世界救世教、岡田茂吉、御神書、御論文、明主様

結核信仰療法

結論

私は結核問題に就て、現代医学に対し随分思い切って、赤裸々に記いて来たが、之を読んだとしたら、政府当局者も、専門家も、一般人も、余りの意外な説に、恐らく直に首肯する事は出来ないであろう。或人は怪しからんと言うであろうし、或人は宗教人一流の独善...
結核信仰療法

医療誤点の種々相

医療は毒素を固めて体外へ出さない方法であり、浄霊は其反対に溶かして体外へ排除させる方法である事は、充分判ったであろうが、何しろ人間は今日迄医学を信じ切っている以上、右の理屈が仮に分ったとしても、直に頭脳の切換えは無理であろうから、尚色々の面...
結核信仰療法

事実は雄弁なり

私は結核医学に就て、凡ゆる角度から検討して来た事によって、読者は大体判ったであろうが、言う迄もなく医療を受ければ受ける程、病気は悪化するという驚くべき事実である。何よりも本著附録の百例中、残らずと言いたい程そうかいてあるから、全部を読んだな...
結核信仰療法

栄養

結核に対し医学は、栄養に最も重きを措いているが、此栄養学の誤りも亦甚だしいもので、それを詳しくかいてみるが、先ず第一に誤っている点は、栄養学に於ては食物のみを対象としていて、肝腎な人体の栄養機能の方を閑却している一事である。例えばビタミンに...
結核信仰療法

結核附随病

前項迄に結核の本格的症状に就て説明したが、それ以外結核に附物とされている症状等に就ても一々解説してみるが、大体として 不眠 肥らない 微熱 食欲不振 便秘 下痢 血沈 胸痛 息切れ 新薬等で之だけ知れば先ずいゝであろう。...
結核信仰療法

肺炎と肋膜炎

茲で結核に大関係ある肺炎に就いてかいてみるが、此病気は結核の原因と同様、感冒の際肺臓の内外に固めた多量の毒素に、猛烈な浄化作用が起るもので、つまり感冒の重いのと思えば間違いない。そうして症状は人も知る如く、最初高熱が出て全身的倦怠感、節々の...
結核信仰療法

天然痘

茲で天然痘に就て詳しくかいてみるが、此病気の原因は先天性毒素の為であって、此毒素は勿論親譲りのものであるが、此原因も薬毒が代々の祖先を通じて遺伝したものである。医学では毒素の濃厚なのを遺伝梅毒といい、民間で昔から胎毒というのもそれである。処...
結核信仰療法

毒素の解剖

茲で愈々毒素の説明に移るが、本来毒素とは言わば濁血であり、霊の曇りである事は、既記の通りであって、曇りとは勿論悪による罪穢の為に発生するもので、此罪穢観は昔から宗教の一手専売のようになっているが、遺憾乍ら今迄の説き方は、単に悪い事は罪穢とな...
結核信仰療法

黴菌の発生

前項に説いた如く、結核菌は、自然発生であるとしたら、では何処から如何なる過程を経て発生したかを、何人にも理解し易いよう理論物理学的に、理論心理学的にかいてみるが、何しろ見えざる霊を対象とするのであるから容易でない事は、今日迄何人と雖も試みた...
結核信仰療法

結核は感染しない

結核が医療によって作られる経緯は、前項迄に詳しく記いたが、其原因は結核菌感染によるとは医学の定説となっているが、私の見解によれば此説こそ大変な誤りである。それは彼のパスツールの伝染説を医学は採用したからであろうが、私は其反対に自然発生である...