此患者の一家は、結核で三人も死亡し、四人目の三男が又結核に罹った処、全治したのであるから、若し此患者も浄霊を知らず、医療のみで治さうとしたら、命のなかった事は勿論である。今日此様な不幸な家庭は至る処にあり、悲惨な世の中である。故に若し此浄霊医術が現はれないとしたら、人類の病気は何時になったら解決出来るか、先づ見込はあるまい。或は人類滅亡の危機となるやも計り知れないと思う。 それを未然に防ぐ本教こそ、世界救世教の名に愧じまい。之に就いて言いたい事は、神が造った人間の生命を、同じレベルである人間が救ひ得る筈はないではないか。としたら人間以上の力即ち神の力でなくては治らないのが当然である。斯んな簡単な理屈さへ分らない処に、現代文明の過誤があるので、それというのも本教の如き偉大な救いが現はれなかったからである。
吾子の結核救われ数々の御守護を頂く
(本文省略)
(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)