o耳の病気は延髄が多いですよ。耳だから、耳筋が原因だろうと思うが、そうでなく延髄です。
【中耳炎】
o此病は、淋巴腺耳下腺附近に滞溜した水膿が、浄化作用に由って耳から排泄されよふとする痛みの為であります。故に痛みは膿の排除の為の穿孔作用であり、熱は其膿の溶解作用であります。
oそれから中耳炎が発病して膿が盛んに中耳へ向かって流動してゐる時氷冷をすると、膿は中耳へ進めなくなり、方向転換して小脳へ浸入する。之が脳膜炎であります。ですから中耳炎をやってる内に脳膜炎を起すのは、全く前述の訳であります。
〔浄霊箇所〕
淋巴腺、耳下腺附近、肩、腎臓
【耳鳴り】
o之も多い症状であるが、医学ではどうする事も出来ない。
o併し別段命に関はる程の病気ではないから、大抵放って置くが、割合辛いものである。o此原因もヤハリ延髄部の固結で、之が不断の微弱な浄化によって、溶ける其音が耳に響くのであるから、之も其部の固結を溶解すれば液体となって、毒素は嚔によるか又は自然に鼻汁となって出て快くなるのである。稀には耳下腺附近に固結が出来、其浄化の為もある。
〔浄霊箇所〕
耳下腺、内耳近接部、延髄部、肩、腎臓
【扁桃腺炎-扁桃炎】
o扁桃腺附近の毒素が、日を重ねるに従ひ、扁桃腺に固結し高熱によって溶解、粘膜を破って排泄されるといふ極く簡単な浄化作用である。
o世間よく扁桃腺炎を根治する目的で、扁桃腺を除去する事が、常識のやうになってゐるが、最近の学説によれば、扁桃腺は貴重なもので、除去しない方が可いとされて来たといふ事である。全く除去した結果は他に悪影響を及ぼす事が分ったからで、実に喜ばしい限りで、私が長年唱へてきた説が、漸く認められるやうになったもので、満足に堪へないのである。
oそこで扁桃腺といふ機能の意味から扁桃腺炎の原因に就いてかいてみるが、人間は誰しも上半身の毒素は、頸部淋巴腺に最も集中し易いので、そこに毒素の溜結が出来るので、大なり小なりこの溜結のない人は殆んどないといってよかろう。
oすると此溜結毒素は出口を求めやうとし、少しづつ溶解し、一旦固まる。処が扁桃腺であるから、或程度固まるや、高熱が出て溶解し、自然に穴が穿いて、毒素は排除されるのであるから、扁桃腺なるものは実に上半身毒素の掃け口とも云っていいもので、若し扁桃腺がなくなったとしたら、毒素は、止むなく他の部に溜結する事となる。
o之が脳神経衰弱や中耳炎、歯痛、鼻の病気等の原因となるのであるから、結局小の虫を殺して、大の虫を助けるといふ結果になる。
o何よりも扁桃腺除去後数年間は、風邪など引かないので効果があったやうに思はれるが、何ぞ知らん年月が経つに従って色々な病気が発るのである。
〔浄霊個所〕
頸部淋巴腺附近、扁桃腺部、肩、腎臓