八、顔の自然美と一挙三得

 それから近頃は信者の女の人でだんだん化粧しなくなって来ました。オシロイとかクリームをつけない人が増えて来ました。今にみんながそうなるでしょうが、これを半年とか一年とやっていると非常にきれいになります。化粧代はいらなくなるし、大体こんな事(化粧の手間)をする必要はありません。それで人に招ばれた時など、ちょっと便所とかに行ってこうやりますが、あれは一つの不正直な行為です。一つの欺瞞行為です。より美しくみせようというのは悪いという事ではないが、しかし実価以上のものに見せようというので、善意の欺瞞です。罪にならない犯罪です。浄霊やっていると、化粧を止めて当分は真黒に見えますが<私もこの間見てびっくりした人がありますが、これはオシロイを止めたせいだと思いましたが、それは覚悟しなければなりません>その代わりそれを過ぎると実にきれいになります。それも気持のよいきれいさです。それに始終浄化して血がきれいになりますから、きれいな血が皮膚から透けて見えるのですから実に感じのよいきれいさです。だから本当は今の世の中に美人というのはいません。それから形も違うようです。やっぱり性格において、女らしいやさしさというのが無くなってます。何んでも彼んでも理窟をつけて、男女同権とか言って威張るのですが、高慢な者が出てます。というのは、明治、大正時代の女の写真を見ると美しいです。ところが今の女の写真は美しくありません。ブツブツが出たり皮膚が荒れたりで、化粧しなければ見られたものではありません。化粧しないのを側で見たら、美ではなく醜です。だからつまり自然の美、天然の美というものをだんだん失ったわけです。ですからこれを再び自然の美に復活するという事が必要なわけです。それからもう一つは、今のクリームなどはいろんな薬剤を使いますが、それがだんだん強くなってます。この間新聞に出てましたが、アメリカの婦人は顔の皮膚が荒れて困っているという事が書いてありましたが、アメリカは余計強い薬を入れるからに違いないと思いました。そういうようですから、信者の女の人はそういったような事をよく知っていればつけるのも少なくなるからよいですが、ずっと少なくして或時期に行ったら断然止めて、自然の美人になった方がよいと思います。時間と金の非常な経済になって夫の愛も増えるというわけですから、一挙三得というわけです。(七月二十五日)