1) 疥癬及び皮膚病
近来、新しく流行し始めた病気に疥癬及び主に掌の表裏、脚部上方より下方、足の甲、指等に、小は丸薬位より、大は大豆位のやや隆起せる白膿色粒が点々又は無数に出来、その一つ一つが痛むという症状がある。その痛みも軽重の差あり、悪性は激痛堪えがたく、患者は懊悩呻吟するのである。そうして疥癬は赤色の小粒が全身的に無数に現れ、掻痒苦甚だしく、為に睡眠不能に陥る者さへある。(中略)以上二種の病気に対し、その原因を説くが、これは頗る意外とするところに病原がある。それは二者共その病原が頭脳にあることである。(中略)頭脳にある固結毒素の浄化で、それが溶解流下し、掌の表裏又は手指の皮膚を破って排出せんとする。(中略)この症状の毒素は三種に分けられる。即ち疥癬である赤色小粒は大体陰化然毒であり、それに蕁麻疹的薬毒の混合を見ることもある。豆状白膿色粒は洋薬毒の為激痛である。今一種は軽痛又は無痛で、特に壊疽状を呈し、皮膚は一面暗黒色となり、周囲に軽度の浮腫を見るが、この毒素は私の考察によれば癩毒と判断せられる。彼の癩症と酷似せるからである。真症癩病は癩毒多有によるからであるが、これは小量保有者で局部的なる為、看過競られるという訳で、此例として、彼の霜焼けも私はそれであると惟うのである。
(天国の福音 「頭脳の重要性」)
浄霊の急所
右何れの症状も手首、手指等に対しては頭脳を主とし、淋巴腺部を次とし、腕、患部という順序に行い、足、足首、指等は鼠蹊部のグリグリ、腹部下端、腰骨部という順序でよいが、必ずその部には発熱と痛みがあり、明瞭に判るのである。
(天国の福音 「頭脳の重要性」)
2) 脚 気
脚気も日本人特有の病気で、原因は医学で唱うる如く、白米中毒である事は間違いない。故に療法としては糠を、食後茶を飲む時、普通匙に一杯位服用すれば、大抵は一週間位にて全治する。又副食物を多く摂る事も効果がある。昔から脚気は坊ちゃんやお嬢さんにはないが、小僧や下女に多いという事実が証拠立てている。然し乍ら注意すべき事は、医診に於る脚気はその殆どが誤診である。それは医診は脚部の麻痺又は歩行に支障ある時、すべて脚気と断定する事である。然るに真症脚気の特徴としては膝下前面内側、俗に向かう脛の反対側と掌の拇指の付根及び下唇の三個所の麻痺である事を知っておくべきである。誤診に因る疑似脚気は、原因は腎臓の余剰尿及び注射の薬毒等である。本施術によれば真症脚気は二三回、疑似脚気も数回にて全治するのである。
(天国の福音 「脚気とバセドー氏病」)
浄霊の急所
薬毒は最初、腎臓に集まって、腎臓が薬毒を処理する所です。ところが僅かしか出ないで、それが肩に行って固まるのです。それが肩にいって固まる時とそれが腰にいって固まる時があります。それはその人の職業によるので、手を使ったり根をつめたりすると肩に固まるのです。それから農業をする人は非常に腰を屈折したり、坐る仕事でも腰に力に入れる人は腰に集まります。そうして腰に集まったものが少しずつ溶けて足に流れてゆき、そこで足が悪くなるというわけです。脚気というのはそういう訳です。
(浄霊法講座2 p33~34)
3) 神経痛
単に神経痛といっても色々あるが、それは勿論場所によるのである。然し普通は手や足や肋間等でリョウマチスを併発する場合も多く、要するに此病気は、外部的神経が痛むだけで、内臓は何ともないのである。只特種のものとしては骨髄炎の痛みで、之は薬毒が骨に個着しそれの浄化である。又肋間神経痛というものも此名称は少々的外れである。というのは医学でいう肋間神経痛は、本当は肋骨神経痛である。何故なれば原因は肋骨に薬毒が固着し、それが浄化によって溶け始め、痰となって肺に進入しようとする場合、神経を刺激し痛むのである。此病気は激しく発る場合非常に痛み、呼吸すら困難になる事がある。然し之は又非常に治りいいものである。又神経痛の中には、淋病が原因で発る事もある。之は大抵腕の関節に多いが、割合順調に治るものである。そうして一般の神経痛は注射等の薬毒が原因で、痛みを我慢して自然にしておけば必ず治るものであるが、そうすれば毒素は漸次一ケ所に集溜し、紅く腫れて自然に穴が開き、そこから排膿して治るものである。茲で医学でも気が付かないものに、パピナール注射の中毒がある。全身的に皮膚が痛む症状で、之も自然にして置けば簡単に治るのであるが、医学は反って種々の注射などするから反って治り難くなるのである。
(文明の創造 「神経痛とリュウマチ」)
浄霊の急所
肋間神経痛
肋骨の痛い所(上記に同じ)
その他の神経痛
痛む個所(上記に同じ)
4) リュウマチ
リョウマチスであるが、之は人も知る如く、手、足、指等の関節が赤く腫れ上がり、非常に痛むもので、原因は勿論薬毒が関節へ集溜し、腫物となって排泄されようとする。その痛みで患者は堪え難く、悲鳴をあげる位である。処が医療は患部を絶対動かぬよう固める手段をとるので、固まってしまえば痛みはなくなるが、その代わり関節は動かなく、棒のようになって了い一種の不具者となり、一生涯跛行となるのであるから、恐ろしい病気の一種である。此点などにみても、医学は病気を治すのではなく、苦痛だけを治して不具者にする訳である。処が我浄霊法によれば、いとも簡単に短時日で全治させ得るのであるが、困る事には氷冷、湿布薬、注射等をした物はそれだけ長くかかるので、ツマリ散々金を費った揚句不具者とされるのだから、厄介な世の中である。従って最初から何等手当てもせず浄霊法のみ施せば、一週間以内に完全に治るのである。
(文明の創造 「神経痛とリョウマチ」)
浄霊の急所
手、足、指等の痛みのある関節(上記に同じ)
5) 夜尿症
急所は前頭部の中ですね。その次は頸の廻り、それから股-鼠蹊部ですね。-少し上の方ですね。つまり尿道括約筋ですね。そこに毒があって、押しているんで、短くなっている。そこが急所ですね。その次は腎臓です。その位で良いですね。之は、気長にやれば段々治りますね。
(御教え集8 p39)
浄霊の急所
前頭部の中、鼠蹊部、恥骨の周り、腎臓(上記に同じ)
6) 鼾(いびき)
つまり咽喉と鼻の間から───鼻の奥に未だ固まりがあるんです。そしてアデノイド───咽喉と鼻の間、そこが腫れて、口の方に洩れていく訳ですね。それが咽喉の声帯に息がいって、それが鼾になる。鼾と言うのは咽喉と鼻の間ですね。だから、そこを目掛けて浄霊すれば治ってしまう。段々治って来ます。蓄膿の奴が未だ残っているんです。
(浄霊法講座10 p84)
浄霊の急所
咽喉と鼻の間を浄霊する(上記に同じ)