医学が如何に恐ろしいものであるかは、読むに従ひ段々判るであろうが、何しろ私は次から次へ来る報告を見る毎に、寸評をかかざるを得ないのである。左記の婦人は出産に際し、帝王切開手術をされた結果、夜尿症となり、それを治す為子宮や卵巣までも剔出しても治らず、十九年間苦しみ通しで来たものが、一回の浄霊でピタリと治ったのであるから、実に奇蹟中の奇蹟である。之を医師が読んだなら何と思うであらうか。恐らく言葉はあるまい。此婦人こそ誤れる医療の犠牲者となっていた訳である。言う迄もなく姙娠は自然であるから、自然にしておけば無事に出産するに決ってゐる。造物主はそう造られたのである。それだのに手術によらねば生めないというのは、勿論薬毒の為であり、その上夜尿症となり、それを又治そうとして、婦人として最も貴重な子宮や卵巣まで除去されたのである。それでも治らず信仰に縋ったが、ヤハリ駄目で本教へ来たのであるが、此悲惨なる経路は、到底涙なくては読めない程である。而も此種の人は数限りなくある今日、若し我救世教が出現しなかったなら、此地獄の世の中はいつまで続くか判らないであろう。
帝王切開により夜尿症になった私一回の御浄霊にて治る
(本文省略)
(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)