私が常に唱えてゐる如く、医療は一時的効果で、本当は病気を作るものである事は、此患者の経過を見てもよく分る。最初医療で治ったので安心してゐると、間もなく再発、前より悪いのみか、それ迄なかった筈の結核を知ったのである。というのは、出しぬけに医師から気胸をやると言はれ、偖てはと吃驚仰天、急に脅へ出したと共に、何故モット速く知らしてくれなかったかとの不満も加はり、病症悪化絶望状態に陥った経過は、読み乍ら目頭が熱くなる位である。
併し幸いにも浄霊を知って、僅かの間に起死回生的に快くなったばかりか、元の病気である骨盤カリエスまで治ったのであるから、之にみても医療の幼稚さと浄霊の素晴しさがよく分るであろう。
カリエス、結核より御救ひ頂いて
(本文省略)
(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)