日本の誇り

 此患者は生まれつき足が悪く、六才の時から四十七才の今日迄、四十一年間松葉杖を離せなかった処、一昨年入信、一年有余にして杖なしで歩けるやうになったので、その喜びは一通りではなく、読んでゐて目頭が熱くなる位である。


 之程の治病奇蹟は、歴史上未だ嘗てないのは勿論だが、此偉大なる医しの業こそ、日本の一大誇りとして世界に発表すべきが国家としての責任であろう。


不具の私にも光明を見出す

(本文省略)

(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)