〔眼病〕

o元来人間は上部即ち頭部、頸部、肩部附近に滞溜する毒素は主に後部でありますが、絶えず鼻耳口などから排泄されよふとしてゐる。それは後方には穴がないから、孔のある前の方へ流動するのであります。
oそれの表れとして、眼を使ふ時は眼へ毒素が集溜され眼病になるのでありますが、実は其際の眼は、毒素排泄の役目を遂行せんと一時自分の家へ集溜さした様なものでありますから、時日の経過によって目脂等で排泄され浄化されるのであります。

【近視】
o萎縮腎の為、頭部に向って進行する毒素は、延髄附近にも固結するので、眼球に送血する血管が圧迫され、眼は貧血を発す事になる。つまり眼の栄養不足で、其為視力が弱り、遠方迄見得る力が足りない。之が近視眼の原因である。
〔浄霊箇所〕
後頭部、延髄附近、肩、肩胛骨と脊柱の間、腎臓

【遠視】
o老齢等の為、眼自体の衰弱である。
oまた若くして遠視になる人もあるが、これは老人の死霊が憑った場合である。
〔浄霊箇所〕
頭部、肩、腎臓

【乱視】
o乱視も(近視と)同様の原因であるが、只乱視の方は、浄化の為人により固結状態が絶えず動揺し、血管を不規則に圧迫する為、視力も動揺するからである。
o乱視は、光線と物体映写の刺戟に眼の方が負けるのであります。よく乱視の人は日向を見るとまぶしがるのは、光線の刺戟に堪える力が乏しいからであります。藪睨みなどは此類であります。
〔浄霊箇所〕
後頭部、延髄、肩、腎臓

【底翳】
o底翳には白底翳(白内障)、青底翳(緑内障)黒底翳(黒内障)があって、黒底翳が最も悪性とされてゐる。即ち白底翳は白色の膿であり、青底翳は青色の膿で、黒底翳は毒血である。
o白底翳が一番治りがいいといふのは、白い膿が一番弱性だからで、青いのはそれより悪性なもので、毒血は之以上の悪性であるからであります。
o眼底に毒素が溜結し、視神経を遮断するから見へないのである。
o眼に就て知っておかねばならぬ事がある。それは眼球充血の場合紅色を呈するが、之は血液ではなく膿であって、眼に限り白色の膿が眼球に集溜する場合紅色を呈するが、膿排泄に従ひ紅色は消滅するのである。
〔浄霊箇所〕
後頭部、延髄部、前頭部から眼部、上眼部(眉毛の周辺)、肩、腎臓

【トラホーム】
o眼病で一番軽いのはトラホームであります。之は瞼の裏へブツブツが出来る。之は主に上瞼に多く下瞼はすくないのであります。
oそれによく似たので、濾胞性結膜炎といふのがある。之はトラホームの反対で下瞼に多く粒も細い。
o上瞼を一寸上へ上げただけで真赤になってゐるから判ります。
o悪化して来ると眼がゴロゴロします。もっと酷くなると、強い痛みで夜も眠られない程になります。そうして眼の水晶体を擦るので磨硝子の如になり、段々見えなくなるのであります。
o原因は、涙に毒素があって粘膜を刺戟し、一種の発疹をするのであります。
o頭脳の毒素が眼瞼の裏の粘膜から排泄されやうとし、発疹となって排膿される。
〔浄霊箇所〕
眼部及びその周辺、後頭部、後頸部、肩、腎臓

【結膜炎】
o眼瞼緑炎または血眼などと称し、眼球が非常に紅潮を呈し、目脂、涙等が溢れ出るのであって、原因は前頭部に滞溜する毒素が浄化作用によって、眼球部から排除されようとするのである。
〔浄霊箇所〕
延髄附近と前額部(眉毛の辺)肩、腎臓