手術の無力

 今日医学では手術を以て唯一の療法としてゐるが、私からみれば飛んでもない野蛮行為で、先づ頭に文化の二字を付けて文化的野蛮というのが合っているであろう。此患者などは乳腺に出来た腫物を、三回の手術をして、四年間も悩み続けても治らず、医師から見離され絶望のドン底に陥ってゐたのが、僅か二十日間の浄霊によって自然に皮膚が破れ、多量の排膿があり、全治したのであるから、専門家が知ったら何と言うであろう。


 そのやうに如何なる腫物でも、手術をしない方が速かに確実に治る事は断言する。それは此患者にしても数年かかって治らなかったのは、医療が治らないやうにしたからで、その愚かさは話の外である。嗚呼全世界の医学者諸君よ、一日も早く之に目覚めん事である。


無稽無慙な医学より救はれて

(本文省略)

(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)