此患者の報告を見ると、数人の医師に診て貰ひ乍ら、どの医師も原因不明というので、失望落胆困ってゐた処、浄霊で僅かの間に全快したので、余りの医学の幼稚さに呆れたというのである。然し吾々からみると、病原が分ってさへ治せない医学としたら当然である。それ程の病気でさへ浄霊で治るのだから、浄霊こそ真の医学でなくて何であろう。
茲で考えなければならない事は、医師は何十年も修業をした玄人であり、その玄人が治せない難病が、三日間の修業で出来たての素人で治るのであるから、全く現代の奇蹟処か世紀の大問題といへやう。
医学不明の病より医されて
(本文省略)
(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)