精神病も此通り治る

 近来日本もアメリカも、精神病患者激増で弱ってゐるとの事だ。特に日本など病院が足りないと悲鳴を上げてゐる。そんな訳で医学は、精神病は治らないものと決めてゐるが、我浄霊によれば十人の内九人迄は必ず治る。といふのは此病原は体的ではなく、霊的であるからである。それなら宗教でさへあれば治るかというとそうもゆかない。というのは、本当に治す力ある宗教は殆んどないからである。処が左の報告の如く、浄霊で容易に全快したので、此事実は世界肇って以来まだ例はないであろう。


 とはいうものの、之を知らない人が多い今日、実に情ないと思うが、之に就いては此栄光紙を数年前から厚生省へも毎号数部宛配布してゐるに拘はらず、今日迄何等反響のないのをみると、全く不可解である。此浄霊効果は医学とは桁外れである事は分る筈だが、右の如しとすれば全く医学迷信の為である事は否めない。之にみても私の理想である病なき日本とするには、前途尚遼遠と思うが、それは人間の見方であって、万能の神は意想外な手を打ち、一挙に分らせる時の来るのも左程遠くはないと思う。


手のつけられぬ妻の精神病をお救ひ戴く

(本文省略)

(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)