明主様

天国の福音

罪穢と病気

罪穢と病気の関係に就ては、宗教方面に於て多く唱へられてきた。之は事実であるが、私は霊的医術の見地から説くつもりである。前項に述べた如く、人は悪を想ひ悪の行為を累(カサ)ねるに従って漸次曇が増量する。然るに曇の濃度が或程度に達する時、それを解...
天国の福音

霊波と霊衣

私は曩に治病力としての神秘光線に就て説明したが、茲に今一層詳説してみよう。人間の霊体は肉体と同様の形態を有してゐるが、但だ異る所は霊体には霊衣なるものがある。洋語ではアウルといふ。それは霊体から不断に一種の光波を放射してゐる。恰かも霊体の衣...
天国の福音

「附録」霊科学

私は前項迄に於て、私が創成した処の新しき医術に就て概略解説した積りである。然し乍ら尚徹底するには、霊及び霊界に関する凡有(アラユ)る事象を一通り知らねばならないから、順次述べてみよう。(天国の福音 昭和二十二年二月五日)
天国の福音

結論

私は既存医学の誤謬を余す所なく説いたつもりであるが、読者は読み了って如何なる感想が湧起したであらうか、恐らく余りにも意想外なる新説に驚歎されたであらう。人間が最大貴重としてゐる生命を一日も延長し寿齢の長からん事を冀ふと共に、健康の完からん事...
天国の福音

民主的試験制度

今日医学に於ける試験制度なるものは、日本も外国も大体共通の方法である。即ち医学的解釈による理論と経験によって成る学問的形式の作文を唯一のものとしてゐる。然し乍ら此方法たるや、実際上病患の治癒そのものとの関聯があまりに薄いといふ事である。成程...
天国の福音

頭脳の重要性

腎臓の重要性は曩に説いた通りであるが、茲に頭脳の重要性も説く必要がある。それは近来新しく流行し始めた病気に疥癬及び重に掌の表裏、脚部上方より下方、足の甲、指等に、小は丸薬位より、大は大豆位のやや隆起せる白膿色粒が点々又は無数に出来、その一つ...
天国の福音

夜昼転換

私は約二十数年間に渉って治療した患者は無慮数万人に上ったであらう。その体験から得た結論は一言にしていへば「病気の原因は薬剤である。」といふ事である。凡ゆる病患の原因を探求すればする程、悉く薬剤ならざるはないのである。もし人類が之に目覚めない...
天国の福音

自然力

大自然、即ち吾々が呼吸し棲息してゐる処の此世界の構成に就て、私の研究によれば、先づ大別して三つの原素、即ち曩に述べた如く火水土である。そうして現在科学及び人間の五感によって知り得たものとしては、電磁気、空気、物質元素等である。然るに私がいは...
天国の福音

本療法の原理

本療法の原理を説くに当って、先づ私が之に着眼した動機を言はう。抑々人間なるものは如何にして造られたかといふ事である。宗教によれば造物主の創作といひ、科学ではダーウィンの進化論が唱へる、アミーバが蜥蜴(トカゲ)となり大蜥蜴(トカゲ)となり...
天国の福音

治療に就ての注意

治療に就ての個々の注意を挙げてみるが、人間を霊と体に区別する時、背部は霊にして腹部は体に相応するのである。従而霊主体従の法則により、凡ゆる病患は背部が重要であり、背部の治療をよく行はなければ真の効果はないのである。即ち背部の毒素が溶解しただ...