医学迷信から目醒めた例

 此患者は医学迷信から目醒めた幸福な人であるが、残念乍らお医者さんの方が目醒めないので困ったものである。それは最初感冒とされ、二十日間位で治るといはれたのが、治らない処か、益々悪くなるので愬へた処、今度は肺門淋巴腺とされ、軽いから二ケ月もすれば治ると曰はれたのが、之も悪化の一方なので、今度は他の医師に診て貰った処、湿性肋膜炎と曰はれ三ケ所も針を刺しても水が除れず、見込違いが分り、その後入院し一旦は治ったやうにみえたが、それも束の間、今度は再発前よりも重症となり、注射や民間療法等行れば行る程悪化するばかりであった。私が常に言ってゐる如く、医療は一時的で、必ず再発するという説を裏書してゐるのである。 処が、之程の苦しみに喘いでも、浄霊を嫌って受けないのであるから、如何に科学迷信が根強いかが分る。それ程の重症も浄霊を受けるや、いとも簡単に全治し救はれたのである。


御利益報告

(本文省略)

(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)