが、その当時農民に向って如何に説得し信じさせようとしても、中々耳を藉す者がなく随分努力をしたが思う様にはゆかなか... 2020.09.03 革命的増産の自然農法解説書
革命的増産の自然農法解説書 蚕業の福音 茲で最後に言いたい事がある。それは無肥料の桑の葉で養蚕をすると、蚕は病にかからず、糸質頗る強靭で、光沢良く、その上増産確実であるから、これが全国的に実行されるとすれば、蚕糸界に一大革命を起す事は勿論で、国家経済上如何に大なる利益を齎すかは、... 2020.09.03 革命的増産の自然農法解説書
革命的増産の自然農法解説書 連作豊収 だから本農法に於ては連作を可とする。現に私が実行している例であるが、今年作った玉蜀黍(トウモロコシ)の如きは連作七年に及んでおり、然も箱根強羅の小石混りの土で、恐らく不良土としては申し分がないにも拘らず、本年の出来栄えなどは素晴しいもので、... 2020.09.03 革命的増産の自然農法解説書
革命的増産の自然農法解説書 堆肥の効果 そうして自然肥料実施に就いて説明してみると、稲作に対しては稲藁を出来る丈細かく切り、それをよく土に捏ね混ぜるので、これは土を温める為である。又畑土の方は枯葉や枯草の葉筋が軟かくなる位を限度として腐蝕させ、それを土によく混ぜるのである。この理... 2020.09.03 革命的増産の自然農法解説書
革命的増産の自然農法解説書 肥料迷信 そうして前記の経過を説明してみると斯うである。最初の二、三カ月位の間、見劣りがするのは、種子にも田地にも肥毒が残っている為で、時日を経るに従い、土も稲も肥毒が段々抜けてゆくので本来の性能を取戻し、漸次好転するのである。この理は、農民にも分ら... 2020.09.03 革命的増産の自然農法解説書
革命的増産の自然農法解説書 肥料の逆効果 成程、肥料をやれば一時は相当の効果はあるが、長く続けるに於ては漸次逆作用が起る。即ち作物は土の養分を吸うべき本来の性能が衰え、いつしか肥料を養分としなければならないように変質してしまうのである。これを人間の麻薬中毒に譬えれば一番よく分る。人... 2020.09.03 革命的増産の自然農法解説書
革命的増産の自然農法解説書 自然栽培の勝利 土の偉力 自然農法の原理 抑々自然農法の原理とは、土の偉力を発揮させる事である。それは今日迄の人間は、土の本質を知らなかった。否知らせられなかったのである。その観念が肥料を使用する事となり、何時しか肥料に頼らなければならない様になってしまった。全く一種の迷信化したの... 2020.09.03 革命的増産の自然農法解説書
革命的増産の自然農法解説書 序文 この小冊子は現在我国最大の悩みとされている米の問題に対して、絶対有利な解決方法を解説したものであって、誰も知る如く今日我国民を養うに足るだけの数量は全然穫れず、現在一カ年二千万石以上不足しているのであるから、実に由々しき大問題である。この原... 2020.09.03 革命的増産の自然農法解説書