結核も此通り全治する

 此患者の結核は世間普通にある症状で、医療も気胸その他決った方法で、特に取上る程の事もないが、只浄霊療法の治り方が、如何に正確であるかの例として載せたのである。というのは浄霊を始めてから、レントゲン写真を相当の間を置いて五回撮った処、曇りは一回毎に目に見えて減ってゆき、一年三ケ月にして、一点の曇りもない程完全に治ったのである。而も其間世間よく言はれている精神的信仰的分子など些かもない事で、而も科学的診査の確証であるから一点疑う処はない。


 恐らく今日の世界で、結核が之程完全に治る方法は絶対ない事は勿論で、若し之が医学界での出来事としたら、それこそ大変な騒ぎで、世界的大問題となるのは当然で、ノーベル賞も無論であろう。処がいつもいう通り、宗教なるが故に、之程の功績も発表の便宜すらなく葬られて了うのであるから、此文明の世の中に考へられない事である。それが為気の毒なのは、浄霊の恩恵に与かれない多数の病人である。


肺結核より救はれて

(本文省略)

(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)