御神書

地上天国

私という者(一)

これから記こうとする事柄は、何人も見た事も聞いた事もないものであるから、そのつもりで読んで貰いたい。それは私が私を批判するのであって、言わば私の外に別な私があってそうするので、全然飾らない赤裸々な私の姿を浮べるのであるが、恐らく斯んな変った...
地上天国

天国的宗教と地獄的宗教

先ず宗教に就いて有りの儘をかいてみれば、今日までの凡ゆる宗教は、悉く地獄的宗教といっても、敢て侮言ではなかろう。何となれば重立った宗教程、開教当時蒙った法難、受難に悩んだことは例外ない程で、宗教に法難は附物とされている位である。しかもその宗...
地上天国

薬が不幸を作る

薬に就いては今迄凡ゆる角度から検討して来たが、薬と不幸の関係に就いては、まだ余り詳しくかかないような気がするから、茲にかいてみるのである。抑々人間の幸不幸の原因は何処にあるかというと、勿論霊界にあるので、この事が充分判らなければならない。で...
地上天国

世界夢物語(二)

私は栄光新年号に、標題の如き論文をかいたので、信者は誰も読んだであろうが、最近に至ってアイゼンハウアー元帥は、着々として凡ゆる積極的な手を打ち始めたのは、外電によって段々分って来たが、それに就いて言いたい事は、この前の夢物語にはかかなかった...
地上天国

私が神様を拝まぬ理由

私は神様を拝んだ事がないのは、信者はよく知っているが、恐らく昔からあるどんな宗教の教祖でも、そういう例は絶対ないであろう。という訳で信者の中でも疑問に思う人もあるであろうから、茲にかいてみるが、元来私という者は、神格上からいって最高地位にあ...
地上天国

最後の審判

キリストの曰はれた最後の審判というのは、何か恐ろしい事が突如として起り、それによって信仰なき者は亡び、信仰ある者は助かるというように、至極簡単に割切ってゐるが、そういう事はないとも言えるが、有るとも言えるのである。というと甚だ不得要領である...
地上天国

運命は自由に作られる

之から運命に就てかいてみるが、茲で知っておかねばならない事は、世人はよく宿命と運命とを同一にしている事である。然し之は全然違うのでそれをかいてみるが、宿命とは生れ乍らに決ったものであるが、運命の方は人間次第でどうにでもなるもので、此点を知ら...
地上天国

地上天国41~50号

■地上天国四十一号 昭和二十七年十月二十五日・運命は自由に作られる■地上天国四十二号 昭和二十七年十一月二十五日・最後の審判■地上天国四十三号 昭和二十七年十二月二十五日・私が神様を拝まぬ理由■地上天国四十四号 昭和二十八年一月二十五日・薬...
地上天国

第三次戦争は果して有る?

標題に就ての質問はよく受けると共に、今日世界人類の誰もが、之程痛切に知りたいと思う問題はないであろう。事実見ようによっては有りそうでもあり、無さそうでもあり、之程の大問題であり乍ら、迷わざるを得ない有様である。というのは、全く唯物的に考える...
地上天国

狐霊の実体

信者中でも錚々たるインテリゲンチャの布衣生君、下記の如く狐霊の実在と、其千変万化の様相が分ったそうで、洵に結構である。勿論神様がそうなされたに違いないが、未信者は言う迄もないが、新しい信者などでも、同君と同じように動物霊の存在は、信じられ難...