1) 胃潰瘍
初め胃の具合が悪かった時、放っておけば直に治って了ったものを、何しろ医学迷信に陥っている現代人は、薬を服まないと治らない、放っておくと段々悪くなると心配し、一刻も早く医師に罹ったり、売薬などを用いたりする。そんな訳で全く薬によって重症胃病を作り上げて了う訳である。何と恐るべくして又愚な話ではないか。処がそれは斯うである。大体胃の薬というものは、勿論消化促進剤であり、消化剤は必ず重曹が土台となっている。衆知の如く重曹は物を柔らかくする力があるので、煮物などによく使われるが其理屈で常住消化薬を服むとすると、食物ばかりではない、胃壁をも段々柔らかにして了う。そうなった時偶々固形物などを食うと、ブヨブヨになった胃壁の粘膜に触れるから傷がつく、その傷から血液が漏れるのである。(中略)従って此病気は薬を廃めて気長にすれば、必ずと言いたい程治るもので、其方法は最初血液を少しでも診る内は流動食にし、見えなくなるに従い、漸次普通食にすればいいのである。
(文明の創造 胃病)
浄霊の急所
浄霊は背中ですよ。さっき言った通り、胃の後辺ですね。そこを主にする。次は腎臓ですね。浄霊はそれだけです。
(浄霊法講座5 p4~5)
大体裏に、何しろ固まりがありますよ。それから、着物の上からでも分かりますが、一番熱い所があるから、そこに毒がある。そこを浄霊すれば良い。見当違いしているんです。着物の上からでも、一番熱い所があるから、そこを浄霊すれば良い。
(浄霊法講座5 p24)
2) 胃アトニー
胃アトニー(胃酸過多症)という症状で、之は文字通り酸の多い病であるが、酸とは勿論薬の変化したものであるから、薬を廃めれば順調に治るのである。
(文明の創造 胃病)
3) 胃痛
次は胃痛で、此酷いのが胃痙攣である。之は激しい痛みで堪えられない程である。医療はモヒ性薬剤を用いるが、之は一時的麻痺によって、苦痛を抑えるだけであるから、日ならずして又発る。という訳で癖になり易いもので、此病の原因も勿論薬毒であるが、其経路をかいてみよう。先ず、薬を服むと一旦胃に入るや、曩に述べた如く、薬は処理されないので、胃に停滞する。人間は仰臥するから薬は胃を滲透して下降し背部に固まる。それが浄化によって溶け胃に還元するが、其時は最早毒素に変化しているから、胃はそれを外部へ排泄しようとする。其刺激が激痛であるから、胃痙攣の起こった場合、何もしないで一度我慢して、痛いのを通り越して了えば下痢となって毒素は出て了うので根本的に治るが、毒素が出切る迄には何回も発るが、之は致し方ない。然し其次発った時は、必ず前より軽く済み、次は又軽くなり逐に全治するのである。
(文明の創造 胃痛)浄霊の急所
それから消化不良とか胃下垂とか胃痙攣とかにも非常に効果があります。だから上半身の病気は肩を柔らかくするという事が一番よいという事を知って、肩を中心にやるとよいです。
(浄霊法講座2 p25)
左右の肩甲骨と背柱の中間の土手の様にふくれている所。
(教修要綱 病気症状の解剖 p14)
胃下垂というのは、薬の飲み過ぎなんですからね。何時も言う通り、薬を飲み過ぎて、薬が垂れて来るんですからね。こんなものは何でもないですよ。それから、こういう人はお茶漬を食べると良いんですよ。お香こをきざんで、それでお茶漬けする。鮭でお茶漬けですね。そういうふうなものが割りに良いですよ。つまり胃下垂というのは、消化の良い物とか、良く噛んだりすると駄目なんですから、胃の悪い人は、お茶漬けを食うんですね。それだけで治ります。胃下垂なんかは、お茶漬けで百発百中です。
(浄霊法講座5 p6~7)
4) 胃癌
次に胃癌であるが、之には擬似と真症とあるが、実際上擬似の方がズット多いものである。そうして真症の胃癌は霊的であり、宗教的になるから、茲では擬似胃癌のみに就いて説明するが、勿論之は薬毒が原因で、前述の如く一旦背部に固結し、胃に還元した際、医療は排泄を止める結果再固結する。之は普通の固結よりも悪性である。何故なれば毒素に変化したものが、再び固まるからで、之が即ち癌である。然し之は薬の性質にもよるので、どの薬もそうであるとは言えない。之も放任しておいても長くは掛かるが、必ず治るものである。
(文明の創造 胃痛)
浄霊の急所
これは薬毒癌である。この人は肩に固まりがあるから肩を専一に浄霊し、柔らかになるに従って治ってゆく。
(浄霊法講座5 p41)
胃部を圧して痛い塊のあるのは癌の印と思えばよい。普通心窩部から臍部迄の中央線が主で、次にその両側である。その部を背面から浄霊する。
(教修要綱 病気症状の解剖 p15)