世界救世教、岡田茂吉、御神書、御論文、明主様

信仰雑話

善と悪

世の中は善悪入り乱れ、種々の様相を表わしてゐる。即ち悲劇も喜劇も、不幸も幸福も、戦争も、平和も、其の動機は善か悪かである。一体どうして善人もあれば悪人もあるのであろうか。此の善悪の因って来る所の何か根本源因がなくてはならないと誰しも思うであ...
信仰雑話

夫婦の道

近来、見合結婚が良いか、恋愛結婚が良いかは、相当喧しく論じられてゐる。然し乍ら之を霊的に解釈をする時は、どういう訳になるかを説いてみよう。我国は都会は固より如何なる山間僻地と雖も、必ず鎮守様即ち産土の神様が鎮まりゐます産土神社又は氏神様があ...
信仰雑話

我と執着

凡そ世の中の人を観る時、誰しも持ってゐる性格に我と執着心があるが、之は兄弟のようなものである。凡ゆる紛糾せる問題を観察する場合、容易に解決しないのは、此我と執着に因らぬものは殆んどない事を発見する。例えば政治家が地位に執着する為、最も好い時...
信仰雑話

夢に就て

私は夢に就てよく人から質かれるので、茲に語ってみよう。凡そ人間と生れて夢を見ない人はあるまい。然し単に夢といっても種々(イロイロ)ある。ザット種類を並べてみれば神夢、霊夢、雑夢、正夢、逆夢等であって、神夢とは神の御告げであり、霊夢とは守護神...
信仰雑話

酒と宗教

飲酒と宗教は大いに関係がある事は余り知られてゐないようであるが、之に就て説明してみよう。普通量の飲酒は兎も角、大酒癖は霊的原因に由るのである。というのは大酒家の腹中には天狗、狸、稀には龍神の霊もあるが、それ等が、蟠居し酒を嗜むのである。腹中...
信仰雑話

順序を過る勿れ

昔から「神は順序なり」という言葉があるが、之は凡てに渉って重要事であり、心得おくべき事である。先づ森羅万象の動きを観れば分るが、総て順序正しく運行されてゐる。四季にしても、冬から春となり、夏となり、秋となるといふように、梅が咲き、桜が咲き、...
信仰雑話

プロテスタントとカトリック

私はキリスト教に就て少しく話したい事がある。それはプロテスタントの無教会主義と、カトリックの教会主義との意見の相違である。無教会主義とは読んで字の如く『教会を必要としない、聖書一本で進むべきである』というに対し、教会主義は「キリスト昇天後教...
信仰雑話

見神に就て

忘れもしない。私が宗教研究を始めて間もない頃であった。或中流家庭の廿歳になる娘が、肺病の為、数年間療養生活を続けて来たが、どうしても治らないので、私は頼まれた。当時大本教信者であった私は、鎮魂帰神なる方法の下に霊治療を行ったのである。二三週...
信仰雑話

神は在るか

此の問題に就いては昔から今日迄論議されていて、未だ解決は付かないが、之に就て先づ私自身の経験をかいてみよう。といふのは私は三十二三歳の頃までは極端な無神論者で、神社の前を通っても決して礼拝をした事がない。その理由は斯うである。凡そ神社の神体...
信仰雑話

神と仏

昔から神仏同根といふ言葉がある、それに就て私は解釈してみよう。釈尊に向って一弟子が「仏法を一言で言ひ表はされたい」と御質ねした処、釈尊は即座に『仏法を一言にしていへば真如である』と申された。真如とは真如の月、即ち夜の光明という意味であろう。...