此患者は異常盲腸炎であって、直ちに手術をしなければ命がないと言はれたに拘はらず、三回の浄霊で全快したのであるから、此事実を何と見るか訊きたいものである。斯んな簡単に治る浄霊医術があるのに、知らぬ為とは言ひ乍ら高い手術料を払って入院し、痛い思ひと相当の日数を費し、仕事も休まねばならないとしたら、寔に可哀想な話である。それでも順調にゆけばいいが、時には命に関はる事さへないとは言えないので、厄介な世の中である。
此事が何れは一般に知れ渡るに違ひないが、そうなったら大問題である。然しそうなってこそ世界は本当に救はれる訳である。
手術宣告の盲腸炎癒ゆ
(本文省略)
(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)