色眼鏡

 此患者の経過を見ると、医学の誤りが洵によく現はれてゐる。原因は十七才の時トゲを刺したので、治そうとして漢方薬を服用した処、その固結が数十年を経て浄化作用が起ったので、四人の医師にかかり様々の療法を受けたが、漸次悪化し二進も三進もゆかなくなり、職業まで放棄せざるを得なくなった時、幸ひ浄霊によって救はれたのである。


 之によっても分る通り、薬が病気を作り、医療が悪化させる事実が、洵にハッキリしてゐる。処が不思議といはうか、医師は常にそれを見ながら気が付かない、というのは、科学の黒眼鏡を掛けてゐるからである。故に結果に於て医の仁術が不幸な人を作りつつある訳で、而も政府はそれを奨励してゐるのであるから、全く暗の世の中である。


気管支喘息を御救い戴いて

(本文省略)

(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)