此患者は小学六年生の少女であるが、肺浸潤として医師から三ケ月入院、一ケ年静養と診断されたに対し、二十日の浄霊で治ったので、早速医師の診断を受けた処、全治との証明を受け、体重二貫目も増えたのであるから到底信じられない程の奇蹟である。此例にみても、小児結核など何等恐れる処はない事が分る。処が此記事を当局も医家も読んでも何等感じないであろう事は、例の如く宗教なるが故にというだけの理由である。
今日我国の最大悩みとされてゐる結核を、簡単に撲滅出来るとしたら、医療でも宗教でも、何でもいい確実に治る方法でさえ生まれたら、それで解決出来る訳である。処が斯んなハッキリした理屈も分らないとしたら、その人達の頭脳こそ、寧ろ結核よりも大問題であろう。斯ういふ人が国民保健の鍵を握ってゐる現在であるから、可哀想なのは一般国民である。
医者より一年三カ月掛かるといわれた肺浸潤、浄霊二週間にて治る
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(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)